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May 04, 2007

「素敵さ」にフォーカスしよう!人権問題に関する映画フェスティバルにて。

ただいまオークランドでは「Human Rights Film Festivalー人権に関する映画フェスティバル」が行われています。

昨日わたしは夫とともに、オープニングの作品を観に行きました。
エイズに関するコンゴの短編映画と、「We are all nomal」というヨーロッパの知的障害者たちの生活を綴った作品でした。

わたしは、正直に言って、障害のある方々のことをあまり知りません。
親戚に障害者が何人かいますが、残念ながらあまりお付き合いがありませんし、ワークショップをさせていただくことがありますが、それ以上のお付き合いのチャンスがなかなかありません。

ワークショップでご一緒すると、いつも障害のある方々のチャーミングな魅力に圧倒されます。みんなのことが大好きになります。もっと長い時間いっしょに活動したいと思います。すんげ~チャーミングな人たち!
そして、映画に登場した障害者のみなさんもやっぱり魅力的でした。

世の中には「働けるか」「働けないか」という基準で人間の価値を決める傾向があって、たくさん働ける人はえらくて、あまり働けない人はまぁまぁで、まったく働けない人はダメというレイベリングをされてしまいます。
だから障害者の人たちへ「仕事の斡旋」についても議論になります。仕事をしないと人間じゃないのでしょうか?

働けなくても、働かなくても、(他動的にも、自主的にも)、人間には変わりなくて、生きてくれているそれだけで価値があるはず。つまり全ての生き物に意義がある。たとえば、コンクリートの裂け目に咲くスミレをみて、「ああ、このスミレも懸命に生きているんだから、自分もがんばろう」と思う人もいる。動物たち(まったく生産性のない生き物たち)が、人間を癒してくれる。。。

映画の後、人権問題の権威者と、車椅子のオーガナイザーと、知的障害をもつ2人のゲストスピーカーがそれぞれ映画の感想などを発言し、客席とのディスカッションが行われました。

いつもは自分の英語レベルを恥じて、公共の場ではできるだけ発言しない私ですが、このときは自分の気持ちを伝えたくてたまらなくなり、手をあげて発言しました。

彼らがすごくチャーミングであること。
そして、この世で「Disable」な人間なんていない。

っていうこと。
それが言いたくて。
(ニュージーランドではマイノリティであるアジア人のわたしが、公共の場で発言することも意味があると思えました。)

オーガナイザーである車椅子のマオリ女性は、弁護士なのにひとつも仕事がないと言っていました。
年間1億人の子どもがエイズで死んでいます。貧困問題を解決するだけの資金は、この地球にはありません。
地球の温度は上がりつづけています。あまりに大きな問題でめまいがしそうです

地球規模の人権問題は、少人数が小さな映画館で話し合ったからといって解決できるようなものではありません。わたしたちは無力です。知れば知るほど、自分が無力であることを思い知らされるのです。

でも、一人の声からしか始まらないのであれば、やはり声を出すことにも意味があると思います。

そして、「暗さ」にフォーカスするのではなく、「素敵さ」にフォーカスしていくこと。

恥ずかしがらないで発言すること。

そして問題の深刻さに飲み込まれて、さらに深刻になるのではなく、ワハハと笑いながら、ウフフと微笑みながら、嬉しさや楽しさの中に解決を見つけていけたらと思います。それはすごくささやかな小さな声かもしれないのですが、その反面、ものすごく力強いものであるとも思えるのです。


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Comments

>マイクさん

はじめまして、絹川です。
書き込みありがとうございました!

残念ながら6月3日は岡山でインプロ・ワークショップを行うため、拝見できませんんが、タイミングがあえばぜひ!

宜しくお願いいたします!
以降はメールでやりとりいたしましょう。

とりいそぎ、ご挨拶まで。


私の名前はマイク・スタッファーで、関西に拠点を置くコメディ会社――パイレッツ・オブ・道頓堀――の社長を務めております。幣社は、5ヶ国からの外国人で構成されている即興コメディグループです。英語と大阪弁でバイリンガル公演をし、外国人だけでなく、日本人のファンもどんどん集めてきました。
貴社は、弊社及びインプロ(即興コメディ)について興味があるかと思っており、宣伝させていただきいです。弊社次回のバイリンガルショーは6月3日に行う予定です。前半は大阪弁により公演し、後半は日本語と英語のバイリンガル公演をする予定です。我々のショー、お稽古へお越しいただき、貴社の記事の素材になれば光栄だと思っております。貴社からのご連絡を心からお待ちしております。

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