2006年2月 1日 (水)

どうして「遊び」が必要なの?

キヌガワです。

「即興を遊ぼう会」の2006年に向けて、
「遊び」について考えてみました。

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どうして「遊び」が必要なの?

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「遊び」は、子どもにとって大事なものだと言われています。
「遊び」は子どもたちの成長に、不可欠であると言われています。

なぜでしょうか?

そもそも。なぜ、子どもたちは「遊ぶ」のでしょか?

最近では、大人にも「遊び」が必要だと言われています。

なぜでしょうか?

必要ならば。「どんな遊び」が必要なのでしょうか?

「即興を遊ぼう会」では、さらに人に必要な「遊び」ができるように、「遊び」について調べてみました。まず人々が、「遊び」をどのようにとらえていたのか。その理論の歴史から、「遊び」の意義を見つけていきたいと思います。

古典理論としては、5つの理論がありました。

1. 遊びは、子どもが生活で余っているエネルギーのはけ口である。(余剰エネルギー説)

2. 子どもには、もともと「遊ぶ」本能があるのだ。(本能説)

3. 「ままごと」などの行動、仲間と行動するなど、将来大人になったときの準備・練習をしているのだ。(生活準備説)

4. 「木登り」など、原始時代からの行動を繰り返しているのだ。(系統発生反復説)

5. 発散することで、元気を回復させるためである。(レクリエーション説)

そして近代になって、「遊び」理論は、以下の5つへと変わっていきます。

1. 人々(子ども)が自分の生活や労働に満足していないから行うのだ。(般化説・代償説)

2. 遊びによって、日ごろの心理的ストレスを浄化し、カタルシスをもたらすことができるから。(浄化説)

3. 子どもは遊びを通して、緊張、不安、攻撃性、恐怖などの感情に立ち向かい、それを統制できるようになるから。(精神分析説・フロイト)

4. 子どもは遊びを通して、自分が理解したこと、できるようになったことを遊びの中でためしている。知的発達における同化をしているのだ。(認知発達説・ピアジェ)

5. 遊びは自発的な社会的学習のための練習である。(学習=社会化説・サットンスミス)

そして現代では、このような理論があります。

1. 高等哺乳動物は、退屈な状況を避け、常に覚醒している状態を保とうとする。これを(刺激―追求行動)という。遊びは、この状態と同じく、最適の覚醒レベルを維持するためである。(覚せいー追求説)

2. 人間は、賞罰の動機付けではなく、自分で行動したときに効力感、達成感、成就感、成功感を得ることができる。そして、向上心、挑戦意欲が沸いてくる。遊びは、この感動を求めるからである。(能力―効果説)

さて、この「遊び」理論から学べることはなんでしょうか?

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「遊び」理論から学べること

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その理論が正しいか・正しくないかという議論は専門家に任せるとして、
わたしたちが考えられることは、このようないろいろな理由が考えられるほど、
「遊び」は人間にとって必要なものなのだということです。

これを大人が理解することは「遊び」自体の質が高まっていく可能性だと思います。

言い換えれば、「遊びの大事さを知らない大人が多すぎ!」ということもいえます。(苦笑)

特徴として、「遊び」は、子どもの「現在」にとっても、「将来」にとっても、意味のあるものです。

さてちなみに。

現代の子どもの「遊び」には、「サンマ」が欠けているといわれています。

「サンマ?」

いえいえ。

魚のサンマじゃなく、三つの「間」のことです。

1. 自由な遊びの「時間」
2. 群がって遊ぶ「仲間」
3. 自由な遊びの「空間」

(これを三間(サンマ)の欠如といいます)。

子どもの「遊び」が現在と未来を担っているとしたら、サンマの欠如は、将来にもつながる深刻な問題です。

そしてこの「遊びの理論」は、現代的になるにつれて、子どもを含めた人間すべてにとって、「遊び」が大事であること。
それは「生きるエネルギー」に非常に関係があるのだということが分かります。

つまり遊びの理論」は、すべての大人にも共通することなのです。

自分が、最適の覚醒レベルを維持するために。
自分で行動したときに効力感、達成感、成就感、成功感を得て、向上心、挑戦意欲が沸いてくる。この感覚を味わうために。

さて。
まとめとして、わたしたち「即興を遊ぼう会」は、それぞれの参加者のみなさんが

  • 最適な覚醒レベル(イキイキ・ワクワク)でいられるように
  • 効力感、達成感、成就感、成功感を得てもらえるように
  • 人生への向上心・挑戦意欲を沸き立たせてもらえるように

この3つを掲げて、2006年は「即興を遊ぼう会」を企画していきたいと思います。

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「即興を遊ぼう会」SOSO監督:絹川友梨

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(参考文献)
エリス、M.J. 「人間はなぜ遊ぶか」 黎明書房、1980
ミラー、S. 「遊びの心理学―子どもの遊びと発達」 家政教育社 1980
カイヨワ、R. 「遊びと人間」 講談社、 1973
荻須隆雄 「現代児童学」 玉川大学出版部 1998

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