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July 28, 2005

頼もしい芸団協!

芸団協(社団法人日本芸能実演家団体協議会)の米屋さんにお会いするために、芸能花伝舎にはじめてゆく。

芸能花伝舎は、西新宿の廃校になった小学校にある。

無味乾燥とした灼熱のビル街を通り抜けてゆくと、涼しげな古い平たい校舎が隠れている。

これが芸能花伝舎だ。

なつかしく、あたたかく、簡素な雰囲気。

米屋さんに、芸団協の活動のお話し、日本の演劇界の問題など、いろいろ伺った。

芸団協ではたくさんのセミナーやシンポジウムやワークショップが行われている。

それぞれは問題意識のもとに熟考されている企画ばかり。

演劇のプロのみなさんにどんどん参加してもらいたいと米屋さんはおっしゃっていた。

演劇人をふくめて実演かとよばれる人たちが学校に入っていき、子どもたちに指導をすることを奨励しながら、また実演者の育成に力を入れておられる。

共感できることばかりで嬉しくなり、キヌガワも(生意気に)言いたいことを言わせていただいてしまった。

また、著作権についての相談にものってもらった。

わたしは以前、友人のグループに、わたしの経歴をそのまま使われた経験がある。

「インプロを広めるためだからいいじゃない!」とその友人に言われたが(インプロは広まってほしいけど)、だからといってわたしがやったワークショップの経歴を、まるで自分がやったようにHPで公開するのはいかがなものか。

それがず~っと気になっていたのだ。

どこまでもやさしく、率直にアドバイスしてくださる米屋さんという存在が、とても頼もしく思えた。

これからも、なにか困ったことがあったら相談させてもらおう。

困ったことがなくても、会いに行きたい。(ちょっと迷惑かな?)

そんな嬉しい出会いでした。

July 27, 2005

台風直撃の夜、衛さんにお会いした。

演劇評論家の衛さんと、ひさびさにお会いした。

衛さんには、遊◎機械全自動シアターのことからお世話になっている。

昔は「おっかなぁ~いおじさま」というイメージだったのだが、数年前にお仕事でご一緒させていただいてから、「頼もしい兄貴」として親しくさせてもらっている。

インプロのことも早くから支援してくださっていて、大きな規模のワークショップを任せてくださることもある。

現在は舞台のプロデューサー業とともに、宮城大学で教えもされているので、超多忙な毎日を送られているそうだ。

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さすが衛さんにお会いする日。

東京は台風直撃だ。(苦笑)

電車が止まるかもしれないというリスクを負って、下北沢でお会いした。

「キヌガワ、太れ、もっと食べろ!」

と言うお言葉に甘え(?)、お刺身やウナギをむしゃむしゃ食い、お酒をガバガバ飲む。

ぷふぅ~。。。。

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お店を出るころには、すっかり雨上がり、すっきりと涼やかな夜空になっていた。

数時間だったけど、嵐が吹きぬけたような飲み会だった。

July 26, 2005

営業インプロ

ビジネス営業マンのためのインプロについての本を出版する予定で、その打ち合わせ。

いっしょに企画している人たちは、ここ数年インプロのワークショップに参加してくださっているビジネスマンのみなさん。みんなすご~くインプロにほれ込んでくださっている。

反対にわたしは営業ビジネスのことをいろいろ伺って、インプロの立場からどういうアドバイスができるのかを模索中だ。

読者のためになって、かつ充実し根拠のある内容を書くためには、たくさんのリサーチ、工夫、勉強が必要だと思う。

今年中には出版したいなぁ~と、出版社の人はおっしゃるが、さて、どうなることか???

July 25, 2005

日芸の学生さん

日大の芸術学部の学生さんにインプロのワークショップをしました。

理評というクラスがあって、演劇と社会が手をつなぐためにはどうしたらいいかということを勉強されているそうです。(これは私流の解釈ですが)。

これからの社会を担っていくみなさんに、インプロが(ちょっとだけど)伝えられて光栄でした。

このワークショップ、継続できるといいなぁ~とも思いました。

それと、大学生対象のワークショップを、もっともっとやりたいと思いました。

だれか、キヌガワを呼んでくださ~い!(苦笑)

July 24, 2005

インプロ研究大会

岡山で「インプロ研究大会」が昨日行われました。

岡山からはもちろん、四国、広島、鳥取、九州、大阪、神戸、静岡など
遠いところからもかけつけてくださったみなさんもおられました。

午前中はインプロ・ワークショップ。
50人以上のみなさんが参加してくださいました。

わたしのワークショップは、20人弱ぐらいで行うことが多いのですが、
このいつものやり方やペースではふさわしくありません。

ここで「イエス・アンド!」
「50人なんて多すぎる・無謀すぎる!」って、今までの常識で切り捨てないで、
「50人だからできること」を考えました。
50人の人たちに喜んでもらえるよう、なんらかの学び・気づきをもってかえってもらえるように。

さて、おかげで、いろいろな工夫を思いつくことができて、大きな収穫でした。

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午後は基調講演「インプロと教育」&シンポジウム。
80人以上のみなさんの参加でした。

基調講演は、キヌガワにとって初めての体験でした。
(普段は身体を動かしてのワークショップですから。)

いやぁ~、パワーポイントを使ったプレゼンテーションの仕方を勉強しておいてよかった!

実はむか~し、NPO法人キープラネットの講座で勉強したことがあったのです。
たった数時間とはいえ、この講座で勉強した経験があったおかげで、なんとか基調講演することができました。

もちろん、プレゼンテーションの仕方についての反省点はたくさ~んあるのですが、
「どこを改善したいか」がはっきりしているので、これから、どんどんチャレンジしていきたいと思います。

また、この講演をするにあたって、膨大な時間を費やし、インプロと教育について考えました。

講演でお話しさせていただいたのは、その一部で、まだまだ話し足りないこともありますので、
そういう機会があったら、ぜひまたお話させていただきたいと思いました。

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その後、シンポジウム。

島根県の劇団あしぶえの主宰者:園山土筆さん
佐賀県の「ファミリーシアター」の小松原修さん
岡山県のYMCAの代表:太田直宏さん
岡山県の教師&教育相談室長の大場真護さん
+キヌガワ

司会は、大阪「フリーフライツ」の伽羅さん

それぞれのご活動を紹介してもらったあと、いろいろなテーマについて話し合うというスタイルでした。

わたしとしては、シンポジウムも新しい経験だったので、どう関わったらいいのか手探りの作業だったのですが、劇団あしぶえの園山さんから的確なアドバイスをいただき、YMCAの太田さんからはお話しのスキルを学び、小松原さんとは多いに盛り上がり、大場先生に和み、大変楽しい時間をすごさせていただきました。

またお客さんからの質問には触発されることが多く、「人との対話の中から学んでいくこと」の大事さを非常に強く感じた時間でした。

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その後の交流会では、インプロ大会らしく、インプロのゲームやパフォーマンスも飛び出して非常に楽しく、また印象的な会になったと思います。

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10年ぐらい、「インプロっていいなぁ~」と思い続け、「ねえ、ねえ、インプロっていいよぉ~!」って声を出し続けてきました。

その「インプロ」を、たくさんの人が「インプロっていいね!」って言ってくれる。
そして「どういいか?」を語ってくれる。

まるで夢のような、ほんとうに幸せな時間でした。

自分の子どもが、人々に愛されて育っていくさまでした。

July 22, 2005

岡山インプロ研究大会!

いよいよ岡山での「インプロ研究大会」です。

楽しみ。

これから岡山へ出発!

ロングでいこう!

2日間、ロングフォームのワークショップでした。

キヌガワがみんなに伝えたかったこと、それに対して、みんなが感じたこと、ぶつかっている壁、新車の乗り心地。

それぞれが交差した時間でした。

どんな意見であれ、いろいろな意見が交換できて、とても良かったです。

交わしたことに意義があるし、交わせたことは素直に良かったと喜びたい。

そして。

人間って、(言葉があろうが無かろうが)波紋のようにお互いに影響しあうもんだなぁ~。

他者がいるから、学びもあるのだということ。

そういう機会を与えてもらって、ありがたいなと思いました。

July 20, 2005

リサ後日談

「飛行機に間に合ったよ!」

ってメールがきました。

いやぁ~、良かった、、、。

(冷や汗)

July 19, 2005

リサ

ニュージーランドからやってきた妖精のようなリサさん。

ワークショップに参加されたみなさんを一瞬にして魅了してしまう、明るく魅力あふれた方でした。

実はニュージーランドでは、キヌガワのご近所さんであり、いっしょにトレーニングしている仲間でもあるんです。

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さて、リサさんの(びっくり)余談。。。。。。

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彼女が来日する数日前に、こんなメールをもらった。
「コマーシャルの仕事が入ったので、18日のワークショップが終わってから、ニュージーランドに帰ろうと思う」

すかざず、以下のようなレスを出した。「ワークは4時に終わるから、8時台の飛行機なら間に合うかも。あるかどうか調べてみて」

しかし。

なぜか。

彼女は6時台の飛行機を予約してしまった。

ワークは両国。
東京駅から成田エキスプレスに乗ったとしても、成田までは2時間近くかかってしまう。。。。
つまり、リサが成田に到着するのは、飛行機が出発する時間とほぼ同じ。。。。

「そのスケジュールじゃあ、ぜ~ったい間に合わないから、変更したほうがいいよ!」と何度も説得した。

しかし。

なぜか。

彼女は「大丈夫。ニュージーランド航空に連絡したら、わたしが行くまで待っていてくれるって言ってたからぁ~(ニコッ!)」

「絶句。・・・・・(冷や汗)。」

(日本人にとっては考えられないことだけど、ニュージーランド人同士だと、そういう融通が利くのだろうか。。。?)

さて、昨日のワークショップが終わって、走り去ったリサさん。(4:00)

いったい飛行機には間に合ったのだろうか????

それ以来、彼女からの連絡は

まだ。

ない。。。。

リサさんのワーク。「もっとやりたい!」の声を残して終了しました。

リサさんのワークが無事終了しました。

昨日のワークでは、残念ながらドタキャン(しかも連絡なし!)が数人出てしまいました。

急な用事、アクシデントがあるのは仕方ないことです。
しかしもし来られないのであれば、せめて電話連絡するぐらいは大人としてのエチケットではないでしょうか?

今回は、満員御礼でお断りしたみなさんも沢山おられました。

泣く泣くお断りしたみなさんが、もしかしたら参加できたかもしれないと思うと、本当に悔しいというか残念というか申し訳ないというか。しかも今回は、ニュージーランドから講師を招くという特別企画です。ちょくちょく体験できるというものではありません。

スタッフ一同、やりきれない思いにかられました。

ワークが終わったあと、スタッフで反省会をして、気がついたこと、これからの改善点を話し合いました。

これからも体験したい・学びたい人たちに充実したワークショップ・コンテンツを提供したい。
楽しく内容の濃いワークショップを提供したい。

そのために企画側するとしてきちんと対応できるように、さらなる工夫をかさねていきたいと思います。

今回、大阪&東京にて、リサ・ブリッケルさんのワークショップに参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました!

なお、このワークショップの模様は、HPで報告したいと思っています。


July 17, 2005

ありのまま、そのままでいいんだ。

今日はクラウンのワークショップでした。

クラウンは、若いころに篠崎光正先生(現桐朋学園教授)から学び、最近はリサとも一緒に稽古をし、とてもなじみのある表現方法です。

インプロと同じく、日本のすべての人に知って欲しい、すばらしい表現方法です。

今日は、役者だけではなく、さまざまな人たちが参加してくれたことで、本当に意義のあるワークショップになったと思います。

どうしてかというと、クラウンという存在になることは、すべての人がありのままでいていいのだ。ということを体験できるからです。これは役者という特殊な職業の人たちに限らず、一般の大人だって(だからこそ)、手にいれたい自信なのではないでしょうか。

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赤ちゃんのような好奇心にあふれたココロを持った存在になること。

自分、そのまま、ありのままで、人前に立つこと。

人前に立つことを楽しむこと。


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そういうことを、たくさん体験しました。

「みんなステキだなぁ~」ってココロから思えるワークショップでした。

明日は最終日。

いい日になりますように!

July 16, 2005

パンチな彼女(苦笑)

今回、コメディア・デラルテ&ルコック&クラウンのワークショップを開催して印象に残ったこと。

それは、いつものワークショップでは出会えない人たちと出会えたということです。

嬉しいことです!

しかし、そんないい刺激もあれば、強烈すぎてTOO MUCHな出会いもあったりします(苦笑)。

たとえば、今回のワークショップで、大学で演劇の勉強をしているという女性が参加しました。
役者はやったことがないのだけれど、コメディア・デラルテについて知りたいというのが参加理由だということ。

「モチベーションがはっきりしていてステキ!」

なのですが、、、。

そのモチベーションは、ワークショップにはふさわしくなかったのではないかと、彼女の参加の態度をみて疑問に思いました。な~んか気持ちがすっきりしないので、ここに記しておきたいと思います。

わたしたちは「ワークショップ」という経験型学習形式です。
体験から得て欲しいことがあるから、ワークショップというスタイルをとっています。
だから心身を使いますし、他者とのコミュニケーションも大事です。

でも彼女はコメディア・デラルテについて知りたいだけ。
他の参加者とのコミュニケーションには興味がないらしく、誰とも口をきかないし、(遅れてきたにも関わらず)あいさつなし。ワークのときは上の空で、「しらけ」て他者を見ているありさま。
なのにワークが終わってから急に積極的になった彼女は、リサのところにダッシュ!
質問攻めを始めました。

質問するのが、「いけない」と言っているのではありません。
せっかくのチャンスなので、質問や疑問があったら講師にぶつけるのは、あたりまえのことだと思います。

しかし、講師には1時間の休憩しかなく(次のクラスが始まるので)、他の人たちの中にも、リサとお話ししたい人が待っていました。そういう状態にお構いなしでリサから情報を得ようとしている態度に、ちょっと腹がたったのです。

ワークショップ中から積極的で、「やりたい!」というエネルギーに満ち溢れているなら別ですけど、ワークショップでは静かで、フィードバックでは何も発言せず、ワークが終わったとたんに講師の人に知りたい情報を質問するのって、いったいどういうことなんでしょうか?

「リサは次のクラスがあるので、質問はそのくらいにしてください」と言うと、
彼女はだれ~にも挨拶しないで帰っていきました。

「いったい、何だろう?」

理屈では説明できない不愉快な気持ちが、みんなに残りました。

ワークショップを企画しているものとしては、ただ知識の交換をしたいのではありません。一緒にワークショップをすることで他者から学ぶことを大事にしたいと思っています。それにこういう会は、コンテンツだけではなく、企画したものや参加する人たちの気持ちや、それらの交流も大事なことだと思っています。また、こちらも一方的に知識を伝授するのではなく、もっと目に見えないものも伝えていきたいと思っていますし、それを分かち合いたいと思っています。

数時間だけれど、一緒に時を過ごした人たちなんだから、「さよなら」の挨拶ぐらいしたっていいんじゃないだろうか?彼女の失礼な態度に、とても腹が立ちました。

彼女が帰っていくときに、偶然すれ違ったわたしは、「彼女、わたしに気がつくかな?」と思い、ちらっと見ました。すると彼女は、薄ら笑いを浮かべています。満足そう(?)わたしには気がつかない様子。

彼女の顔をみて、思い浮かんだコメディア・デラルテキャラクターがあります。

それは「パンチネーラ」。

パンチネーラは、みじめな自分の身の上話をして、人の同情をさそいます。
しかしお金を恵んでもらうと、とたんに態度が急変。相手に下品なことや失礼な態度をする(そういう態度をとるのがすき)という性格。

その大学生の彼女とパンチネーラ、だぶって見えました。

「ああ~。彼女はパンチネーラだったんだぁ」

「ほんとだ、まるでパンチネーラだ」

そう思ったら、なんだか気が楽になりました。

July 15, 2005

仮面によって自分をさらけだすということ。

東京コメディア・デラルテやルコック・ワークショップの最中っす。

と~っても盛り上がった大阪ワークを経て、さて東京ワーク。
どんな雰囲気になるんだろう?
わくわく感いっぱい!

新しい顔、久しぶりの顔、なじみの顔。
いろ~んな顔が集まって、スタジオはあっという間に、エネルギーの坩堝!

も~みんな最初からノリノリで弾けてる。
「ぱぁ~ん」って音が聞こえそうなぐらい。

このワークショップでは、「腹の底から感じる」や「楽しむ」ということが、とても大事。
「わたしは役者!」みたいな外側のプライドがある人より、人間として「感じて」ただ存在する人のほうが、ずっとステキに見える。

役者にとっては、「腹から演技する」という原点に立ち戻される経験だったと思う。
この経験を通して、それぞれの役者さんが、より深い存在感を手に入れられるといいなぁ~。

初心者の人たちにとっては、新しい自分の発見だったんじゃないだろうか。
「仮面をつけることで、日常出せない自分を出せた」という感想をたくさんもらった。

仮面をつけるということは、自分を隠すためじゃなくて、自分をさらけ出すための仕掛けなんだ。

July 14, 2005

キャラクターづくりに非常に効果的。

コメディア・デラルテ&ルコックのワークショップの通訳をしてます。

翻訳はしたことあるけど、通訳は初めて。

講師のじゃまにならないように、大事なニュアンスを伝えるように、がんばっとりま~す!

リサのワークは自分自身が受けたことがあるし、彼女とは何度も稽古をしたことがあるので、彼女のニュアンスはわりと掴めていると思う。

+++++++++++

コメディア・デラルテは、古典がもっている強さがある。

これが100%そのまま、現代の演劇に使えるとはいえないかもしれないけれど、間違いなく「知っているべきこと」の一つだと思う。

ルコックシステムもコメディア・デラルテもキャラクターづくりに焦点をあてているので、キャラクターとしての表現がおろそかになりがちなインプロバイザーにとっては、非常に大事な勉強だと思う。

インプロバイザーや役者のみなさんには、と~っても役立ちますよ!

東京でのワークショップも楽しみです!

関西インプロ

ただいま大阪っす。

3日間のロングフォーム・インプロ・ワークショップをしました。

先日ベルリンで体験してきた新しいフォームをみんなに伝授するのが目的です。

それと、ベルリンでインプロを体験したなかで得た「リラックス感」や「クリエイティブなありかた」をみんなに伝えたくて。

1日目は、「ブロー・イット」と「ドミノ」。

「ブロー・イット」は、言葉を使わないで、動きだけのロングフォームです。
お客さんの想像力をかきたてる画期的なもので、インプロバイザーは自分の直感を信じて動くということが非常に大事になってくる表現フォーム。

「自分の直感を信じる」というテーマは、役者などアーティストだけではなく、生きているすべての人たちにもっともっと必要になってくることだと思うので、インプロがどう生かされていくのかを追求していきたいと思っています。

「ドミノ」は、最低2人でも上演できるというエコノミーかつシンプルなフォームです。

関西メンバーにはこれがすごく良かったみたい!

演劇的な深みをもったシーンがたくさんできました。

2日目は、それを生かして、3人ドミノ。

これがまたまた、とても良かった。

「演劇的なインプロをやりたい!」というみんなの希望が叶いつつあることが、とても嬉しかった。

ここ数年、関西のみんなとは試行錯誤を繰り替えしながら、活動をともにしているので、こういう「経過」自体にものすごく意味があるし、それを分かち合えることが、とても嬉しい。

July 09, 2005

リサ来日。

昨日、リサが来日した。

いよいよ今日から、大阪を皮切りにワークショップが始まります。

楽しみだぁ~!

July 08, 2005

5つの絵。ビジョンの大事さ。

昨日は「インプロ・ワークショップ・リーダーになりたい人のための勉強会」にひさびさに参加した。

新しい仲間も増えて、みんな緊張しながらも嬉しそうに会をすすめる。

今月の宿題は、「自分がワークショップをしているときの風景を絵で描いてくること」。

みんなは「これでカウンセリングされるんじゃないか」と予想していたらしいけれど、わたしはそんなつもりはこれっぽっちもなかった。

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わたしは若い頃、自分のモヤモヤした気持ちがうまく理解できなくて、文章や絵をよく描いていた。

ただ描いて、そのまんま。机の中にしまっておいた。

あるとき、それを偶然見つけた。そして愕然とした。

そこには、「わたしが人生において大事にしているもの」や「わたしの苦しみ」などが、は~っきり表現されていたから。描いたときだって見てたはずだけど、そのときは気がつかなかった強烈な思いが、画用紙に描かれていた。まるで他人が描いたみたい。

その印象が強くあったので、みんなにも、自分の思いと面会してもらいたいと思ったのだ。

それに、自分の理想のイメージを具体的にすることで、自分のやりたいこと、自分が大事にしていることを「自覚」できるんじゃないかなぁ~と思ったから。

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さて、もじもじしながら発表する5人。

いやぁ~、面白かった!

5つの絵は、(あたりまえかもしれないけど)ぜ~んぜん違っていて、
それぞれの価値観・今おかれている位置・今感じていること・問題点を浮き彫りにしていた。

Aさんは、絵に登場している自分の顔が「笑っていない!」と思い、納得がいくまで修正したという。
顔の表情にこだわっているところが面白い。

Bさんの絵は、参加者の人たちがとって~も、活き活き+リラックスしている。でも自分は正座して顔は見えない。自分はまだ緊張しているのかな?それともみんなをリスペクトしているのかな?

Cさんの絵は、自分がいない。でも小さな種がつながりあって、そこからいろいろな芽がでていた。

Dさんの絵では、人間のハートがいろいろな形で表現されている。「もしワーク中にハートが見えたら、こんな風に見えるんじゃないか?」そんなすぐれた観察眼が見て取れる。

Eさんの絵は、エネルギッシュでカラフルな抽象画。他の人とは全く違い、自分の頭の中を表現したという。「でも他人が描かれていない、、、(冷や汗)」と本人。

それぞれの違いに驚き、それぞれの思いに感動した日だった。

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この日、お昼に、キープラネットの川野さんと晩成書房の水野さんと打ち合わせをする。

これから作ろうとしているDVDについて。

インプロのワークショップはやってみないと、やっぱり分からない。という意見もあり、全国各地で興味をもってくださっているみなさんに、もっと分かりやすいインプロの情報を伝えたいという思いもあり、川野さん&水野さんの協力を得て、ついに実現する。

さて、ただいま、この撮影に協力してくださるインプロ未体験者を募集しています。

くわしくは以下に情報がありますので、チェックしてみてくださいね。

http://www.impro-works.com/workshop/special.html

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静かに、ゆっくりと、丁寧に。

インプロを伝えていきたいです。

July 06, 2005

小冊子『ワークショップ・リーダーへの道』(晩成書房)完成しました!

1週間ぶりに東京に帰ってきました。

いやぁ~、今日はなかなか忙しい日で。

朝5:00起床、朝いちの飛行機で、福岡から成田へ。

そのまま浜松町で10時から、10月のインプロ・パフォーマンスの稽古。

1時からのアフタフバーバンとのセッションに、30分遅刻で到着。6時まで、じ~っくりワーク。

7時から新宿でインプロワークス制作部+物販部の打ち合わせ。
大きい荷物をひきずって、駅の階段をのぼったり降りたりしてヘトヘト。

だれも手伝ってくれない。。。
わたしがおばさんだから?
可愛い女の子だったら、「あの、持ちましょうか?」なんて声かけてくれる人もいるんだろうか?

そんなことを考えながら、30分遅れでトップスに到着。

みんなの顔をみたら、急に嬉しくなり、おおはしゃぎ!(苦笑)。

これから始まる一連のワークショップ、これからの展開について、いろいろ確認す。

わたしがニュージーランドにいるときは、どうしてもメールでのやり取りがメインになってしまうので、日本にいるときは、できるだけみんなとコミュニケーションを持ちたい。


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そうそう、キヌガワの講演を編集した小冊子『ワークショップ・リーダーへの道』(晩成書房¥1000)が、できあがりました!

ガリ版刷りの簡単なものにしようと思っていたけど、晩成書房の協力のおかげで、小冊子にしてはデラックスなできになりました。キヌガワもびっくり!

すご~い、これで¥1000?

めっちゃお買い得なボリューム感です。

できるだけ早くHP上で購入できるように、ただいま物販部がショップ・オープンの準備をすすめています。

もう少々、お待ちくださいね。

July 03, 2005

ボブ・ディランと打ち合わせする日が?

昨日は、長崎でイエローマン公演でした。

長崎子ども劇場の青年たちの一枚一枚手売りしてくれたチケットが、劇場満杯のお客さんを呼んできてくれました。(ありがとね、みんな!)

わたしは久々にメンバーとジョイントして、非常に楽しかったです。

イエローマンのすごいところは、彼らとパフォーマンスすると、いつも新しい「遊び」が見つかること。
今回も、いままでにやったことのない「遊び」が見つかりました!

これはわたしの宝ものなので、これからのパフォーマンスでも生かしていきたいと思います。


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ニュージーランドの友人ニッキー(「くじらの島の少女」の監督)が、ハリウッドで新作をつくった。

わたしは日本にいるので行けなかったけれど、この金曜日にシークレット上映会が行われ、うちのダンナが出席した。

辛口コメントのダンナも「すんばらしい~」と言っていたので、きっとほんとにすごい映画に違いない。

そして、さらにすごいことに、なんと、その映画のテーマ曲を、ボブ・ディランが作曲したそうだ。
ボブ・ディランは、いままでに一度も映画音楽を手がけたことはない。
この映画が初めてになるそうだ。

そういう意味でも、すご~いことらしい。

打ち合わせのために、ニッキーはボブ・ディランと、何度もニューヨークで会ったという。

夢のような話だけど、これはほんとうに、ご近所で起こった実際のこと。

わたしも、せっかくこの世にいるんだから、会いたい人に会えるといいなぁ~。

会えますようにって、漠然にでもいいから、そっとお願いしてみよう。

そうしたら、ある日ひょんなことから会えるかもしれないもんね。

July 02, 2005

これこそ、出前即興パフォーマンス!

佐賀県で、「ファミリーシアター」に始めて参加した。

これは、障害をもつ人+その家族のお宅におじゃまして、
そこでいろいろなお題をもらい、即興(インプロ)でお芝居を披露するというもの。

「即興の力をつけたい」ということで、ファミリーシアター代表の小松原さん(ばらさん)はじめ、
サケちゃん、ジュンちゃんの3人は、ここ3年間、不定期だけど継続的に、
わたしのワークショップを受けてくれている。

わたしはばらさんの活動に非常に興味があった。
ぜひ一度見てみたいと、ず~っと思っていた。

即興でお客さんとやりとりするのは、そんなに簡単じゃない。

こちらが「100%イエスアンド」でいないと、反応を見逃してしまったり、
(悪気はまったくないのだが)無視してしまったり、お客さんに反応を「強要」することになってしまう。

これは、即興でお客さんと向かいあうときに、一番大事なことであり、一番難しいところであり、一番楽しところであり、一番意義のあることだ。このやりとりが上手なインプロバイザーは、日本ではまだまだ少数なんじゃないかしら。

これをまず伝えたくて、3人とワークをする。

「え、こんな少人数でワークすること、あるんですか?」とバラさん。

いえいえ、イエローマンはいつも4人+ミュージシャンで稽古してますもの(^0^)。

実はわたし個人は、少人数のワークショップが好き。

ひとりひとりにじっくりコメントすること、細か~くて深いストーリーづくりのことなどを伝授するのが好きなのです。

大きなワークショップはダイナミックなんだけど、ひとりひとりと向き合う時間が少ないので、それがつづくと、「あ~、ひとりひとりと、じ~っくり向き合いたい」と思ってしまう。それでは当然、金銭的に厳しいので、そう我がままは言っていられないのだけれど。

ということで、濃ゆ~いワークを3人とやりました。
普段、伝授したくても伝授しきれなかった部分が伝えられて、わたし的にはスッキリ。

混乱しているシーンが、すっきりして、遊び心たっぷりにできるんだということを実感してもらえれば
まずはオッケーよん。

***************


そしてファミリーシアターへ!

お客さんが来てくれるんじゃなくて、パフォーマーがみなさんのお宅におじゃまする。

最初は、堤さんのお宅。
2家族のみなさんが、笑顔で迎えてくださった。

ファミリーシアター第二弾は、レミさんのお宅。
レミさんのお父さん、お母さん、レミさん、近所のふじしろくん。


いやぁ~楽しかった!

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え~、どんなことやったのぉ~???


みなさん、知りたいですよねぇ~。


実況については、また次回。

へへへ。

(今日は長崎でイエローマンの公演です!)

楽しみ。

July 01, 2005

常識より、自分の情熱を大切にしよう

熊本でワークショップをした。

参加人数が多くて、追加クラスが出るほどの盛況。

劇団の人たち、子どもたちと関わる青年たち、保育に関わる人たちが参加してくださった。

終わってからの食事会で、それぞれの人生のこと、恋のこと(へへへ)などを語り合う。

10代、20代の青年たちは、この多様な世の中でどう生きたらいいのか、どうしたら自分のやりたいことが実現できるのだろうかと、いろいろ考えているようだった。

わたしもその頃(というか、今もだけど)、悩んで悩んで、自分の生き方を決めてきたので、その不安感がよく分かる。

今になって、おこがましいかもしれないけど、若者にコメントするならば、

「誰かが作った道を歩かないと不幸になる。ということは無い!だから意味のない不安に振り回さないで、今やりたいこと、自分が揺り動かされることにしたがって、自分の道を行ったほうが幸せになれると思う。」

ってこと。

もちろん、他人を傷つけたりしちゃだめだよ。そういうことじゃなく。

「こうすることが常識だ」と思っていることの中には、日本だけの常識だったりして、世界の非常識だったりすることもある。

わたしは、海外に住んで日本で仕事をしている。
これは日本では常識じゃないかもしれないけど、海外ではそんなに不思議なことじゃない。

わたしは、40歳になってから、大学に入り直した。
これは日本では珍しいけど、海外では普通のことだ。たくさんの40代、50代が学校に行き直して、勉強したいことを勉強している。

わたしは、17歳年上のニュージーランド人と結婚した。
こんなに年が離れているのは珍しいと日本では言われるけど、海外では年齢は気にされない。

「ユリさんは、生まれてからすでにそういう感じだったんですか?」と岐阜のワークショップで参加者の青年に聞かれた。

そんなことぜんぜんなくて、わたしは「こうしなくちゃいけない」ということに縛られて、苦しくて苦しくてしかたなくて、悩んで悩んで、落ちこんでいた日々が長い。

そして、インプロに出会ったり、いろんな世界や人と出会うことで、ようやく自分らしく生きられるようになったのです。

だから、日本の若い人達の苦しみが分かる。

そして、そこから脱出することはできるよっ!あきらめるなよっ!って言いたい。

ほんと、可能性は無限で、それを選ぶのは誰でもない、”あなた”なんですよぉ~。。。。


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