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January 13, 2005

言葉とイメージ

J・ルコックの翻訳本、ちらっと読んだだけで、「なんか、よく分からん」とほっぽらかしていたんだけど、あらためて手にとって読み始める。

あらあら。(意外と面白いじゃん)

ふむふむ。(なかなかいいこと言ってるぞ)

へぇ~。(すごい、深い!率直。真実!)

身体に浸透していくように、ルコックの言葉がしみこんでくる。

正直言って、この本は、実際に、ルコック・システムを体験したことがあったり、話を聞いたりしたことがある人じゃないと、理解するのはとても難しいのではないかと思った。わたしは、友人リサからきいたルコックの学校のこととか、ビデオで見たルコックの指導の様子とか、自分が習ったルコック・システムとか、去年からトライしている「マスク」をつけた演技とか、そういう自分の知識を総動員したので、書かれている現場をイメージすることができたけど、そういう経験がなかったらイメージするのは難しいだろうなぁ~。

それにしても、なんとしても、こういう本はとても貴重なのです。

そして「この本以前」の本がもっともっと沢山必要だし、(小谷野洋子さんの『マイム』晩成書房はそれに近い名著)、「この本以降」の本も必要だと思った。「本で読むだけじゃだめじゃん!分かりっこないじゃん!」と意見される方もいらっしゃると思うけれど、逆に「本から学べることって、意外にたくさんあるのです。だから必要」とも思うんですわ。

初めて映画に出演するとき、ま~ったく映画経験のない私に一番役立ったのは、なにはともあれ、演出家の指導でも、演劇の経験でもなく、マイケル・ケイン著『映画の演技』(劇書房)という一冊の本だったんだから。

追加。

『心を映すー仮面たちの世界』(監修:野村万之丞・檜書店)は、コメディア・デラルテやマスク(能や狂言の面についても)を理解するのに、とても親切な本。「マスク」の世界を言葉にするのは、まさに目に見えないことを言葉にしていく作業。すごく大変なんだなぁ~、きっと。

マスクの面白さについては、また改めて書いてみたいです。チャオ

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Comments

最近はスタニスラフスキー関連の新しい本など良書が多く紹介されるようになったし、ワークショップが盛んになったのもここ数年のことでしょ。演技者の養成や演劇教育は今変革の初期段階なんじゃないかな。

ルコックの学校は3年間、みっちし「ルコック式の教育」を学ぶことができる。そういう「専門的に演劇を学べる」場所があるといいのにね。

大学みたいにバラエティにとんだ演劇教育も、演劇への登竜門としてはとても大事だと思うのね。わたしは玉川大学で(中退したけど)、狂言や歌舞伎など日本の伝統演劇、バレーや発声など西洋の身体や声の基礎、野口体操など現代の身体手法、演出、演技など、いろんな演劇の側面を勉強したことが、やっぱり今、生かされていると思うので。

そしてその先に、やはり秀でた演劇手法を徹底的に学べるところがあると、いいのになと思う。

わたしは3年間、篠崎光正先生(現在桐朋学園の教授)から、ルコックをふくめた身体的表現を徹底的に教えてもらったので、それが「ルコック」を理解するときのベースになってる。

「ルコック」だけじゃなくて、どんなことも、そのときは分からなかったけど、今、分かることってあるものね。

だから、いろんな人のいろんなニーズ(これを学びたい!)に答えられる場所があるといいのにな。

そういう意味では、日本は情報があふれているようだけど、意外と、大事な情報を入手することは難しいのよね。演劇については、ホント、痛切に感じる。

選択の余地がもっとあっていいのに。

僕もちょうど今読んでるんだよー。
すごく面白い!

実はインプロを学んでいたはるか昔(15年前ね)、サンフランシスコでルコック学校を出た人からマスクワークショップも同時に受けていたんだよー。僕は身体から入る方だから「ワークショップはもういいからすぐパフォーマンスを始めなさい」と言われるくらいマスクはとても合っていた。マスク付けると「カチ」っという感じで何かはまるんだよ。

こういうテキストは本当に貴重です。

途中で挫折して積読になってます。(苦笑)ワーク受けたりした後で読んだら少しは理解できるかなぁ。読み手の経験や噛み砕き方で同じ本でも変わるのかなぁ。
色々吸収したいんだけど、
慌てて難しい本に手を出してしまったかも、と思いました。

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