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February 27, 2005

わたしをインスパイアーしてくれる人やもの。

2月最後の日曜日、みなさま、いかがお過ごしですか?

わたしは2日間の合宿稽古から戻ってきました。

リサ家の別荘は、モダンなつくりで、でかいデッキから海がど~んと見えて、「あなたを、めっちゃバケーションな気持ちにする場所」(苦笑)。わたしたちは、その誘惑と(ある意味)戦いながら、2日間稽古したのでした。

このコメディのコンセプトは、「多国籍国家ニュージーランド」。
リサはスコットランド出身、ロブは生粋のマオリ、ゆりは生粋の日本人。
わたしたちはいわば今のニュージーランドを象徴するキャスティングであり、わたしたちだからこそ伝えることのできるメッセージをコメディという媒体を通して表現できたらいいねぇ~というもくろみ。

それにしても国籍も違うし、育った環境もほ~んとにぜんぜん違う!

たとえば、お葬式。

マオリのお葬式は4日間続く。
その間、家族の誰かが、毎晩、死んだ人と添い寝するそうだ。
そしてお葬式の間、とにかくみんな悲しみを思いっきり表に出して、泣きまくる。
腹の底から、泣いて泣いて泣いて。みんなで号泣する。そこですべての悲しみを出し切る。

もっと昔は、死んだ人がガイコツになるまで、木につるしておいたそうだ。
家族たちは、死んだ人がつるされている下に立ち、死んだ人の身体からでてくる液体を身体にあびる。
(もちろん、激臭!)あびることで、死者のたましいの一部を、自分のものとするのだという。
これって、ものすごく死者をリスペクトしていることだよね。
これがマオリのお葬式。

スコットランドなど西洋では、「できるだけ泣かないように。お葬式は短く」という傾向にあるらしい。

日本のお葬式も独特。棺おけの釘を、家族が打つとか、お骨をお箸で骨壷に入れるのとか。
リサもロブも、とても驚いていた。

こうやって、わたしたちはお互いの違いに驚きながら、このお芝居のストーリーを探していった。

2日目は、コメディア・デラルテのマスクを使って即興したり、ひとりひとりのクラウンを探したり。
自分たちの個人的な体験を、それぞれが発表したり。それを、他2人がまねしたり。
体験の底に流れている感情やメッセージやテーマは何かを話し合ったり。

「ただ表面的に”笑えた。面白かった”というコメディじゃなくて、ずっし~んと五臓六腑に染み渡るコメディにしようね」と話しあった。これは、自分の立ち位置を再確認させてくれることとなった。

その晩、「オークランド・フェスティバル」のオープニング・セレモニーが行われた。

いろいろな国のいろいろな催し物が数週間にわたって行われる。

ダンス、演劇、音楽。

世界は、わたしたちをインスパイアーしてくれることだらけだ。


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