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May 29, 2005

ニュージーランドの鳥

ニュージーランドは秋まっさかり。
今日は風が強いので、葉っぱが落ちまくっております。
あ~掃除が大変じゃっ!(ほとんどダンナがやるんだけどね、、、)苦笑。

アロエが育って巨大になった。
わたしの背丈ぐらいある。
それにとんがり帽子みたいな花がたくさん咲いた。
可愛いを通り越して、荘厳な感じさえする。

その花の蜜を食べに、鳥が集まってくる。
トゥイという鳥は、カラスみたいに真っ黒なんだけど、首のところに白いボンボンが2つついている。
鳴き声が個性的で、ステキ。

ワックスアイという鳥は、ウグイス色で、目の周りが白くて、ひょうきん。

ファンテイルという鳥は、すずめの大きさなんだけど、尻尾がすごく長くて、扇子みたいに広がる。
人なつっこい鳥で、平気で人間に近づいてくる。

庭の木に、りんごとかキーウィとか、あまりものの果物をくくりつけておいたら、たくさん鳥が集まるようになった。

隠居したおばあさんみたいだけど、鳥たちがチョコチョコ遊んでいる姿を見ると、こころが和む。

ベルトコンベアー式に忙しい日常から、ちょっとだけ離れることの大事さを、つくづく感じてます。

ココロのストレッチです。

あんまり離れすぎるのはど~かと思いますが、、、(苦笑)

May 27, 2005

ネコみたいに怒ってみたい。

ニック・ケイブを大音量で聞きながら踊っていると、歌声のあいまに「ウンギャァ~」というネコの叫びが聞こえた。

最初はCDからの音だと思っていたが、違った。
いえの軒下で、うちのネコ(ハチ)が叫んでいるのだった。
軒下にもぐってみたら、あらあら。
ハチが身体をまんまるに膨らませて、激怒している。
彼の視線の先を見てみると、見たことない巨大白ネコがうずくまっている。

「ウンギャァ~」は、ハチの怒りの声だった。
彼が巨大白ネコを追っ払おうとしていたのだった。

「ハチ~ぃ」と呼ぶわたしの声も全く気がつかず、今まで聴いたことのない「地獄からの叫び」を続け、ときたま「ブンッ」と威嚇のためのネコパンチをする。

すごい。
全身全霊で怒っている。
自分のすべてをかけて、自分のテリトリーを守ろうとしている。

わたしは、ここまで100%怒ったことがあっただろうか?
髪の毛が逆立って、全身から煙が立ち上がるほどの怒りを。
おそらくない。
照れくさいし、他人に迷惑だし、かっこ悪いし。わたしたちは、集団生活をするために自分の感情を抑えることが大事だと教育されているし、体裁を気にしちゃって、感情を100%表現することはできない。
どんな感情であれ、人間が感情を100%出すことは日常生活の中では難しいのだ。

これは、いい悪いではなく、動物にはない、人間だけの能力だ。

巨大白ネコが逃げたあと、ハチはいつもの甘えん坊に戻った。

この「怒りをあとに引かない」ところも、人間のわたしとしてはうらやましい限りだ。

May 26, 2005

「成長できる場」としてのインプロワークス

インプロ・ワークスはいつも変化し続けている。

そもそも、インプロを人に伝えたくて、「インプロ新聞」を作ったことがはじまりだ。
これはわたしの手作り新聞で、コピーと貼り付けでつくり、インプロをやっている友達に(勝手にこちらから)郵送した。(いい年して、よくやったもんだと思う)。インプロのショーのこととか、カナダの「ルースムース」でのワークショップの経験とか、とにかく誰かに自分のインプロ経験を伝えたかったのだ。

たしか4号か5号まで続けて、そのあとウエブ上のほうが効率がいいことに気がつき、ホームページをつくった。
まだ個人がホームページを持つことが珍しかった時代だ。

このときから、いちおう「インプロ・ワークス」という名称だった。
いちおう、という意味は、新聞をつくるのに、何か名前が必要だっただけだ。もくろみも欲もない。
それがグループ活動に発展するとは。。。

これがインプロワークスの第一時期だとすると、そのあと見本市に出展し、インプロを広く知ってもらおうと積極的に活動をはじめたのが第二期。ワークショップが始まったのはその後で、その後、メンバーが分裂したり、ワークショップ・テロされたりした。その後、ひとりで再開して、『インプロ・ゲーム』を出版、ニュージーランドに移住して、制作に中野ちゃんが加わったのが第三期。

そして今、第四期を迎えようとしている。

「遊ぼう会」、「勉強会」がともに自立した活動になっている。
(次回の「遊ぼう会」は、即興ミュージシャンの歌ちゃんです!7月はリサだ!)
ビジネス界や教育界からのインプロへのラブコール。
「継続クラス」がはじまること!
インプロバイザーたちのモチベーションの高まり。
海外との密接な関係からの発展。

これらを見てみると、「インプロワークス」は、キヌガワだけの場じゃなくて、他の人たちの「場」として、もっと提供できることがあると思う。

「場としてのインプロワークス」

つまり、人は場があって、行動することで、学ぶことができる。それが仮に失敗であったとしても、それでいい。その失敗から学ぶことができるから。でも、もし場が「誰かに指示されないと動けない束縛の場」だとしたら、その中で、どうやって人は自分に気がつき、成長することができるだろうか。指示する人の気に入るように=つまり、指示する人の都合のいい人間にはなれるかもしれないけど、それ以上に成るのは難しい。

つまり、自主的に行動することから人は成長する。
そういう場として「インプロワークス」があったらステキだと思う。

そのために、「場」としての体力&知力を、もっとつけなくてはならないと思った。

そんな想いもあって、ジョジョにスタッフを増やすことにします。

まだまだ十分な報酬が払えるほどの金銭的体力がないので、ほぼボランティア状態なのですが(苦笑)。。。

このことについては、6月から発行(予定)のメールマガジンをごらんください。

6月に発行できるように、ただいま準備中です。(無事、発行できますようにっ!)


カントをた~んと読んでます(親父ギャグ)。

教育哲学について学んでます。

プラトン、アリストテレス、メーヌ・ド・ビラン、カントなど。

特にカントの理論理性(理性は感覚と協働し、現実を正確に認識すること)や実践理性(理性が自律的に善行すること)などは、インプロがいかに教育に役立つかを立証できるように思える。

ーまだまだ勉強の途中ですがー(苦笑)。

これらについては、7月の岡山での「インプロ研究大会」で発表できたらと思ってます。

May 25, 2005

おりがみシアター「したきりすずめ」

おりがみシアターのポスターできました。


「sparrow-flattened.jpg」をダウンロード


May 23, 2005

一石二鳥の英語クラス

いよいよ大学の勉強が始まった。
通信大学からダンボールにいっぱいの教科書が送られてきた。
これから論文やレポートを山のように書かなくてはならない。

わたしはず~っとまえに、(中退したけど)大学で卒業論文を書いて、なんとかすれすれ最低ライン(苦笑)だったけど合格した。でもそのときは論文の書き方を、ぜ~んぜん分かっていなかった。
今考えるとひどいものでした(苦笑)。

この分からんちんのわたしが、ちょっとサルに進化したきっかけは、数年前に、ニュージーランドの語学学校で「アカデミック・イングリッシュ」というコースに半年行ったこと。
そもそもは英語を勉強するためだったんだけど、このコースは偶然にも大学に行く学生のための準備コースだった。

英語を勉強するのはもちろんだけど、同時に英語を使って、大学での論文の書き方を学ぶ。
たくさん英語で文章書いたし、構成づくりや引用のルールなど徹底的にやらされた。
最後の論文では、尊厳死についてのレポートを書いた。
このコース、大変だったけど、すんご~く鍛えられた。

ということを、そのときには気がつかなかったけど、今わかる。
このときの経験が、いかに大切だったかを。

今、わたしは論文がどういうものであって、どういうことを書けばいいのか、どんな本をどう読んだらいいのか、どう考えたらいいのか。ということが地図を眺めるようによく分かる。

英語を勉強するために行ったけど、一石二鳥だった。

日本の留学したい学生さん、こういう語学学校のコースに行くといいですよ。

May 21, 2005

ギャグからインド人

ニュージーランドのテレビ番組でわたしが発言したことが、(映画)業界でちょっとした物議をかもし出しているらしい。

そもそもアジア・ダウンアンダーというテレビ番組は、コメディ・フェスティバルの宣伝のためにわたしを取材してくれた。残念ながらコメディフェス出演はキャンセルになってしまったのだけれど、番組は流れてしまったのだ。

実はわたしは番組を見ていない。(日曜日の朝の番組なんだも~ん!)

インタビューを受けたとき、「コメディだから」と言って、演出家がギャグを考えた。
最初はキヌガワ、まじめに話しているんだけど、だんだん衣装が変わっていって、最終的にはアフロで赤い鼻をつけて、「ニュージーランドを日本の植民地にしてやるぅ~。あちょぉ~!」と叫びながら、野原を駆け回るっていうギャグ。すごくスタッフもわたしもノリノリで調子にのって撮影した。

そのとき、調子にのって、「アジアの俳優がいかにニュージーランドで仕事がないか」ということも語った。

その発言が、なんとニュージーランドに住んでいるアジアの文化人・演劇人のこころを動かしたらしいのだ。

映画評論家でチャイニーズのへリーンに「ユリが、なかなかいいことを言っていた」と言われたし、なんと、インド人のプロデューサーから連絡があって、ニュージーランドのアジア人についての映画をとるので出演してほしいと依頼された。

インドの人たちと仕事かぁ~。新鮮だなぁ~!

アジアといっても広い。
海外では、いっしょくたんに「アジア人」とくくられることが多いけれど、わたしにとってインドは遠い。むしろアメリカ人やヨーロッパ人のほうが友だちがいたりして親近感がある。そんななじみの無い人たちから「同じアジア人として仕事をしよう」と言われたことが、なんだか転校してきた学校にあたたかく迎えられたみたいに嬉しかった。

なんだか棚からボタモチならぬ、ギャグからインド人なのだ。(苦笑)

そうだ、インド人にインプロを教えて、いっしょにやってみたいなぁ~。

アジアでインプロやっている人たち、あんまりいないんだよなぁ~。

これを機会にアジア・インプロを開拓しようか?

May 20, 2005

シモネタで恐縮ですが、、(苦笑)

男性諸君に質問。

もし、あなたの「局部のふくろ」が破れたら、どんな気持ち?

(女性諸君も、突然シモネタで恐縮です!でも想像してみてね。)

「痛そうですよねぇ~。。。!!」

実は、うちのネコ(施術済み)の金玉ふくろが破れたのです!

一日中ず~っと局部をなめているので、「なにか変だなぁ~?」と思ってみてみたら、局部がベロンと。

あわてて獣医さんのところへ。

本人(ネコ)は不思議なことに「えっ?ボク、ど~してここにいるの?」ってポカンとしてる。

痛くないのかなぁ~???

ネコは1日入院して、昨日帰ってきた。

局部の毛はすっかり刈られて、お坊さんの頭みたい。
金玉ふくろが3針ぬわれていて、ミノムシみたい。
本人(ネコ)が局部をなめないようにと、メガフォンみたいなものを首に取り付けられている。

本人(ネコ)はそれでも境遇を理解していないみたい。
顔を覆わんばかりにメガホンを取り付けられているので、身体をなめることも、食事もできない。
不自由そう。「ど~して首にこんなものを巻きつけなくちゃいけないの?」とこちらを見る。

この状態で10日間も外出禁止。

それにしても。
ど~して、よりによって金玉を怪我するのか、うちのネコ。
足とかしっぽとか、怪我しそうなところは他にもあるだろうに。
男の傷跡は勲章になるだろうけど、金玉ぶくろじゃあカッコがつかないよなぁ~。。。

トホホホ。。。

May 19, 2005

日の目はどの目?

本来なら本番前(涙)。しかし泣いてもいられない。
次のお芝居の本番まであと1ヶ月なんだもの!

これは大学院のプロジェクト。
子ども向けのお芝居で、おりがみを使って、『したきりすずめ』を語る。
脚本、演出、出演、小道具制作まですべて自力。

昨日はチラシのデザインの打ち合わせ。
義理の妹(といっても、彼女の方が年上だけど。苦笑)は画家&映画の仕事をしているので、彼女にお願いしたのだ。あっという間にポップなチラシができあがってきた。彼女の仕事の仕方を見ていると、一流プロの仕事の仕方とはこういうものだよなとつくづく思う。曇りがない。

その後、映画監督とショートフィルムの打ち合わせ。
撮影が7月から10月へ変更になった。自主プロジェクトは、おうおうにして変更・変更・また変更だが、これも同じような例。なんとか年内に撮影に入って、完成までたどり着けることを祈る。

深夜に訪問者。
ドンドンドンと家のドアをたたくものあり。
大雨だし、深夜だし、「いったいだれ?」と思ったら脚本家のブレッド。
書きあがった脚本をもってきた。彼はテレビ・ドラマの脚本を書いているんだけど、本当は映画をやりたい人。
今、うちのダンナ(プロデューサー)といっしょに映画の脚本を進めている。
この企画も、もう1年ぐらいかかってるなぁ~。実現することを、こころの底から祈る!

その後、ダンナと4本のコメディ・ドラマと、4本のシリアス・ドラマのビデオを見る。
これは去年のベスト・ニュージーランド・テレビ番組のエントリー作品で、うちのダンナは審査員のひとり。
この中からベスト・コメディ・ドラマとシリアス・ドラマが選ばなくてはならない。
ここに選ばれた作品たちは、アイデア発案から無事作品放映にまでたどり着けた。
この作品たちひとつひとつに、どれだけの時間と人力と笑いと涙が注がれているか。
それを考えると、ベストを選ぶのはとても難し~!。

ここまでたどりつけなかった日の目を見ない作品たち・アイデアたちがどれだけあるだろう。
それは膨大なブラックホールのように思える。
引きずりこまれたら最後、そこから這い上がるのは難しそう。
あんまり考えたくない領域だなぁ~。

だから人は、ポジティブなものの考え方を支持するんだろう。

May 16, 2005

らぶ・ニック・ケイブ

ニック・ケイブ&バッド・シーズのコンサートに行ってきました。

わたしはロックコンサートに行くタイプじゃないのですが、彼の曲がすごく好きなので、だんなと友だちと一緒に。

劇場のお客さんとぜんぜん違う種類の人たちで、ぎゅうぎゅうづめのロビーは、真っ赤な照明で淫靡なムード。
(すでにニック・ケイブしてる。。。)

チケットには、8時からって書いてあったけど、実際彼が登場したのは(なんと)10時!
(前座の人が、まず演奏してた。8時30分ぐらいから)。
お客さんも承知しているみたいで、ロビーや客席でビールやワインを飲んでる。

ロックコンサートって、こういうものなのね、新鮮だぁ~!

さて、彼の登場。

。。。。足なが~い、顔ちっさ~い!声、しぶ~い!

ぶ~。。(鼻血の出る音)。。。

かっこいいぃ~!

それにしても、ロック・コンサートって、すんごく大音響なのね。

病みつきになるね、この環境。

演劇でもインプロでも、こんな風に、身やこころにしびれるものが創れるといいね。

May 14, 2005

すごいこと3つ。

すごいことが3つ起こりました!

1)うちの庭で、ハリネズミ発見。しかも4匹も。

みなさんは、ハリネズミ、見たことありますか?
丸まってると”ウニ”みたいで、ひっくりかえすと、大阪のビリケンみたい。
かっわいいぃ~のだ!

2)裁判の審判員に選ばれました!

ニュージーランドでは、ランダムに選ばれた市民が裁判の審判員になります。
その通知が、なんとわたしにっ!
「わたしでいいのか?」という疑問がぐるぐるしたけれど、恐いものみたさもあり。
残念ながらスケジュール的にその時期は日本なので断念。
まあ、ニュージーランドのためには、そのほうが良かったかも。。。(苦笑)。。

3)お芝居がキャンセルになりました!

おーもめにもめて、そしてついに。。。

役者人生において、これほど情けなくテリブルな経験は久しぶり、、、。

たくさん、いろいろ、勉強させてもらいました。

二度と同じ失敗をくりかえさないように、この勉強を次に活かしたいと思います。。。

May 12, 2005

世紀末がきた。。。(?)

いやぁ~すごいことになりました。

今日を含めて、本番まで稽古はあと3回。

あせったわたしは、まる一日かけて台本を書き(といっても、みんなで創りあげてきたシーンに流れをつけただけだけど)、みんなにメールした。

「明日には流れだけでも決めなくちゃならないから、これはあくまでも”たたき台”なので、これをもとに、明日、流れを決めようね!」って。

そして今朝。

まず、その日の悲劇1:なんと、みんなはメールをチェックしなかった。。(涙)。。。

くじけずに説明開始!(みんなの分の台本も、しっかりコピーしてきたもんねっ!)
そして、みんなで話し合い。いくつかはみんなも同意して、いくつかは同意できないところがあって、いろいろやってみて「よし、これで行こう!」という流れができた。

ここまでにも山あり谷ありだったんだけど、省略。
(その後の山が、あまりにも巨大なので。。。)

お昼になって、ロブが「今日はボクの誕生日だから、一杯飲みに行こう!」と、のたもう(苦笑)。
まあ、ニュージーランド人にとっては、お昼にビールやワインを(ちょっとだけ)飲むのはわりと普通のことなので、
「まあ、仕方ないか、、、」と承諾。「でも1時間だけだよ」と念を押した。

そして事件は、一杯の後に起こった。。。

お昼から帰ってきて、「さぁ練習開始!」と思ったとたん、彼女がこう言った。

「ねぇ、今まで創ったやつは内容がぜんぜんないと思うの。わたしすごくいいアイデアを思いついたの。このアイデアだったら、ぜ~ったいいいお芝居になると思う。すごくいいアイデアなの、わたし、確信できるのっ!」

前例のある彼女なので、みんな息を呑む。
そして恐る恐る聞いてみた。「え?それってどんなアイデアなの?」

なんと彼女は、先週カットされた自分のストーリーを、ど~しても演じたいという。

「これはぜったい面白いから!」と言って聞かない。
どうして、彼女のアイデアがお客さんにとって面白くないかを、延々みんなで説明する。
時間がないことも、今までのアイデアだって使えることも。
でも、彼女には聞こえないみたい。そして、お芝居を披露。

なんとなんとそれは、まるで学芸会のような演芸だったっ!

(またもや、彼女にひっくりかえされ、みな、あんぐり)。

彼女にとっては、こういうのが面白いお芝居なのかぇ~?
とても見せられたもんじゃないよぉ~。。。。

全員、しばし放心状態。

その最後に、わたしたちを絶命の危機に落とし入れた彼女のひとこと。

「ふぅ~!、みんなにアイデアを披露したら、すっきりしちゃった!もうわたしのアイデアを使うか使わないか、どっちでもいいわぁ~。みんなで決めて!」

そして、なんと、それで稽古時間が終わってしまった!!!!

稽古はあと2回。そのうち1回は、ゲネプロをする予定になっている。。。。

うちに帰ったら、演出家から留守電にメッセージが入っていた。

「ユリ、このままでは上演できないので、わたしは公演をキャンセルしたほうがいいと思う。明日の朝、話し合いをするので、9時に集合してね。話し合いは、Please be Open & Honest。(オープンに本音で話そうね)。」

ああ、明日、いったい、どうなるのっ!?

****

以上、すんご~く客観的にシニカルに書いてるけど、本当は、泣きたい気持ちっす。

(くずっ)

岡山インプロ研究大会!

7月23日(土)に岡山で、「インプロ研究大会」が開かれることになった。

これはインプロ岡山が主催するもので、岡山だけではなく、幅広く西日本(関西~九州)全体の教育関係者、福祉関係者・コミュニティリーダー呼びかける予定だ。

目的としては、「インプロがもたらす教育的効果」について。

シンポジウムがあったり、ワークショップしたりする一日だ。

「インプロっていいよぉ~」という曖昧なつぶやきではなく、「インプロは絶対いいのだ!」という新興宗教的・盲目的に狂信するのではなく、具体的に教育現場に貢献できるように、インプロを紹介したいと思う。

日本では初めての企画じゃないかしら?

わたしは講演とワークショップをする。

近隣の方、ぜひご来場ください。

近隣のインプロバイザーのみなさん、一緒にインプロを盛り上げましょう!
お手伝いをお願いしまーす!

May 11, 2005

ひっくり返った。

キャストのひとりが、うちの留守電にメッセージを残した。

「ユリ、すんご~くいいアイデアをたっくさ~ん思いついたよ!稽古場で会えるのを楽しみにしてるね!」

切羽つまったこの状況で、なんとココロ強いメッセージだろう~!

彼女が住んでいる方向を向いて、思わず拝んでしまったキヌガワ、次の日、彼女のアイデアを聞いて、ひっくり返った。

彼女は、お芝居のすべてのストーリーを考えてきた。

そしてそれは、今までのコンセプトとま~ったく違うものだった!

今まで数ヶ月をかけてきた稽古や話し合いは、いったい何だったんだ?

本番まであと1週間しかないのに(稽古はあと3回)、どうやって、この台本を覚えればいいんだっ?

まあ時間ならどうにかなる。がんばって練習すればどうにかなる。

しかし、一番の問題は、「そのお芝居が、ぜんぜ~ん面白くないってこと!」

も~、ひっくり返った。否定するというより、とにかくひっくり返った。(苦笑)。

そしてココロを鬼にして言いました。「この台本、面白くないよ」と。

即興ではイエスアンドなので、ここまでずっとイエスアンドしてきたけど、今イエスアンドをしてしまったら、間違いなくつまらない芝居になる。

イエスアンドできる対等な関係なら、ステキな世界が広がるけど、イエスアンドできないことだってあるのだ。

「人を殺そう!」というオファーに、あなたはイエスアンドできるのか?

May 08, 2005

義理母は年金ぐらしのイギリス人。

母の日で、夫の実家へ。

お母さんはパリパリのイギリス婦人。

むすこが、ちびっこジャパニーズを嫁に迎えることを知り、仰天。
はじめて会ったときは、すんご~く「いぶかしげ」にわたしを見ていたっけ。
なにせ、彼女にとって、わたしは東洋の神秘、不思議な(初)日本人なのだから。

今ではもうすっかり馴染んで、まるで孫のひとりのように扱ってくれる。
(嫁というより、「孫のひとり」というところがミソ)(苦笑)。

さて彼女は、まだまだ元気な義理父(84歳)と、のんきな年金ぐらしをしている。

となりには、車椅子のおばあさんが、犬(朕)と2人ぐらし。
歩けないけど、ひとりで平気に暮らしている。

なにせ、ここの辺りは、年金ぐらしのお年寄りだらけ。
海が見えて、暖かい。街全体が「年寄り向き」に作られている。
道路は車椅子でもスムーズに行き来できるように、平坦に舗装されていて安全。
家々のつくりは、シンプルで1階建て。
庭も、年寄りでも手入れがしやすいようなつくりになっている。

ニュージーランドでは、子ども夫婦との二世帯ということはあまりない。
年寄りになっても、子どもの世話にはならない人が多く、わりかし独立した生活をしている。
土地が安いということもあり、自分たちの家を購入しやすいというのも、それぞれのカップルが独立できる理由かもしれない。

*********
あるとき義理母から電話があった。
ちょっとした事故で足を骨折したという。

義理父は、足が悪く、杖を突いて歩いている。

彼女は、ひょうひょうとこう言った。

「2人して、家のなかを這ってあるいてるよぉ~(苦笑)」

な、な、なんとたくましい義理母よっ!

*******

昔の人はたくましい。

わたしのばあちゃん(92歳)もそう。

身体が丈夫で、我慢強い。

どこの国も貧しかった。しかし、その貧しさから、人々はたくさんのことを学んだに違いない。

********

さて、わたしたちはどうだろう?

わたしたちがその年ごろになっても、義理母やばあちゃんみたいに、元気でいられるだろうか?

May 07, 2005

逃げ出したいけど、逃げられない。。。

本番2週間前。

台本いっこうに決まらず(苦笑)。
無駄にエチュードを繰り返しているような気がしてならない。。(冷や汗)。

昨日は、朝の開口一番、「ユリ、今日の稽古、3時30分で終わりにしていい?」ときた。
本当は、5時までの稽古予定なのに。本番2週間前なのに。

ついにキヌガワさん、切れました。

「もう本番2週間前だよ、お芝居ぜんぜんできていないんだよ!稽古時間あんまりないのに、それでもいいの!?だいたいみんなどう考えているの?いつも遅刻してくるし、新しいアイデアは持ってこないし。」

そうなのだ。
一番の問題は、他の2人はあまりアイデアをもってこなくて、台本がない。
わたしはインプロバイザーだからすぐにいろんなアイデアを思いつくことができる。
だから、実のところ、今のままだと、まるでユリの一人芝居にみたいなんだ。
それに2人が参加しているみたいなお芝居になってしまうのだ。
それだと最初の意図と違ってしまう。


みんな、シュンとした(ちょっとだけ)。

おまけに、演出のケイトまでもが煮詰まって、なんと新しい演出家を連れてきた!

それは、わたしの友達のベンだった。

ベンが的確に指示をしていく。
「そうだよ、稽古っていうのは、こういうもんだよなっ!」と心の中で、ベンにお~っきく賛同。気持ちがスッキリする。

結局、稽古は3時30分まで。

(当然ニュージーランドでは、土日に稽古をするなんてことは、ぜ~ったいない!)
ので、次の稽古は来週の火曜日。

なんとか、(2人の出番も考えて)、いろんなアイデアを持っていきたいと思う。

稽古はあと5回。

逃げ出したいけど、逃げられない。。。

May 06, 2005

どんな状況だって、創造力はなくならない(と信じたい)。

オークランド大学の学生たちが作った、ショートフィルムのお披露目上映会に行く。

新人ディレクターたちが、上映まえのロビーをウロウロしているのが初々しい。

映画は8本。2本がドキュメンタリーで、そのほかはドラマ。

この中から、未来のピーター・ジャクソン(『ロード・オブ・ザリング』の監督)や、ニッキー・カロ(『くじらの島の少女』の監督)が出るんだなぁ~。

どこの国でも、映画を創るのは簡単じゃない。
お金もかかるし、スタッフも必要。ひとりじゃできない。

しかし、どんな貧しい国からでも、すばらしい映画監督が生まれ、どんなに少ないバジェット(予算)でも、すばらしい映画を創る人たちがいる。

そこのエリアに、自分も居たいと思う。

May 04, 2005

忍耐力は海外でつけろ!

コメディ・フェスティバルのお芝居の稽古中!

なんたって本番2週間前で、ぜんぜん台本ができていなもんねぇ~(冷や汗!)

エチュードをたくさんやって、ネタは山ほどあるんだけど、構成がまだ決まっていないのだ。

「も~、とにかく早く決めようよぉ~!」とあせっているのは私だけで、他キャストの2人はどこ吹く風。

なにはともあれ、モーニング・ティーや、豪華なランチタイムや、午後のビッキータイムが必要らしい。

日本人と稽古するより、数倍、忍耐力がつきます、ホント(苦笑)。


May 02, 2005

腹から出ている言葉は信じられる。

ひっさびさのお休み。

しかも大雨なので、どこにも行けず、家でぐだぐだしている。

外出も大好きだけど、家にこもっているのも大好き。

『つれづれノート・どんぐり いちご くり 夕焼け』銀色夏生著(角川文庫)を読んだ。

この人の写真+ポエムは、わたしには甘すぎるんだけど、つれづれノートは、スィート&サワーでわたし好み。
彼女の日常を、イラスト付きで日記風につづっている。
のほほんとした日常の文章の中に、ときどき「ドキッ」とする言葉が飛び出してきてくるのが好き。

人の不幸を悲しむ人は、人の不幸をよろこぶ人だとも思う。ものごとは、ただそのものとして受けとめなくてはいけないと思う。それには強い心がないと。むなしさやあきらめものみこんでただ受けとめなくては。

今のこの世の中で、これからは、もっと意識的に自分の身を守ることを考えなくてはいけない。~中略~積極的な自衛策を考えよう。見たくないときはテレビを消すとか、反射的に返事をしないとか、あれっと思ったら立ち止まってよく考えてみるとか。

「他人に分かってもらおうとしなくていいんだ」と身を引き締める著者は、
自分の気持ちにウソをつかないで生きようとしている。
だからときには辛らつだけど、正直で的をついた言葉ばかりだ。

たくさん感じて、たくさん考えて、虚偽なく腹からでてくる言葉は、人に影響を与える。
(そうじゃないと、文字として読めるけど、響いてこない)

もしかしたら読者の人生を変えるなんてすごいことができるかもしれない。

ハチ(ネコ)が、ずぶぬれで帰ってきた。

大声で「ニョワァ~」と鳴く。

廊下は泥だらけ。

「もぉ~!」と思うけど、思わず台所に行き、かつぶしの袋を開ける。

腹から出ている言葉だから、逆らえないんだよね。(苦笑)


May 01, 2005

コメディア・デラ~ルテ!

今日はリサのワークショップ。

わたしはアシスタントです。

リサのコメディア・デラルテのワークショップは、とにかく楽しい。

「コメディアは、パフォーマーが楽しんでいることが一番大事!上手くやろうとしないでいいからねっ!」。

彼女はこころからコメディア・デラルテを愛している。
説明するときでも、デモンストレーションするときでも、本人が一番嬉しそうだ。
リーダーがまずまっさきにはじけていることが、いかに参加者に安心感を与えるかをあらためて感じた。

身体のエネルギーレベルを7つに分けて、表現するトレーニングなどを経て、いよいよコメディア・デラルテのキャラクターを演じる。

キャラクターは(実は)50種類ぐらいあるんだけど、典型的なキャラクターは10ぐらい。

それぞれ名前、身体(動き)の特徴、性格、キャラクターの背景が決まっている。

歴史ある表現形態らしく、それぞれのキャラクターは”典型的”であり、かつ”深い”。

日本のみんなに、リサのワークショップを紹介するのがとても楽しみだ。

ちなみに、今、リサの先生でもある、巨匠アントニオ・ファーヴァが日本に来日して、ワークショップをしている。
オーガナイズしている”デラルテ舎”の光瀬さんは、本場イタリアでファーヴァに習ってきた人だ。
このワークに参加した人からメールをもらった。

「やばいぐらい、すごくよかったっす!」

コメディア・デラルテは、日本で言えば能や歌舞伎みたいなものだから、演劇人にはぜひ知ってもらいたい表現フォームの一つだ。

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