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December 31, 2004

今年最後のごあいさつ

いよいよ今年最後の日。みなさんは、いかがお過ごしですか?

うちでは、夫(ネコに足あとをつけられた張本人)が、一階でせっせと掃除機をかけています。。。。

最近、「掃除をしないことへの引け目」を感じなくなった自分が恐い、、、、(苦笑)。

さて、わたしはこうしてパソコンに向かって、日本のみなさんにメッセージしてます。

高校時代の親友が、高校時代にアメリカ留学していたときのボーフレンドと25年ぶりに再会して、来年結婚することになりました。本人は半年前まで、「自分は一生犬といっしょに暮らし続けるんだ」と思い込んでいたそうです。しかも来年は高齢&アメリカでの出産にも挑戦するらしい、、、。。。出産か、、、。くぅ~っつ、うらやましぃ~~~!

いやぁ~人生なにが起こるか分からない。
台本がないし、台本を用意しても、その通りに行くとは限らない。

天災でたくさんの人が亡くなったし、悲しい事件も多かった今年。

こうして生きていることを、ささやかに喜びたいと思います。

そして、ささやかなこのページにご来場してくださっているみなさん、ありがとうございます!

どうぞ、みなさんの人生が、来年もステキでありますように。

また来年も(といっても”明日”なんですが(苦笑))、みなさんとお会いできますように。

ささやかながらお祈り申し上げます。。。。。

December 30, 2004

ネコの復讐。。。

鏡をみた夫は、そうとうあわてたらしい。

「あれ、オデコに黒い斑点がある!」

「もしかしたら、皮膚ガンかもっ!!!!」

これはネコのささやかな復讐だ。

朝起きたら彼のオデコに、なんと、ネコの足あとが点々とついていたのだ。!!!!

(想像してみてください。白人の広いオデコに、ネコの足あと(泥つき)が点々とでっせ!)

つまり、夫が寝ている間に、夫のオデコの上を、ネコが歩いたわけですねぇ~。。。。

(爆笑)

3週間。

他ネコと同じ扱いをされて、ペットホテルに閉じ込められていたからなぁ~。。。。

みなさんも寝るときは、ネコの復讐に気をつけてね。

(んな訳ないか?)


December 29, 2004

ニュージーに無事。

関西空港から飛行機で11時間。
ニュージーランドは暑かった!

ここでも異常気象で、ヒョウがふったり、雷がなったり、雨が続いたりしていたそうだけど、わたしが到着した日は、茶苦熱の太陽がギンギンして、みんな半そで半ズボン。

昨日までコートにマフラー、ホカロンが友だちだったのになぁ~。

街を歩いている人がほとんどいない。み~んなクリスマス前からバケーションで、街を離れてしまうから。
な~んか緊張感ないなぁ~。。。。

家の庭は、雑草が伸び放題。
サボテン君が狂ったように花を咲かせているし、鳥たちがそこいら中にフンをしまくった形跡ありだし(苦笑)。
庭掃除に何日かかることか。ああ、、、、。

日本からもって帰ってきた風邪ぎみを退治すべく、到着してから今日まで死んだようにねる。

昼まで寝て、気がついたら風邪がすっとんでいた。

病気は寝るに限るね。

http://dp59037491.lolipop.jp/

あ~やっちゃいましたぁ~!
大事なお知らせを忘れてしまいました!

インプロワークスのホームページhttp://www.improworks.netが、12月31日をもって使えなくなってしまうんです。
新しいHPの作成&管理をしてくださるウエブ大工さんから指摘されて、あわててHPを変更!

ただいま表紙をアップしました。

みなさま、今年中に(あと3日のうちに)以下のアドレスにクリックしてください!

 http://dp59037491.lolipop.jp/

でないと、「インプロワークスのホームページが行方不明」になってしまいます。

あ~、もっと早くお知らせするべきことなのにぃ~!

みなさん、師走でお忙しいというのにぃ~!

あ~~~よろしくお願いしま~す!!!

December 24, 2004

222に、HPリニューアル

このホームページはキヌガワの手作り。
デザインとかネットのこととか、ぜんぜん詳しくないのだけれど、作ってみたら結構楽しくて。

しかし
「な~んか見づらいですぅ」とか
「どこをクリックしたらいいか、よく分からない~」とか
「うちのPCで見ると、文字がずれてますよ、ユリさん」とか
いろんなご意見をいただく。

また来年からの(全国的な)インプロの広がりを考えると、
もうシロウトが管理している場合じゃなくなってきた。

ということで、来年に向けて、インプロ・ワークスのホームページはリニューアルしまぁす!

ただいまウェッブデザイナーと打ち合わせ中。

リニューアルは2005年の2月22日予定です。

またそれに伴って、ホームページアドレスが変わります!

よりインターナショナルな活動を意識して、ドットコムだよぉ~ん。

www.impro-works.com

222の日にお披露目っす。

乞うご期待!


東京「即興を遊ぼう会」

今年最後の「即興を遊ぼう会」のリーダーをやらせてもらった。

会いたい人たちがたくさん集まってくれて、ほんとうに嬉しい。

感謝の気持ちいっぱい。


December 22, 2004

熊本ワークショップにて

熊本でステキな若者たちに出会った。

子ども劇場の青年たちが、「子どもたちと遊ぶ機会をもっと増やしたい」という思いで、今年から活動を開始した。
グループの名前は「子ども遊便局」(「こどもあそびんきょく」)。

明るくて素直で元気な青年たちとのワークショップは、腸ねん転になるかと思うぐらい面白かった。くわえて、それをサポートするお母さんたちもステキで、年齢の違った同士がお互いのいいところを活かしあいながら活動されているなぁ~と関心した。

20代30代の若者が、やりたくて楽しくて活動することって、熱さと軽さが同居してる。

長崎からも5人の若者が参加してくれた。長崎と熊本の青年たちが、わくわくしながら交流している姿を見るのはうれしい。

「年をとったのかなぁ~」とも思うし、おばさん街道まっしぐらなのかなぁ~とも思うけど(苦笑)、わたしは、最近若い人たちに「頼もしいなぁ~」と思うことが多くなった。

「自分が自分が!」と自分のことばかり考えていたキヌガワなので、
「頼もしいなぁ~」と思える自分が、また頼もしいなぁとも思うのだ。

December 21, 2004

それぞれの個性を生かすワークをするには?

どうしたら、それぞれの個性を、もっともっと活かせるようなワークができるだろう?

ダウン症の子どもの症状、車椅子のメンバー、ろう者、自閉症、小学生から大人まで.
佐賀で障害者と健常者のみなさんといっしょにワークショップをさせてもらって、今まで以上に、ワークショップへの可能性と、自分の至らなさを感じた。

障害があろうとなかろうと、それぞれの人間はそれぞれ.
子どもが楽しめるゲームでは、知的な大人は楽しめなかったり、アイスブレークのやり方が、子どもと大人では違ったりする. くわえて、障害のある人たちはそれぞれが個性的な身体をしている(よくよく考えてみると、健常者だって、それぞれ個性的な身体をしているんだけれど)ので、「いっしょにできること」の枠が健常者だけのワークとは違う.どうしたら、いっしょに楽しみ、満足するワークを提供できるだろうか?

普段のワークは、嗜好の共通性をイメージして、その年齢にあわせた内容をプランすることが多い.
この方法の利点は、つまり、同じような年齢、同じような思いをもった人には、ピンポイントで腑に落ちることを提供することができること。しかしこの方法は、このようないろいろな人達が集まっている場ではふさわしくない.
むしろ、一定のテンポ、リズム、内容をこちらが「要求している」ような気がした.そういうことをリードして提案している自分が嫌になった。

ワークの空間として.普段は「輪になりましょう」と、こちから言葉をかけて輪になってもらう.でも障害のある人のなかには、輪に入ることが難しい人たちもいる.たとえば、自閉症の子どもたちは、人の輪に入ることがとても大変なことなのだ.でも、考えてみよう.「輪になることがそんなに大事なことだろうか?」.輪になることよりも、もっと大事なことがある.それはみんながその場所に集まれたこと.なにかを体験したい!とワクワク集まっていること.それをまずは喜びあうことが大事じゃないだろうか?つまり、みんなが輪にならなくても、その場に集まれたこと自体がすばらしいことなのだ.その空間にいてくれればOK.つきつめて言えば、やりたくないなぁ~と思ったら、空間から出て行くこともOK!という空間づくりが大事だ.

いつもの習慣で「こうあるべき」と思い込んでいると、輪になれない状況=グループがバラバラと感じてしまう.しかし、それは勝手な決め付けだ.それぞれの状況にふさわしい、心地よい空間づくりへの工夫が大事.きっと、もっといろいろ工夫できるなぁ~と思った.

今回のワークショップは正直言って、いろいろ悩みながらの進行だった.すぱっつとした判断ができなかった.自分が歯がゆい.まだまだだ.なさけないし、申し訳ない。この失敗を次回に活かしていこう。

もっと穏やかで、もっと「ぐっと腑に落ちる」ワークをするために、なにを工夫できるだろうか.

1)共通でできることをさがす
2)共通では“できないこと”を探すーお互いを補いあうことで、いっしょに行動することができる。

究極的には

3)もっとひろ~~~い意味での共通点をさがすーつまり、「人間であること」。

このあたりをつきつめていくと、障害者のワークへ、子どもと大人のワークへ、インプロが提供できるものが見えて来るんではないだろうか?

いろんなことを感じ、考えさせられる機会を与えてくれた佐賀のみなさん、ありがとうございました。

December 20, 2004

岐阜大垣でイエローマン

手前味噌ですが、イエローマン。
イエローマンとしてパフォーマンスをすると、そこからたくさんのことを学ぶことができす。

自分勝手なお願いでニュージーランドに移住するまでは、メンバーと東京で、しょっちゅう顔を合わせてた。
稽古はもちろんのこと、一緒にご飯を食べたり飲みにいったり遊びに行ったり、イエローマン以外の活動でも一緒。
でも今は公演のときにしか会うことができない。これはイエローマンにとって決定的なマイナスだと思った(このマイナスの要因はわたし、、、(苦笑))。
しかしインプロのセオリーを使ってみると、マイナスと思えることでも、プラスに転化できる。

会えない分、それぞれが自力で成長していく必要がある。
べたべたダラダラとした付き合いができない。
でもいい関係でいることはできる。
わたしとしては一緒にいないからこそ気がつけることがあって、面白い。

「こりゃ負けてはいられない!」と自分に渇が入るのと、「相手をステキに見せるのが大事なんじゃ~」というサポートの気持ちの両方が、今まで以上に沸いてくる。

大垣の公演では、今までのストーリーテラーとしての役割からもう一歩サポートの立場としてシーンに登場することが多かった。他のメンバーが強いストーリー・テラーになってきたからであり、そのオファーを見逃してはいけない。
いつもより一歩ゆっくり見据えるテンポで舞台にいられたのは、自分にとって新しい発見だ。
そのおかげで、自分にとって新しい舞台への“居かた”をすることができた。

お互いは振動しあっているから、自分の居かたが変わると、その影響で他のプレーヤーの居かたもな~んとなく変わる。だから今回は、メンバーから今までとは違う助けられ方をした。
これもまた新鮮な驚きだった。

December 19, 2004

名古屋インプロ

名古屋でワークをしました。
(岐阜では以前、ワークをさせてもらっていたのですが、名古屋はこれが始めてです)。

集まったのは、大学生、コーチングをしている人たち、教師、会社員など、20代~ウン十代まで幅広い19名。
経験者と未経験者が入り混じったグループでした。

いろんな人がいるので、ひとことで「名古屋の人はこうだ」と言い切ることはできないけれど、
感じたことは「ひとりひとりとの対話を大事にする人たちが多かった」こと。

また感動したのは、インプロを始めてやってみる人たちが「純粋に驚き、戸惑い、だんだん理解し、遊び&楽しみはじめ、遊びごころが開いて広がっていくさま」。ほとばしるように、人間のこころがはじけるさま。これはインプロ経験者が無くしがちなものだなぁ~。

人間はなにかを一回でも経験すると、「これはこういうものだ」というモデルができてしまう。

だから物事を新鮮にとらえることは簡単なことじゃない。

名古屋で、はじめてインプロを体験した人たちの驚きから
「こころが驚きと発見と喜びに満ちること」のステキさをあらためて感じた。


それから。

名古屋では、他のリーダーの方々のワークショップが行われているので、
すでにインプロを経験している人達も、わたしのワークに来てくれた。

これはまた違う意味で、とても面白いこと。
インプロをやっている同士が交流を持つのは、「これはこういうものだ」と思い勝ちな人間には必要なのだ。

また「『インプロ・ゲーム』を読んだだけで、なんとかインプロパフォーマンスをしました。」という大学生にも会った。
わたしと違うアプローチでインプロを知り、面白がっている人たちにであうと、「インプロの楽しみ方」のバリエーションンにも驚かされる。

いろ~んなところで、いろ~んなやり方で、いろ~んな人がインプロを楽しんでいる。

それが、とても嬉しい。

交流していこうね。


December 17, 2004

仕事は風邪にきく?

休みがとれたから風邪をひいたのか
それとも
風邪をひいたのが、たまたまお休みのときだったのか?

ひっさびさ~のお休みに、ひっさびさ~に風邪をひくなんて、
ラッキーなのか、アンラッキーなのか?

半年前から楽しみにしていた「インプロ・コーチング研究会」にも参加できなかったさっ(涙)。。。。

鼻のうらが痛くて、物がよく飲み込めない。
熱でぼ~っとしてるし、ときどき偏頭痛がするし、
ときどき堰を切ったようにセキが止まらない。
う~。。。。。

ダンナは今日から中国(北京)へドキュメンタリーの収録へ。
わたしは今日から仕事。

仕事、仕事、仕事。

なので、きっと良くなるであろう。

December 16, 2004

天国と地獄ツアー。

ちょうど夫も来日しているので、久々にお休みをとって、二泊三日で堂ヶ島へ行ってきました~。

連絡がとれなかったみなさま、ごめんなさいっ(^^;)。

今回のコンセプトは、天国と地獄。
両方のテイストを楽しもうじゃないかと。

1日目は超豪華ホテルで宿泊。(これが天国バージョン)
露天風呂が部屋についていて、そこから太平洋が見渡せる、、、。
食事には、イセエビが3匹も出てきて、お刺身ざんまい!
普段のわたしなら「イセエビさま、はは~っ」とひれ伏すのに、あんまりにもイセエビだらけだったので、しまいには飽きてしまって、「イセエビはもういいやぁ~」って気持ちになってしまった。なんて贅沢(苦笑)。。。

2日目は下田へ移動。(さて地獄バージョン)
下田で一番安いビジネスホテルに素泊まり。
床はしみだらけ、時計は壊れていて、テレビはリモコンなし!
「あのとき、イセエビをもっと食べていればよかった、、、」などと後悔しながら、ホテルでもらったビールいっぱいただの居酒屋で、地味に食事。

いやはや、両日の宿泊先のギャップを、多いに楽しんだのでした。。。

それにしても情けなかったことは、5年ぶりに風邪をひいてしまったこと。
普段、風邪の「か」の字もないのに、よりによって旅行の日に病気になるなんて、くやしぃ~!
鼻水は出るわ、喉は痛いわ、熱は出るわで移動の間、海の景色も見られず。
「う~ん、う~ん」唸っていたのでした。

お酒もほとんど飲めないしさっ。

ああああ、、涙、、、。

December 11, 2004

いずれにせよ、いろいろ感じながら成長するのです。

久々のイエローマン公演。

インプロは、自分の身体&こころから言葉が出てきて、それを構築していく。
普通のお芝居は台本があるから、どんなに役者が体調が悪いとしても、役者同士がどんなに嫌いあっていたとしても大好きだったとしても、プライベートがストーリーに反映されることはない。

しかしインプロは台本が無いので、そのとき、その瞬間の状態が、「もろに」舞台に現れてしまう。
いい意味でも、悪い意味でも。つまり、相手に対して思っていることが、舞台上でキャラクターの言葉として吐かれてしまうことがあるのだ。お客さんは分からないと思うけれど、演じていると、相手の言葉がどの辺から出ているのか→キャラクターとしてだけの言葉なのか、個人的な思いが含まれているか。これが「な~んとなく」分かってしまう(ような気がする)。

「ああ、この人は、わたしのことをそんな風に思っていたのか」と思うこともあるし、
「ああ、今、わたしたちの人間関係図はこんな感じなのか」と分かるときもある。
メンバー同士の(目に見えないけど)関係の変化や、メンバーそれぞれのプレーヤーとしての質が変わってきていることもよく分かる。相手の状態もよく分かるので、きっと相手も、わたしの状態がよく分かっているのだろうなぁ~と思う。


すごく赤裸々なのだ。

そういう意味で、イエローマンの公演は毎回スリリングだし、楽しいし、いつも変化するので、毎回新しい発見をすることができる。

今日、つくづく発見したこと。
それは「インプロは、台本のあるお芝居の数倍、共演者への意識が高い」ということ。
つまり、台本のあるお芝居だとなかなか感じられないのだけれど、インプロでは自分が舞台にいないときでも始終、共演者を感じることができる。どっちがいい悪いじゃなくて、とにかくインプロの舞台って、すごく「生」なのだ。

シカゴの新鋭インプロ演出家のニック・ネイピアーは、著書「インプロバイズド」でこう言っている。

『インプロでは公演が終わったら、演出家がいないときに、プレーヤーだけでダメダシや反省会をしても意味がない。』

これはつまり、インプロ表現とはとてもプライベートなものなので、客観的に見た人からのアドバイスなりダメダシなりでないと、やったことが「好きだったか嫌いだったか」レベルの反省になってしまうし、プレーヤーが自分たちがやったことに対して客観的に判断することはとても難しいということを示している。お互いで反省会をすると、へたをすると、偏った批評になってしまったり、個人攻撃(いじめみたいな感じ?)になったりしてしまうらしい。

台本があろうとなかろうと、目標は同じ。お客さんに楽しんでもらうこと。
満足して帰ってもらうこと。

そこに向かうためにインプロバイザーは、役者さんとはひと味違って、共演者のビビッドな感情や状態の揺れ動きも「生」で感じながら舞台をする。仮に「がんばりましょう」のきれいごとじゃいられないときだって。インプロバイザーはいろ~んなことを感じ、いろ~んなことを受け入れていかなくてはならないんじゃっ!

これはインプロバイザーとしての修行でもあり、楽しいことでもある。
そしてこれが、自分がインプロバイザーという職業を選んで、本当に良かったと思う理由でもありまする。

「本当にやりたいこと」って、嫌なことが山ほどあっても、ど~しても続けたいことらしいですよ。

みなさんはどうですか?

December 10, 2004

第一回:全国インプロ交流会

鬼に笑われそうだけど、来年末に「全国インプロ交流会」を開催するぞぉ~っ!

全国のインプロを体験して「こりゃ面白い!」と思ってくれている人たち同士をつなげたい。
不思議なことに、インプロはいろいろな職業分野の人たち、いろんな年齢の人たちが興味をもってくれている。
だからそういう、「普段だったら絶対知り合えないだろう」人たち同士をつなげたい。

みんなの活動を公開しあったり
いろんな講師がワークショップしたり
みんなひっくるまってジャムセッションのパフォーマンスをしたり。
夜は(もちろん!)みんなで宴会さっ!(これがメインだったりして???)


「夢に日付をつければ、現実になる」。
キープラネットの川野さんからのアドバイスにすいすい乗っかって、昔からの夢に日付をつけた。
2005年12月23~25日。全国インプロ交流会開催。。。

インプロのメーリングリストで呼びかけたら、さっそく東京、大阪、札幌、佐賀などから良い反応がきた。

おやおや、夢がすいすい現実になりそうだよ。


ステキなイエスアンド

草間弥生さんの展示を見に、国立現代美術館に行った。
痛みや苦しみから創られた狂気の作品なのに、美しくて遊びごころがあるように見える。
ユーモラスで乙女チック。
そんな印象さえした。

平日の昼間だからか、若いお客さんが多かった。
現代の子どもたちより100倍自由でカッとんでいる先輩の作品と、若いうちに出会えるなんて、ラッキーだねぇ~と思った。個性的なファッションに身を包んだ若い子たちは、かつての自分を思わせる(わたしはファッショナブルではなかったけど(苦笑))。どんな気持ちで鑑賞して、それをどんな風に活かしていくんだろう?
(最近、若い人達に期待をよせる年寄りくさいキヌガワである(苦笑)。)

さて、そのお客さんの中で、ステキなカップル発見。

男性は盲目の人。ひょろっとして20代後半ぐらい。
彼がつかまっている腕は、若い彼女のもの。
女性は20代前半ぐらいのおちびさん。
いまどきの帽子で、いまどきのジーンズ。
彼女が盲目の彼に、草間弥生の作品をひとつひとつ「言葉」で説明している。
男性は「ふむふむ。へぇ~。ハハハ」と言いながら、その言葉からイメージを膨らまして“鑑賞”している。

なんとなく興味を惹かれて、作品を鑑賞するふりをして2人のそばに立った。
そしたら彼女の説明の言葉が、な~んともステキだった。
専門家が専門用語を使って専門的に話す言葉じゃない。
かざらない彼女の日常の言葉。
たとえば、こんな感じ。「え~っと、抱えられるくらいの洗面器があって、それは白と紺色のシマシマです。
その中に、“なにものか”があります。え~っと、その“なにものか”は、なんかマシュマロが立ち上がったような感じで、色はやっぱり白と紺色のシマシマ」。「え~っと、ここはまるで、かぼちゃの中に入り込んじゃったみたいな感じです。壁も床も全部黄色で、黒い水玉がそこいら中に描かれています」。

頭のいい言葉なんか一つも出てこない。
なんとか彼にイメージしてもらおうとして言葉をさがすうちに、作品の遊びごころに引っかかって思わず楽しい言葉が飛び出してくる。だから説明が楽しい。

盲目の彼が、またいい聞き手なんだわ。
彼女の言葉のひとつひとつからイメージして、素直に反応していく。
あんなにいい聞き手だったら、話す方もさぞかし話す甲斐があるだろうなぁ~。。。

作品をみて感動し、彼女の言葉でまた感動した。

なんてステキな描写。

なんて素直なエクステンド。

これこそ、真のイエスアンドなんだろうなぁ~。。。。

December 09, 2004

夢に日付をつけよう!

NPO法人キープラネットの代表、川野真理子さんと久々に会った。

以前、「40歳になったら、自分が今までやってきたことを後輩たちに伝えていく義務があるんだよ」と言ってくれたのは彼女だ。(来年から、僭越ながら、わたしが得てきたものをみんなにお伝えしていきたいと思っているし、キヌガワ虎の巻を(おしげもなく?)、若い人達に伝授しようと思っている)。

今回もすごい言葉をもらった。
(以下、キヌガワと川野さんの会話)

キヌガワ:う~ん、そうなったらいなぁ~、それはわたしの夢だなぁ~。
川野さん:夢?だったら日付をつけじゃえば?夢に日付をつければ、それは「やることのひとつ」になる。ってことは、つまり夢を現実にできるんだよ。
キヌガワ:わっ、川野さん、いいこと言うねぇ~
川野さん:あ、この言葉は、わたしよりもっと偉い人が、わたしに言ってくれた言葉なんだけどね(苦笑)。

東中野のちいさな映画館(ポレポレ東中野)で、「朋あり。太鼓奏者 林英哲」を見る。
鼓動の創立者でもあり、日本唯一の太鼓奏者の林英哲さんについてのドキュメンタリー映画。

演奏シーンがものすごくダイナミックで、林英哲さんはまさにエネルギーの塊。平時の彼はストイックなのに、さりげない、自然体とも言えるし、ものすごく葛藤しながら生きているようにも見える。結果的には、ひとつ決めた道を徹底的に究めているんだけど、狭くなっていない。自分のこころの声をものすごくよく聞いている。それと同時に、まわりの声もよく聞いて、感じられていて。誠実な生き方がじわっじわっと押し寄せてくる。

なんだか自分が恥ずかしくなった。
わたしってぜんぜん誠実じゃない。怠けてばかりいる。
彼にくらべると、わたしって、なんて人の役に立っていないんだろう。
人生で、まだ何も成し遂げていないじゃないか。
ナマケモノ。
そんな気持ち。

日本太鼓の音色は、高校時代から好きだった。
わたしの母校では、伝統ある太鼓グループ(玉川太鼓)があって、太鼓を打つ先輩たちの姿がかっこよくて1日だけグループに入れてもらい練習させてもらったが、あまりにハード。あっというまに手のひら中にマメができて痛くて、それが理由でやめてしまった。やはりここでもナマケモノだったのだ(苦笑)。。。

“あこがれ”と、“実際に行動に移すこと”は違う。

あこがれていることを、実際に行動してみて、それで「無理だ」と思うこと(もしくは人から「無理だよ」と言われること)は、人生にたくさんある。人はそれを「挫折」と呼ぶ。人は山ほどの「挫折」を味わう。ひとつの光を見つけるのに、いくどの挫折を繰り返すことか。

「これはできるかもしれない」。「もしかしたら、これが本物かもしれない」。「もしかしたら、これが最後のチャンスかもしれない」。そうやって人生の山の中から、ほんとうの「何か」を探そうとする。しかし面白いことに(悲しいことに?むなしいことに?)、その「もしかしたら~かもしれない」のほとんどは「挫折の山行き」だったりする。たとえば、わたしは昔考古学者になりたかったんだけど、それは挫折。ジャズシンガーとしてデビューしたかったけど、挫折。劇団の主演女優になりたかったけど、誰からも声をかけてもらえず挫折。鳥になりたかったけど、残念ながら人間に産まれてきてしまった、挫折。人生は挫折だらけだ。

こうやって書いていくと、なんだか挫折ってまんざらじゃないなと思う。挫折って悪いことじゃないような気がする。ほんとうのことを見つけていくためのプロセスみたいな。挫折が多いと、ほんとうを見つけたときの喜びが大きいに違いない。

人間、ひとつやふたつは「挫折しないで続けていけること」がある。それを見つけられたら、こりゃラッキー!
それを楽しく続けること。続けるならば、徹底的にそれと遊ぶこと。

太鼓演奏者にはなれないし、考古学者にも(おそらく)なれないし、ジャズシンガーや劇団の主演女優にもなれないかもしれないけど、今わたしがやってきていることが、きっとわたしにしかできないことに違いない。
ならば、それを極めようじゃないか。

林英哲さんを見習って、極めてみようじゃないか。

日付をつけるのも忘れないようにね。

December 08, 2004

チーズくさい服。(苦笑)

昨晩、日本に帰国しましたぁ~!

バスで自宅に向かうと、電影都市東京。

埠頭のネオンや、ディズニーランドのシンデレラ城の明かりや、レインボーブリッジや、東京タワーや。

省エネと逆行している無駄づかいの東京。

住んでいたときには感じなかったけれど、贅沢エネルギーに圧倒される。

しかも、おそろしく美しいし、、、。(たくさんの人は、電灯に群がる蛾みたい)

自宅についてスーツケースをあけると、ニュージーランドのにおいがプ~ン。

「一般家庭用のチーズを3つ。合計3キロのチーズをお土産にもってきたんだっけ(苦笑)」

(余談:ニュージーランドの家庭用のチーズはとても安い!しかもと~っても美味い!めっちゃ牛の乳からできてるっ!)

チーズくさくなった衣類を洗うのが、帰国後初の仕事になった(苦笑2)。

皮肉なことに、全自動洗濯機は、わたしの代わりにせっせと洗濯してくれていて、それをありがたいと思う。

わたしも蛾のひとり。。。。

December 06, 2004

疑わない強さ。

わたしとうちのダンナ(ニュージーランド人)には共通点がひとつだけある。

それは”お金持ちの友だちが多い”ってこと(苦笑)。

わたしの高校大学の友だちの中には、家にプールがあったり、女中さんが何人もいたり、老舗の跡取りだったり、老舗にお嫁にいったり。「お金には苦労したことない」お嬢さんお坊ちゃんが多い。

しかし、うちのダンナの友だちは、もっとすごい。

プールなんてあたりまえ。
豪華なヨットをもってたり、孤島に別荘をもっていたり、最新型の車を現金で買ったり、博物館みたいな家に住んでいたり。なんたって規模が違う。

その中でもすごい人は、映画界ビジネスで大成功をおさめてリタイアしたカウリー夫妻。

リタイアした後、会社を全部売って、50歳のとき、ワインを始めた。
50歳で一から新しいビジネスに突入。
最初はみんな心配した。
「おいおい、大丈夫かぁ~?全財産つぎこんで、見返りはあるの?」
しかし、カウリー夫婦はのんしゃらん。
都会育ちの2人は新しい土地に住みついて、ぶどうの畑でせっせと働いた。

そして4年たった今。
彼がつくったワインが、ニュージーランドでゴールドメダルを受賞。
たった4年、ワインができてからたった2年。あっという間に、ニュージーランド・ワインのトップに立ってしまった。

これってホントにすごいことなのに、2人とも変わらずのんしゃらんとしている。

お金があればいいってわけじゃないし、お金があるから成功者っていうわけでもない。

でも、この夫婦を見てて思ったこと。

成功者は「成功するかどうか」など考えない。
成功に向かって、せっせと働くのみ。
目標がしっかりあるから、小さなことや無駄なことで心配しない。
自分たちを疑わない。

お金持ちは、だてにお金持ちじゃない。

わたしの友だちは、わたしの知らない価値観を見せてくれる。

December 02, 2004

人を信頼するということ。

『智慧の実を食べよう 学問は驚きだ』(糸井重里・出版ぴあ)を読んだ。

中で、社会心理学者の山岸俊男さんが、「信頼」についてとても面白いことをおっしゃっている。

<日本人とアメリカ人。>
他人に対する信頼度合の高いのはどっち?

これがなんと、アメリカだそうだ。

なんと日本人は(世界的にみて)、他人に対する信頼度が低めらしい!

一見信頼関係で成り立っている日本の社会は、「~するかわりに~すること」という関係をつくることでお互いが共存できているだけであって、信頼関係ではないのだそうだ。「人を信頼する」ということは、ともすると「裏切られるかもしれない」という危険がある。だから山岸さんは信頼とはリスクを負うことだと言う。

そういわれてみると確かにそうかもしれない。
わたしも思い当たる経験がある。

たとえば外国だと、無償で人のために何かをすることは、ごく普通の行為だ。わたしが海外に行くと、みんなできる限りもてなしてくれる。ボランティアで人のために活動している人も多い。反面、日本では海外の友だちが来ても、「ごめん、仕事が忙しいから」と言って、もてなす時間をとることができない。「お金」が派生しないと、他人のために動かない人が多い。こんなに裕福な国なのに、駅前の募金箱にお金を入れる人が、ものすごく少ない。

他人に協力できない=他人を信頼できない。
他人に協力できる=他人を信頼できる。

無償で他人に協力できないから、他人を信頼できない。
他人を信頼できないから、無償の協力ができない日本人。

どうしてそうなのか?
山岸さんはここで、はっきり回答をしているわけではないのだが、わたしなりに解釈すると、こうです。

自分が孤独だと思っている人のほうが、孤独だと思っていない人よりも人間関係に敏感である(本著引用)―。

つまり、人にあまり共感しない人、協調性が低い人、共同生活がニガテな人ほど、人間関係を正確に見極めることができる。だから他人を信頼できないし、リスクを負えない。

つまり、日本人は“孤独”と思うことが、他国の人たちより多いのではないだろうか?
家族は少子化しているし、近所付き合いはないし、仕事の仲間は仕事のときだけと割り切っている人も多いし、夫婦は一緒に行動しないし、子どもは一人で夕飯を食べるし。。。。

日本人はみんな孤独なのかもしれない。
だから、なかなか人を信頼できないのかもしれない。
「忙しい、忙しい」と言っている人たちは、実は他人が信用できないから、自分ですべてをやろうとして、抱えているだけかも、、、。

自分の行動を振り返ると、そうだったことが多々あったなぁ~。
わたしって、なかなか人を信用することができていないなぁ~。
協調性ないしなぁ~。。。。

これってなんか、こころもちが卑しいかんじ。こころが淋しいです。

再び山岸さんの言葉を引用させていただくと、
社会的知性にはすくなくとも二種類があるそうです。

1)「開かれた社会での適応に役立つタイプの社会的知性」

他人に対する信頼感が高く、あるいはその機会を追求しようとするためにリスクを負うもの。
関係に縛られないような状況での他人の行動の判断にすぐれている。

2)「閉ざされた社会環境での適応に役に立つ社会的知性」

低信頼者の間で高く、こういう知性の持ち主は、安心していられる関係、
お互いにお互いを縛りあって裏切ることができないような関係を求める。

日本社会では今まで、(2)のほうが大事だったようです。
しかしこれからは、言うまでもなく、(1)ですよね。

ちなにみ、これはインプロ・ワークス&キヌガワの仕事の仕方、仕事の選び方と同じ考え方!
わたしの活動方針は、開かれた信頼関係でみんなと仕事ができること。
社会心理学者さんと同じ考えであることは喜ばしい。
まだまだ発展中のわたしだけれど、大事なことを肝に銘じていきましょう。

ちなみに、他人を信頼すると、快楽を感じる脳の部分が活性化するそうですよ。

ほんとうに、学問は驚きですね。

December 01, 2004

来年9月メルボルンへ。

オーストラリアのメルボルンからメールが。

メルボルン・シアタースポーツの20周年記念として「The World Improvisational Championship SPONTANEOUS GLOBAL COMBUSTION」が来年の9月に行われるので来ませんか?という招待メール!

通常は海外からインプロ・グループを招くのだけれど、今回はそれぞれの国から単独でインプロバイザーを招くことになったそうで、わたしに白羽の矢がビュンと当たったのです。

わぁ~、なんてラッキー!

じつは、来年の吉方角が西なので、メルボルンに行きたいなぁ~って思っていたのです。

しかも友人に「たぶん、わたし来年メルボルンに行くと思うよぉ~」って宣言していたのでした、根拠がまったくないのに!

口からでまかせの夢が、本当に叶いそうだよぉ~!

問題は日本での仕事。

スケジュールが重ならないことを祈るのみ!


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