2008/07/07

オーカス・プロジェクト

日本に帰る日本チームにあわただしく別れを告げて、10時に劇場前で待ち合わせて、ランディの車に乗って、オーカス島。ここで世界から集まったインプロバイザーたちで稽古して、新しい作品を創るのが目的

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今回で3回目(3年目)となるこのプロジェクトに参加するメンバーは、ランディ(アメリカ)、ペアー(スゥエーデン)、トム(アメリカ)、トレキシー(オーストリア)、ラマ(オーストラリア)、ゆり(日本)、ヤン(ベルギー)、ジル(アメリカ)、ジョー(アメリカ)。

ホントウならばイタリアのアントニオ、オランダからハンクが参加する予定でしたが、もろもろ事情があって不参加。

1時間30分ドライブ。そしてフェリーで1時間。瀬戸内海にちょっと似ているインランドシー。ここは「ほとんどカナダ」という位置で、風景もカナダを思わせる感じ。背の高い三角な木々とか、広い高原とか。到着したのはランディの別荘。

大きな窓から、海が180度一望できるコテージ。

みんなで料理をして(パスタ+サラダ)、食べて、飲んで、話して。

メインシェフ:ヤン、アシスタント:トレキシー。サラダ係り:ユリ。

わたしはワインを飲みすぎて、(疲れてもいたし)、すぐにダウン。

でも、大学院の勉強(台本を書くこと)があったので、7時におきて台本書き。ソファーに座って書いていると、目の前には広大は海が広がる。よく見ると、茶色い何かが海を泳いでいる。それはすぐに海中にしずんでしまうのだけれど、ときどきふっと現れる.あれがうわさのオットセイ?

この辺りには、オットセイやら鹿やらがぞろぞろ住んでいるらしい。

台本書きに悶絶。そんなに簡単に書けるもんじゃないらしい。

早く書き上げてしまいたい気持ちと、ベットにもぐって眠りたい気持ちとの葛藤。

6月8日

稽古開始。

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稽古はオーカスの中心にある劇場、オーカス・センターの稽古場。

日本でいうなら森下スタジオみたいな感じ。設備はかなりしっかりしていて、大道具を作成する場所、お芝居用の衣裳部屋、楽屋など充実しまくり!

稽古はまず、オーカス・プロジェクトの全景について、ランディから説明が。

このプロジェクトは今、ベルリンで公演を計画しているということ。

また、このプロジェクトは国際的に活動していくということなどなど。

そしてこのプロジェクトのテーマについて

テーマは「After life」。これは日本映画の「ワンダフル・ライフ」がモチーフとなっています。

つまりこのプロジェクトでは「生」と「死」を扱うということ。

それぞれの国の習慣や神話などを話し合いました。

日本は独特なので、説明しがいがありますね~。。

だからこそ、わたしはもっと知らなくてはと思いました。これは今後の宿題。

それからお客さんへのインタビューについて。

どうインタビューすると効果的か。何が大事かを検討。

そしてお葬式のシーン。ランディが考えた手法によって。

これは死んだ人について、関係した人々がモノローグをしていくというスタイル。

いかにストーリー・テリングするかという問題。

みんなどんどんアイデアを出していく。みんなとても頭がいい。まずインテリである。

みんなの議論についていくのが大変。まず英語を理解してから、内容について考えるから、どうしても一歩、二歩、反応が遅れてしまう。ぐふぅ~。。。

「理想的な死へのビジョンは何か?」

マジック・スキルを考えてくること。これが宿題。

稽古が終わると、近くの図書館でメール・チェック。ここでしかインターネットが使えないので。

(ここでは携帯電話通話もままならないのです。。)

その後、ランディの車で別荘へ。夕飯はみんなでクッキング。

夕食は昨日のスパゲティ。(作りすぎ~!)+サラダ+チキン。

メインシェフ:トレキシー、アシスタント;ラマ、サラダ係り:ユリ

明け方まで飲む。

6月10日

早朝に起きて、原稿書き。

男性陣のいびき高らか。

スゥエーデンの作家「ラーシ・リーアン」についての話から稽古開始。

「天国をクリエートする」こと。

宿題の「理想的な死へのビジョンは何か?」を発表し、それに対しての「マジック・スキル」を皆で考えた。ディバイジングですね。

インタビュー。つっこんで。

Img_0371 ランディの新しい手法をトライ。

「死んだら、なにを恋しがるか?」ということについて。

アクティヴィティをする人と死んだ人とのコラボレーション。

ヤン:ガーデニング

トム:キャンプ・ファイアー

ユリ:生春巻きを作る

ラマ:ネコと遊ぶ

トレキシー:寝る前に、娘と一緒にいるひととき

ペア:友だちに料理をつくる

ジル:キャンプ・ファイアー

あまりに美しいシーンが展開されて、なきそうになった。

人間が人生を謳歌している姿は美しい。

「日本人のどれだけの人が、このような美しいアクティビティを体験しているだろうか?」。

そんなことも思った。人生を楽しんで欲しい。

サイレントシーン。

死神たちのパーティ。

あまりに面白くて、おしっこちびりそうになった。

6月11日

トレキシーに刺激されて、朝の森をジョギング。

ものすごく気持ちがいい。

稽古。

モノローグについての考察。インボケーションをたっぷり。

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演劇論。アドラーについて、メリルホリドについて、スタニスラフスキーについて、マイケル・チェーコフについて。

ストーリーについて。

ホントウに会った「死」についての話について。

ラマから「ハチ公」の話が出た。彼女は最近、日本に遊びにきたばかりなので。

ジル+ジョーがタコスを。

メインシェフ;ジョー、アシスタント;ジル

6月12日

写真撮影。

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「休日」というテーマでシーン。

「自分のお葬式で、誰かがするであろうスピーチ」をモノローグで。

「どうして天国に行きたいか」をモノローグで。

それぞれの国のお葬式についてのディスカッション

昼間、道を鹿の親子が歩いているのを目撃。

感激してついていくが、軽々と逃げられた。

夕食:オントレーでキヌガワの生春巻きづくり。みんなに生春巻きの作りかたを伝授。

6月13日

死神(ペア)とのシーン。

あまりに面白く、そして深い。シーンの中で、本当に泣いてしまった。。。

夕方「ペット・ショー」に出演するので、そのためのリハ。

現地の人が「ペット」についての詩を読んで、それについて「なにか」をするのが私達の使命。

詩を読む人をたてて、それをじゃましないようにするにはどうしたらいいか考える。

リハをして、構成を決める。わたしは疲れぎみ。

本番。2部構成で。

地元のおばちゃんたちが自慢げに「ペット」の詩を読む。

正直言って、あまり面白くない。それに比べて、みんなのシーンはすごい!

なにせ全員がいいインプロプレーヤー。シーンは創れるし、サポートするし。

これビデオにとってあるといいなぁ~。

一方、キヌガワは1部はまったく乗れなかった。

地元の人の英語が理解できていないので、どう貢献していいか分からない気持ち。

他のプレーヤーが、わたしを舞台に連れ出そうとするけれど、ことごとくNO!

第二部。一回だけ自分からシーンを始めた。ペットを極愛する主人の話。

まあまあ。

全体的にはすごくいいショーになって、みんな大喜びだった。

地元のバーへ。ビリヤード。

6月14日

べリングハムに移動。

久々にホテル宿泊。近くの古着屋さん(巨大!)に皆で行く。

ものすごくセクシーな下着(衣装用)と、ものすごく派手なパンツを買う。アメリカらしかったから。

夕方:ショー。

べリングハムのインプロバイザーたちと合流。

去年、シアトル・フェスでいっしょだったビリーと再会。うれしいなぁ~!

構成

1)2人シーンからスタート、人が増えるたびにシーンが変わり、全員が入ったら、次のシーンから人が抜けていく。

2)死神シーン

3)「なぜ天国に行きたいか」モノローグ

4)お客さんにインタビューをして「アフターライフ」を創作する。

5)ロングフォーム。

いくつかランディと面白いシーンをやった。

ペアとは強烈はキスありのシーン。これは久々ヒット。いいシーンだった、クレイジーで。

べリングハムのホテルに宿泊。

6月15日

べリングハムからシアトルへ。

「マーケット」シアターでは54時間インプロマラソンが行なわれている。

プレーヤーのダンが、54時間ぶっ通してインプロをしているのだ。それ以外のプレーヤーはそのサポートで次々とショーを展開している。

わたし達「オーカス・プロジェクト」のチームも参加。

ダンと一緒にショーをする。

その後、飲んで、インプロマラソンの最後のシーンに参加。

わたしはめっちゃ酔っ払っていたので、あんまりよく覚えていないけれど、大勢の人が舞台にいて、最後にダンだけが生き残った。みたいなシーンだったように思う。

明日から「シアトル・フェス」

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2008/07/04

さんちょのシアトル突撃レポート2008

「レポート・イン・シアトル」

ランディの講義も徐々に深いところへと突き進んで行きました!!
ストーリー作りや、表現を考える上でのとっても基本的な考え方。
新しいロングフォームのスタイルや、世界のインプロ状況の話…。
その中で、印象に残った言葉やシーンをいくつかピックアップ!!!

☆リーンコーポレイション☆

シーンでは、外から持ってくるのではなく、そこに存在する要素を「発見」する事!!
エコノミカルに、アイデアの質を考えるよりも、無意識で出てきたオファーを「どう関係付ける」か!!!
シーンというのは「作る」のではなく、「発見する」ものなのです!!

印象的なシーンで、明石さんとまっすさんがやられた、「公園」というタイトルのシーンがありました。
何気ない仕草から始まったこのシーンは、とってもステキなものになりました。
ベンチから動かないで、最小限の台詞で、とても大きな感情が動くのが見えて、
「おおお!!こんなに少ない要素で最大限にシーンが作れるんだぁ!!」
と、ものすごい感動でした♪

☆お客さんはお話を「聴き」にくるのではなく「語り」に来る☆


お客さんは、劇場に入った瞬間から想像力を使う為の準備が出来ているのです。
だから、インプロヴァイザーは、お客さんがお話を「語る」為に、最低限の要素だけを提供する。
そうして、「隙間」作る事で、お客さんや、仲間のインプロヴァイザーが参加できるようになる。。
それを観て、みんな一人一人違う事を考えて、違うお話を頭の中で「語る」事になるのです。
僕らはそれを信じることができるはず。僕らは観客の専門家だから。

これについて印象的なエクササイズが一つ。
一人が舞台上で、とても単純な動きをします。例えば…
「三歩舞台に入って、振り向く。もう三歩歩いてお茶を入れて、振り向く。そして、舞台袖に戻る」
たったこれだけ。他に何もしなくていい。
これだけの動きで、それを見てる人は何を考えるのか?
本当に人それぞれで全然違うイメージを作るんですね!!


☆ショー☆

毎晩毎晩、マーケットシアターで行われているショーを観劇をさせてもらいましたが、
なんと!僕らもその舞台に上がってパフォーマンスをする機会にめぐり合えました。
全員で参加した日本人グループオンリーのロングフォームのショーや、
希望メンバーによる、日本VSアメリカのシアタースポーツ、日米混成チームのシアタースポーツ。

身体を使って、言葉…拙い英語や日本語…を使って、少しでも楽しんでもらえるように。
観ていても、やっていても、どれもとてもステキなショーになりました。

その中で面白かったことも☆
例えば、
一つの単純なシーンを、日本にある独特なスタイルの表現…歌舞伎や、現在流行ってる演劇のスタイル…を使ってやったのですが、
それが大ウケ。
デフォルメしすぎて実際のものから離れてしまったりもしたけど、「ありえねー!なんだこれー!」とお客さんも大爆笑でした。
観てる日本人グループも思わずっ笑ってました☆



沢山の暖かいメンバーに囲まれて、最高に刺激的で先進的な一週間でした♪

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2008/06/09

オーカス・プロジェクト開始。

オーカス・プロジェクト開始。

ランデイの車で2時間。フェリーにのって1時間。ほとんどカナダという場所に、オーカス島はあります。

Imgp0046 これから1週間、ランディの別荘に宿泊しながら、新しいフォーマットの創作活動を行ないます。

メンバーは、ランデイ@シアトル、トム@ポートランド、トレキシー@オーストリア、ラマ@オーストラリア、ジル@フィラデルフィア、ヤン@ベルギー、ペア@スゥエーデン、ゆり@日本。

ホントウならこのメンバーにアントニオ@イタリア、ハンク@アムステルダムが加わる予定でしたがギリギリになって参加できないことに。

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今日はとにかくオーカス島のランディの家にたどり着くのが目的。

ワークショップは明日からです。

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2008/06/07

帰国手配

Imgp0003 ほとんどの人が、明日のあさ帰国するのでその手配。

なにしろ人数が多いので、一度に送迎することができない。

UPのメンバーが何人もボランティアで車を出して、送迎してくれる。涙が出るほど、ありがたい。

わたしは明日、オーカス島へ移動。

いよいよオーカス・プロジェクトに合流する。

自分のことも不安だけれど、とにかく、日本のみんなが無事に帰国してくれることをココロから祈るばかり。

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ワークショップ7日目

6月7日(土)

朝、のんべと「全国インプロ交流大会」の打ち合わせ。

真弓にも合流して、意見を聞いてもらった。

ワークショップは1時から。

ホントウは劇場でやる予定のワークなのだけれど、劇場のつごうでロビーでやることに。それはそれで親密な感じで、いいなと思った。

ウォーミングアップはわたしが仕切ることに。

みんなが疲れていることが気になる。大丈夫か、みんな。。。

シーンでステイクスを上げることを、何度も練習する。

これは筋トレと同じようなもの。どんどんやれば、どんどん分かるようになるはず。

最後にみんなで一言づつ感想を。いろいろあったけれど、それぞれの人たちがそれぞれの学びを得てもらえていたならばそれが最高の幸せ。なんか感極まった。

夜はシアタースポーツ。出演する2チームに、2人づつが参加することに。

出演はまさこ+まゆみ VS 明石君+キヌガワ

わたしは出なくてもいいかなとも思っていたのだけれど、現地関係者との取材のからみでこの日に出演しなくてはならなくなった。

それにしても、このショーはわたしにとってとてもいいショーだった。コントロールする必要がなかったので、自分らしく楽しんでいられた。

ヤンが「ゆり、良かったね。すべてのシーンにユリがいた。それはユリがすべてのシーンを助けていたから」と言ってくれた。嬉しかった。

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