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November 17, 2005

青年期におけるインプロの教育的効果について

大学で教育学を学んでいるということもあり、インプロ・ゲームが学校など教育機関で使われるようになり、そろそろインプロの教育的効果について、理論的に書く必要があるんじゃないかと思うようになりました。

ちょろちょろと書いていきたいと思っています。

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第一弾は青年期:現代の10代からら20代に必要なこと

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「君は何を今、見つめているの?若い悲しみにくれた瞳で、、」と歌ったのは、テレビドラマ『飛びだせ青春』。
古いですかねぇ~(苦笑)
夕日に向って走る、すがすがしい青年たちは、いったいどこへいってしまったのでしょう?

今日は、青年期の成長に必要なことを踏まえ、現代の青年期の問題点と、「インプロ」の視点からその解決策を提案したいと思います。

まず思春期・青年期には、乳児期、幼児期、学童期までに形成されてきた自分を見つめ、真の自分らしさの再構築がなされます。「自分とはいったい何なのか?」と悩むのはこの時期です。今まで味わったことのない不安・挫折感を味わうことがあります。人間はこの過程を経て、乗り越えて成長していきます。ここで、他者とたくさん関わりあうこと、いろいろな年齢の人たちと出会うこと、学びや遊びを通してのふれあいをもつ人間体験を多くもつと、この危機を乗り越えることができます。

しかし精神科医の服部祥子さんは、「現代の若者たちは、この張り詰めた苦悩がない」と、指摘しています。「よどんだ疲労感、うつ感情が強く出ており、自己を愛し、自己に価値を見出す自己意識と、他者の存在を認め他者と共に生きる味わいを大切にする対人感情をその中核にもつ「生きる力の火種」が弱く、小さくなっているように感じられる」と。

たしかに、ニートやひきこもりが増えています。
電車内やホームに座りこんでいる若者たちには、飛び出すほどの青春はないみたい。。。

これは「いい悪い」じゃないとわたしは考えます。「そうしないと生きていけない」んです、若者たちは。

「自分に自信がもてるか」というアンケートで、日本の大学生は、スゥエーデンの中学生にも大きく劣るほど、低い数字でした。つまり、自分に自信がもてない青年たちがたくさんいるということ。そして、服部さんがおっしゃるとおり、自己を愛せず、自分の価値を認められず、自己認識と他者認識が薄く、他者とともに生きる感覚が弱っているのです。

そして服部さんはこうもおっしゃいます。「この種火を消さないためには、自己に対する不信感や不全感、攻撃心などの否定的側面をも排除しないこと、むしろ、光とかげりを含めてこそ、人格的活力は健康に育つのです」と。

つまり、不信感などネガティブな感情をも肯定し、トータルな意味で、その若者を認めてあげることが、彼らが自信をとりもどすための鍵になるのです。

わたしたちインプロワークスのワークショップでは、「イエスアンド」という考え方を非常に大事にしています。どんなに自分と違うアイデアにも「イエス!」と答えてみる。ネガティブなアイデアも「イエス!」どんなに自分と違う人間に対しても、「イエス!」と受け入れてみる。

これは、相手に愛と興味を持つことで生まれるものであり、決して強制的にするものではありません。いいですか、ここが肝心なところです。「ノー」と言ってもいいいのです。ただ、「ノー」と否定され、排除される物事のなんて多いことが世の中には多すぎる。また、そこにあるのに、「ノー」として、ないことにしてしまうことが多すぎる。

だから、そのアンチテーゼとして、「イエス!」と言ってみようよ。という提案です。
「イエスアンド」は、すべてのインプロ・ゲームに共通するテーマであり、ここに意識をしながらインプロ・ゲームをすると、身体の奥から元気になります。

自分のカッコイイところ、「イエス!」
自分の可愛いところ、「イエス!」
自分ががんばっているところ、「イエス!」

そして、

自分のおちゃめなところ、「イエス!」
自分の失敗も「イエス!」
自分のネガティブなアイデアも「イエス!」
自分の存在って、まるごと「イエス!」

不思議なことに、自分に対して、まるごと「イエス!」と言えるようになります。

このようにインプロは、青年期の若者たち対して、
自尊心を高め、やる気の種火を点けるお手伝いをすることができます。

しかも、インプロ・ゲームは笑いながら楽しんでできるものです。

楽しみながら、笑いながら、自信を取り戻し、他者の温度を感じられる感性を養う。

これがインプロです。

引用
服部祥子「論壇:生きる力の種火を培う教育を」 1998年1月7日付け 朝日新聞

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Comments

>みぽりんさん

おおおお~、書き込み、ありがとうございます!

緊張しますよねぇ~、紙上に登場するのって。分かります。

さて、香川!

ぜひやりましょう。

各地域でインプロが非常に盛り上がってきています。そして、お互いが非常にいい関係で助け合っている。。。

ここにはとてもいい風が流れています。

お互いに協力しあいながら、情報交換や勉強をしあいながら、それぞれが地域で自立して活動する。そのための力をつけていく。

この健全で良質なコミュニケーションが成立しているからです。

インプロ好きなグループが集まっているんで、そうなるんでしょうね。

来年1月の「全国インプロ交流大会」では、それぞれの活動を報告しあう時間を設けています。これから地域で活動していくための、いい参考になるかもしれません。

近々お会いいたしましょう!

********

わたしの個人メールに、お返事くらさいねっ! (^0^)

ゆりさん こんにちは(^^)
9月に岡山でゆりさんのワークショップに参加したみぽりんです。初めて自分の身近な友達以外の方に書き込みするので、超ドキドキしてます。まずは、今日ここ香川県高松は寒いです。お日様とホットカーペトのおかげで、我が家の南側の部屋はぽかぽか気持ち良いですが・・・。日本は、ここ何日間で急に冬に差しかかった気がします。
そして、遅ればせながら、私も「この指」にとまりま~す。実は、ここに書き込むまで、自分の書いた文面を、書いたり消したりしていました。でも、よく考えると私には、素敵な仲間がいてそしてゆりさんがいて、これから始まる素敵な出会いが待ち受けている。そう考えると、いろいろな不安よりまずは飛び込んでいこう!!と思いました。
今 私は、Xingという8名の仲間と演劇を使って「子供たちの笑顔を増やそう」という活動をはじめました。そこでインプロに出会いました。初めは自分が楽しくて楽しくて(笑)そのうちリーダーにも挑戦し、インプロゲーム持つの意味やリーダーの難しさを知りました。もっと勉強したい!!経験をつみたい!!それが今の心境です。そして、今日ゆりさん教育的効果を読んで、やっぱり香川にのインプロを知ってもらわなくてはと思いました。今までその火種を付けてもらってた側から、今度は付けるお手伝い側になれたら・・・と思います。ゆりさん よろしくお願いします。この書き込みが、私にとっての本格的な、は~じ~めの第一歩です。

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