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November 05, 2004

八雲国際演劇祭に参加す。

ある小さな村で「国際演劇祭」が開かれている。

島根県松江市八雲村。

シイの木々に囲まれ、村人たちがひっそりと暮らすちっさ~な村。ちっさ~な木造の劇場があって、ちっさ~なアマチュア劇団「あしぶえ」が活動を続けている。その劇団リーダー園山つくしさんらの情熱が村人たちを動かし(なんと)村をあげて開催される国際演劇祭だ(3年に一度)。

国際演劇祭でっせ、みなさん!

参加国はベネズエラ、ベルギー、エストニア、オーストラリア、リトアニア、スペイン、フィンランド、インド。キヌガワにとっては、なじみの無い国がほとんど。わたしたちイエローマングループは(光栄にも)、演劇祭のオープニング公演をさせてもらった。

八雲村に入るまではあまり想像できなかったのだけれど、この国際演劇祭は半端じゃない!村の人たちーおじさん、おばさん、若者たち、子どもたちーのボランティア・スタッフが一致団結!じつにチームワークよく、それぞれの役割の仕事をきびきびと行っている。劇場の周りには、すてきなテントがたっていて誰でも休憩できるようになっているし、近くに公共施設が喫茶店になっていて、ボランティアの主婦たちが手作りのクッキーで迎えてくれる。駐車場からはアンティークな送迎バスが動いている。しかも出演者たちは全員、村の人のお宅にホームステイする。これもボランティア。もちろん村の人全員が英語をしゃべれるわけではないので、なんとか片言で。それでも手厚くもてなしてくれるそうだ。わたしは若い夫婦+4歳の女の子のお宅に二泊おじゃました。

村の人たちが裏なく親切で、心底演劇祭を祝っているのを見て、ほんとうに驚いた。こんなに大勢の人たち(村ごと!)が演劇を大事なものと理解して、行動してくれているなんて。。。。

じいちゃんばあちゃんも、子どももペットも演劇祭を楽しみにしている。。。。

イエローマンは、久しぶりに英語+日本語のちゃんぽん公演。
日本語だけのショーとはまた違ったテンポなので、オープニングのしゃべりの部分を(めずらしく)練習。

そして本番。
500人のお客さんのうち、インプロを見たことがあったのはオーストラリアの役者さん5人だけ(!)だし、海外の人たちには「わたしの英語が通じただろうか」と心配だったけれど、いくつかの新しい試みに挑戦した。

即興ミュージシャン・歌ちゃんの新しいコーナー(THIS IS YOUR SONG)は、お客さんを見たイメージで曲を奏でるというもの。これが感動的だった!2人の八雲村のおじいさんに舞台にあがっていただき、歌ちゃんが「じっ」と2人を見る。そしてす~っとキーボードをたたき、音楽が始まる。それだけ。ものすごくシンプルなんだけど、だからこそ「じっくり音楽と人を味わう」コーナーになって、バタバタしがちなイエローマンのショーがすっきりとリッチになった。

ストーリーもステレオタイプじゃないものに仕上がって良かった。これは自立したプレーヤーがいい具合にセッションできていたから。ブラボー・イエローマン!と自分で自分のグループを褒める、キヌガワ(苦笑)。

ショーが終わってオープニング・パーティの会場に行ったら、もんのすごい歓迎とサインぜめ。いろいろな国の役者さんたちも飛び掛りそうな勢いでやってきて「すごく良かったよぉ~おめでとう!すばらしいかったよぉ~」と言ってくれた。カナダやインド(!)やベルギーの人たちは「イエローマンをわが国のフェスティバルに招待したい」と言ってくれた。いつもながら自分たちができるだけのことを、できる瞬間を十分使い切ってインプロしたので後悔はないのだけれど、お客さんの感想をじかに聞いて喜んでくれたことを知ると、ほんとうにホッとする。そしてあらためてイエローマンというグループの存在価値に感動する。イエローマンがこうして国際的に評価されることが、これからの日本のインプロバイザーたちにどんなにたくさんの(使い古された言葉だけど)夢と希望をt与えることだろう。。。

そして宴会。そして宴会。そして宴会。。。

次の日。後ろ髪ひかれる思いでさよならする。
ホストファミリーの田辺さんも娘さんのさえちゃんも、イエローマン男性陣がお世話になったご家庭のおばあちゃんも、最後までず~っと手をふって送ってくれた。

歌ちゃんの車で松江へ。
「他の国の人たちともっと話したかったね。いろんなお芝居も見たかったね」とさんざんグズグズした後、「これはきっと、わたしたちの将来への”なにかのきっかけ”になるに違いない」と確認しあう。

そう、これはきっと何かの始まりに違いない。
今、なにかの種が蒔かれたに違いない。
そしていつか芽を出すに違いない。。。。

そんな予感がした。

残念ながらわたしたちは仕事のため、劇祭には初日しかいられなかったけれど、この演劇祭は今週いっぱいやってます。大自然の中ですんごくあったかい歓迎を受けながら、いろいろな国の人たちが演じるドラマを楽しめますよ。
近隣の方、興味のある方はぜひご来場ください!

http://www.ytf.org

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