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May 10, 2007

こっそり言うと、ここでは「何を書かないか」ということが、裏テーマになっています。

ある本の中に、日本で出版されている「インプロ」本についての批判があって、ちょっと凹んだ。

このことに関しては、山のように言いたいことがあるんですが、同じ穴のムジナになりたくないので、ここではじっと耐えましょう。

新しいものや価値が社会に入っていくとき、その新しいものの全体がちゃんと理解されるなんてことはほとんどなくて、そのもの自体の「かけら」や「端っこ」が、まるでそのもの全体であるかのように伝えられてしまうことはよくあります。本当は正しいことを知ってほしいけど、そうじゃないことが「正しいこと」として伝わってしまうことは、この世の中にはよくあるのです。

「ニセ科学」という言葉があります。
「ニセ科学」とは、科学のように見えるけど、科学的じゃないことで、これらは科学的な根拠が全く無いのに、そうだと一般に信じられていること。たとえば「血液型性格判断」とか、「マイナスイオン」とか「水が言葉によって形を変える現象」だったりするそうです。それが教育現場にも「正しいこと」として流れていっていることがちょっとした問題になっています。

実はわたしは(科学者さんたちには怒られそうですが)、「血液型性格判断」が大好きです。その類の本もよく買います。これは人生の大きな位置をしめているわけではないですが、ちょっとした「娯楽」として楽しんでいます。このレベルならば罪はないのでしょうが、それでもしかし、科学者としては、「正しくないこと」が「正しいこと」として一般化されてしまうことは、とても残念なことなのでしょう。(この問題に関してはたくさんの著書が出版されているので、興味のある方は読んでみてください)。

そして、この悔しさを解消するためには、著者側は、「自分が正しいと思うこと」を届けるための行動をしていくしかないのです。(それに対して、誰かが「それは違う」って異論するかもしれませんが。)

そしてこれらは出版社の「モラル」や、本を買うほうの知識レベルもあると思うんだけれど、そこまで言ってしまうともうどうしょうもないですね。(敗北感ばかりを感じます)。。。

つまり、読者のチョイスは誰にもコントロールすることはできないことを肝に銘じることです。
正しい本が売れるかというと、そうではない。俗悪な本ほど売れたりします。これは読者が望んでいることだからでしょう。これは当然のことです。

sれらを前提として、ちょっと愚痴らせていただくとすれば、

できれば「正しい情報」がバランス良く伝わるといいなと思います。
本を書く人は、できたら正確な情報を伝えて欲しいな。ちゃんと調べて、正攻法で。読者の方々は、そういう情報の危険性を知って欲しいな。本に書かれていることがすべて正しいと思って鵜呑みにしないで欲しいなと。
(だから、この文章だって疑うべきなんです。。。デカルト??)

さて、気を取り直して、『編集者という病い』見城徹著(大田出版)を読みました。
こちらは「アカデミック」と対極な、個人的な想いによって書かれたものです。同じプロフェッショナルになるならば、どうせなら、こちらの態度を見習いたいな。

内容的には何度も同じ文章が掲載されていて、いかがなものかと思いましたが、著者の生き様はすごく面白いし素敵だと思いました。

アカデミックを盾にして「正しさ」を掲げた本と、リアルや本音を盾にして「真実」を追求した姿。

一日に読んだ対極的な2冊は、これからのわたしの行動に、かなりの変化をもたらしてくれると思います。
そういう意味では、凹んだことも、わたしを凹ませた本も、わたしにとって価値ある(勝ちある)ものだと言えましょう。

すべてに価値はあるんですね、きっと。(「科学」にも「ニセ科学」にもね)。

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