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September 30, 2007

茨城大学公開講座「教育と臨床に生かすインプロヴィゼーション」

茨城大学で、「教育と臨床に生かすインプロヴィゼーション」というワークショップを行っています。
これは茨城大学の公開講座のひとつとして企画されたもの。昨日+今日2日間のプログラムです。

参加者のみなさんは教員・スクールカウンセラーの方が大半。
最初は8名ぐらいの申し込みだったのですが、間際で急に増えて、満員御礼(定員20名)のクラスとなりました。

心理学の先生・正保先生の理論ー現代の教師は<現在・今にいる時間感覚>に欠けがちであることーにもとづいて、インプロのエクササイズをいろいろと試みました。

ワークショップ参加者の中には(とくに教師という職業の人たちは)、「とにかく”ネタ”を増やしたい。そのためにいろいろなゲームを知りたい」という人がたくさんおられます。それはそれで大事なことだし、こちらもそのための提供は十分できるのですが、気になるのは「そのゲームを指導する側が、ゲームを理解しているか。ゲームを指導できる力量があるか」ということです。

わたしはいつも、いろいろなゲームを紹介する際は、このポイントを必ず言うようにしています。
(しかしながら、なかなか伝わっていかないのも現状のように思えます)。

昨日イエスアンドについてまでやったので、今日はそれをさらに発展させた形の内容となる予定。

もちろん即興的な技術を磨いてもらうことが目的ですが、それ以外に、演劇空間=非日常の中で、日常ではなかなか表現する機会のない自分の感情や想像力を多いに発揮していただき、トータルな自分を取り戻してもらえるといいなと思っています。

今日はワークショップが終わったら、直行で東京へ。

この最中にも調布市市民劇場のオーディションが始まっており、参加者とのワークショップが明日から始まるため、その打ち合わせなど。

ここ一週間はワークショップ三昧です。

教育と臨床に生かすインプロヴィゼーション講座で発見したこと。

茨城大学での講座が終了しました。

いやぁ~濃厚な2日間でした!

教師やカウンセラーの方々にどのような問題定義をし、どのようなエクササイズを提案し、どのようなコメント・メッセージをお伝えするか。ずいぶんいろいろ考えてプランをたてました。

しかし。昨日の晩から考えていたプランは、朝一番に全面撤回!
朝参加者のみなさんの顔を見たり、みなさんの「今日の気分」を聞いたりするうちに「そぐわない」と感じたのでした。よって、プランをほとんどすべて変更して行いました。(わたしはワークショップをリードするとき、もちろんプランはたてますが、そのときの参加者の状態によって、かなり自分の直感を信じて、内容を変更します)。

どのように変えたかというと、参加者のみなさんが、「ネタ」としてインプロを持ち帰るのではなく、「体得」して持ち帰ってもらえるようなエクササイズとコメントの流れを作ったのでした。

よって昨日よりはるかに体験インパクトの強いワークショップになったように思いました。

みんなでたっくさ~ん大笑いをし、たっくさ~ん創造し、たっくさ~ん面白いシーンを創ることができました。

このクリエイティブな能力が、実はカウンセラーや教師などの指導者にはものすご~く大事だということを発見しました。そしてこのようなクリエイティブな能力は「ただ楽しいだけのワークショップ」では身につきません。しかし、「ただ真面目に、エクササイズのルールを守るのが目的のワークショップ」でも身につかないことも分かりました。

どうしたら、クリエイティブなリーダーを育てるワークショップをリードするか?
これには、「理性」と「遊び心」の両者が必要で、「客観的」ながらも「主体的」に関わる態度が必要です。
その辺りはなかなか目に見えないものですが、リーダーを育てるためのワークショップには必要なことだと今回改めて思いました。

心理学の立場から、「どうしてインプロがそんなに大事なのか」というお話を伺えたことも大きな学びでした。
この件については、正保先生と一緒に執筆してまとめたいなぁ~と思っています。

(正保先生にも「ゆりさん、インプロの本を書いてよぉ~」と言われました。そう。実はすでにそういうお話ももらっているのですが、ぜ~んぜん書けてないよぉ~(涙)。。執筆したい本の考案がたくさんあるのです。それからインプロに関する本で翻訳したいものも。う~ん、来年にはいくつかの本の出版を実現させたいなぁ~!!!!)

つくばエクスプレスで帰宅。

さすがに連日6時間のワークショップでへとへとっす(苦笑)。。。

今日で9月が終わり。

じょじょに秋。わたしの中でもなにかが熟成していっているような気がします。


September 28, 2007

ぶらぼ~!しあすぽ!

しあすぽ2日目は、立ち見がでるほどの満員御礼の大賑わい!

ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!

出演してくれたみんなもありがとう!

「東京パリ帝国」
「青空ジャイアンツ(劇団「もざいく人間+野島竜太郎)」
「オレンジ・ファルコンズ」
「インプロモーティブ」

そしてお手伝いしてくれた桐朋学園の学生さんたち、ありがとう!

今回はたくさんの新しい出会いがあって、とても嬉しかったです。

今まで出演してくれている仲間はさらにパフォーマンスの充実度が増した感じがするし、新しい出会いによって仲間の輪がぐ~んと広がった感じもします。今回はパフォーマンスに向けて、たくさん稽古できたのも良かった!

また、台北&香港チームのまさ、たく、ゆりの3人チームも長いツアーから凱旋公演を経てますますチームとしての結束力がついた感じがします。このままでは離れがたし。「いつかまた一緒に公演しよう!」という意識へと移行しています。

そしてお客さんもたくさん来てくれました。観に来てくれた役者さんから、「こういうショーなら、ぜひ僕も出たい!」と言ってくれました。嬉しいなぁ~。「これからも続けるぞっつ!」というエネルギーをたくさんの人からいただきました。

こういう嬉しいエネルギーをもらえるから、わたしは続けていけるのだなぁ~。

ありがたい、ありがたい!

次回のしあすぽは12月10日を予定しています。
渋谷ザナドゥでやりたいんだけど、12月はパーティが続いていて、ザナドゥを借りるのは大変らしい。
これから、制作のおっちーと相談して決めていきま~す。


September 27, 2007

今夜もしあすぽへ!

シアタースポーツ一日目終了しました!

「オレンジ・ファルコンズ」、「インプロ・モーティブ」、「赤堤ビンケ」、「だよね.com」の4チームが出演しました。

「オレンジ・ファルコンズ」はシアタースポーツ・オリジナルメンバー。安定したシーンを展開。何回も5点をもらってました。

「インプロ・モーティブ」は、いつもながらのど派手な衣装+エネルギッシュなパフォーマンスでした。

「赤堤ビンケ」。劇団「赤堤ビンケ」の3人。密かにキヌガワはこのグループのファンでございます(^^;)。
このチームはインプロのトレーニングをほとんど受けていません。びっくりするぐらいインプロのルールを知らない!
インプロ通の人が観たら「え~、こんなのインプロのルールに反してるよ」と思うかも。でもわたしとしては、そこが面白くてしかたないのです。わたしのように長年「インプロ汁」の中で生活している人間には出てこない発想が、彼らから出てくる。そしてそういう場合、ほとんどが「でもやっぱり本家のほうが正しいチョイスだね」となるんだけれど、このグループのやっていることは、「もしかしたら、こちらのほうが真実かも」と思わせるものがある。
だから、「すごいなぁ~」といつも関心しています。
昨晩も、「すごいなぁ~」と思わせてくれるシーンを数々演じてくれました。
(劇団の旗揚げ公演直前なのに出演してくれてありがと~!)

「だよね.com」は最年少グループ。
桐朋学園の生徒さんたちによるグループです。このグループは「これから」のグループ。
とにかく一緒に付き合ってもらって、お姉さん・お兄さんからいろいろ吸収してもらえればと思います。

********

絹川のカミカミな司会でオープニング。

優勝は「オレンジ・ファルコンズ」。準優勝は「インプロ・モーティブ」でした。

その後、台北&香港公演から帰ってきた3人による凱旋「ロングフォーム」。
タイトルは「体育館」。わたしたちのフォームはとにかくノールール。
お客さんからタイトルをもらったら、あとはノンストップでシーンを展開していきます。コネクトする場合もあるし、しない場合もあるし。そんなフォーマットです。

あっという間の30分。

もっとどたばたになるかなと思ったけれど、意外に詩的なロングフォームになりました。

台北&香港では、英語でパフォーマンスしていたので、このメンバーで日本語でパフォーマンスするのはすごく新鮮。凱旋公演とはいえ、新しいグループのような気さえしました。

この3人はなかなかいい取り合わせなので、これからもこのメンバーで公演できたらいいな。

なんて、また新たな夢が膨らみましたよ。(^0^)

*******

今夜も「シアタースポーツ」です!

今日はまた違うグループ⇒「東京パリ帝国」、「青空ジャイアンツ」も登場します!

「オレンジ・ファルコンズ」、「インプロ・モーティブ」は続投。凱旋「ロングフォーム」もあります。

ぜひご来場ください!


September 26, 2007

シアタースポーツ!シアタースポーツ!

今日はシアタースポーツの日!

とても豪華な出演メンバーです。

台北&香港の「アジア・インプロ・フェスティバル」に出演したメンバー(絹川・佐藤拓之(双数姉妹)・飯野雅彦)もロングフォームをやります!

ぜひぜひ!

http://202.229.27.172/dearmessage/message.php?s_id=improworks2&month=&no=2007092501

アルゼンチン「ブエノスアイレス・インターナショナル・インプロ・フェスティバル」

アルゼンチンのインプロ・グループからメールが。(彼らとは去年ドイツの「シアタースポーツ世界大会」でご一緒しました)。

「ブエノス・アイレス・インターナショナル・インプロ・フェスティバル」が、アルゼンチンで2007年11月8日~18日まで行われるそうです。

HPは以下。

http://www.lpimatch.com/mundial/

ビデオ・クリップもあるので興味のある人は観てみてください。

***************

<余談>
彼らが上演しているスタイル(インプロ・マッチ)は、カナダ人のインプロバイザーがヨーロッパに紹介したスタイル。
このスタイルは、キース・ジョンストンの「シアタースポーツ(TM)」をぱくったようなスタイルて、残念ながらキースのシアタースポーツよりも先にヨーロッパに紹介されてしまったため、いまだにこの形式でパフォーマンスしている国もある。似たケースではアメリカの「コメディ・スポーツ」がある。これも「シアタースポーツ」のアイデアをぱくったスタイル。「上演権利代を払いたくない」などの理由で、これらのスタイルが発生。びっくりすることに、こちらのスタイルのほうがポピュラーである場所・国もある。(というのが「シアタースポーツ」サイドのおおまかな意見)

*************

わたしは来年2008年のこのフェスティバルに招待されました。

出演するかどうか??

台北&香港のアジア・インプロ・フェスが終わったばかりだし、来月は「リオン・インプロ・フェス」出演だしで、うまく考えられな~い!

これからのやりとりで考えていきたいと思いま~す。

September 25, 2007

日本人の幸せ度。

日本に帰国しました~!

日本にはもう「秋」がやってきていますね~。ちょっと涼しくていい感じ。
9月末ですので考えてみれば当たり前ですが、台北も香港も暑かったので(いまだにクーラーがないと眠れない温度です)、この天然の涼しさはとっても心地よいです。

考えてみると、「季節が4回変わる国」に生まれたのってラッキーですよね。
いろいろな空気感・環境イメージを味わうことができるもの。それに日本は細長い島国だから、北と南の気候がぜんぜん違う。。。これも味わいがあるものです。

そんな風に、海外から帰ってくると、逆に日本のよさが分かることがあります。
逆にいうと、ず~っと同じ場所にいると自分達の居場所の良さになかなか気がつけなかったりします。

今発売されている『週刊文春』に気になる記事がありました。
「長寿は世界一でも、「幸福度」は90位、セックス頻度は最低」という記事です。

日本の人たちの「幸福度」、「自国の誇り度」、「父親が家庭に関わる時間」、「子どもが勉強する時間率」はと~っても低い。

高い比率は「自殺率」、「仕事と家庭の調和に関する世界意識調査」の「満足していない度」が世界一。
日本の子どものテレビを見る時間もとても長い。また「仕事に意欲的かどうか」も最下位。。。。

「協調性も高いが、非協調性も高い」という特殊な国民性の日本人ですし、このデータをそのまま悲観的にうけとるのはかえって危険かもしれません。しかも新しい価値観が入ってくるとすぐにそれに左右されてしまい、昨日まで「白」だったものを、次の日には「黒」と断言してしまう傾向が、日本にはあるように思えます。

(だから、なかなか「誇り」がもてないのかも。でも反対に言うと、「柔軟性がある」ともいえるのでは?)

しかし、それにしてもこのデータはかなりショッキングだなぁ~。。。

日本人が日本人としての「誇り」をもって、毎日に幸せを感じられること。

そのためには、どうしたらいいのでしょうか???

ヒントとしては、「逆もまた真なり」かもしれないと思っています。

つまり、「新しいもの」は「古いもの」であり、「古いもの」は「新しいもの」であること、「いらないもの」は「いるもの」であり、「いるもの」は「いらないもの」であること、「綺麗なもの」は「汚いもの」であり、「汚いもの」は「綺麗なもの」であるというものの見方。(最近、世界中の空港で展開しているメッセージと共通しています)。

そこに回答があるかもしれないと感じています。

September 23, 2007

もーまんたい3。

香港の最終公演が終わり、2007年第一回アジア・インプロ・フェスティバルが終了しました!

いやぁ~、キヌガワ的には、最後まで「ど~なるのっ?」という状態でしたが、お客さんは日に日に増え、評判もとても良かったです。それぞれのチームがそれぞれに勉強し、成長し、そして最後にはみんなが「嬉しくて、離れたくない!」気持ちでいっぱいだったことをご報告します。

台湾、台北チーム「勇気即興劇場」
中国、香港チーム「チャンピオン・インプロ」
日本、東京チーム「インプロ・ワークス」

楽日のパーティは香港スタイルのレストランで、みんな超浮かれ気分で。

男性プレーヤーは、台北のときと同じように「服を脱いでぇ~!」の女性陣のコールで裸にされるわ、「ほったら!」(日本語で「一気!」)の掛け声でみんなゴクゴク飲むわ、みんなキスキスの写真をとりまくるわ、狂喜な夜でした。

わたしは比重として「ギブ・アンド・ギブ」で、みんなにたくさん与えたアウトプット作業が多く、かなり疲れました。
(それも、みんなの笑顔で吹っ飛ぶのですが)

それにしても、自分にとっての「テイク」はいったいなんだったのでしょう。。。。???

と自問自答。

それはたくさんあるはず。しばしゆっくり休んで、わたしにとっての収穫を振り返ってみたいと思います。

明日、早朝に香港を発つので、今日はエアポート・ホテルに宿泊。ひさびさにゴージャスな部屋でのんびりできて、自分にご褒美してま~す。

September 22, 2007

も~まんたい2

香港公演、1日目、2日目と無事に終了しました!

こちらのネット環境が良くないために、すぐに情報をアップできなくてごめんなさい!

******************

両日とも、お客さんは少なかったですが(50人には達しませんでした。。)、内容的には気持ちのいいものになったと思います。なにより、台北チームの成長振りには目を見張るばかり。彼らは日本チームのいいところをすべて吸収しています!!!!

(逆に、日本チームは苦戦しています。いやぁ~いろいろありますなぁ~。わたしは修行僧状態です)。。。

テクニカル関係ではいまだにいろいろバタバタしていて、しかも、わたしはなんだか煙たい存在らしく(苦笑)、彼らがついに英語を使わないで中国語だけでリハーサルするようになってしまいました。こうなると、わたしはいったいどうなっているのか検討がつきません。だからただぽつんと現場につきあっています。それはそれで、問題が解決できるのならいいのですが、困ったことに、最終的に物事が決まらなかったり、問題が解決できないときになって、「ユリ~、どうしたらいい?」と英語で話しかけてくる。

「だったら、最初から話に加えてよぉ~。もしくは自分達で解決しておくれよぉ~」と言いたくなりそうになる。。。

しかも、みんなテクニカルな問題(たとえば音響のレベルとか照明の当たりとか)に慣れていないので、関係ない出演者に向って問題をくどくどと話してしまう。出演者は中国語も英語もままならない人たちもいるので、その人たちが誤解をしてしまったり、する必要のない心配をしたり、する必要のないネガティブ・オーラを発したりしてしまう。ますます悪循環っす。。。。

まぁ、そういう難しさを乗り越えて、プレーヤーが元気に舞台をやってくれているので、なにもかも結果オーライなのですわん。

**

明日の最終公演は、一部が全員シアタースポーツで、二部が全員ロングフォーム。
このロングフォームを「なにをするか」を決めるのにとても戸惑っていました。わたしはなんとかみんなが元気に堂々とできるように励ましているつもりなのですが、何時間もリハーサルをしていますが、なかなかみんなが活き活きとできるフォーマットが見つかりません。わたしはなんとなくトレーナーという立場になっていて、「結局、わたしが考えなくちゃどうにもならないのね」というところまで自分で自分を追い詰めていました。

だから昨日の夜は、そのことをず~っと考えていました。

しかも昨晩は、みんなにつきあって飲みにいったはいいけれど、わたしだけが乗らなくてはならないバスを逃してしまい、タクシーで帰るはめに。しかもタクシーの運転手さんの誰ひとりとして「リビエラ・ガーデン」(シェリーのうちの場所)を知っている人がいない!。英語も通じない。「もう帰れないから、ホテルに泊まろうか」とホテルを探したけれど、それも見つからず。。。。結局、深夜の香港の町を徘徊して数時間後、パトロールしていたオマワリさんに聞いて、やっとタクシーに乗ることができたのでした。

家に着いたのは深夜3時30分。いい年して、なにやっているんだろう~。ちょっと自分が情けなくなりました。。。。(苦笑)。。。

さて、この深夜の徘徊が功を奏したのか、みんなに相応しいロングフォームを考え付きました!
それは「パラレル」というフォーマットです。今日、本番前に試したところ、なんとかみんな楽しくできそう!

ほっとしました。

******

それにしても、わたしはどうしてこんなに自分から苦労を背負ってしまったんだろう???

******

わたしはいろんな意味でどうしても「ご意見番」になってしまい、「怖がられたり煙たがられる立場」になってしまいがち。それが正直言って、今はとても苦しいです。

「でも、自分がやりたくて、このフェスティバルを企画したんでしょ!!!」と自分を戒めているものの、味方があまりにも少ないと、気持ちってなえるなぁ~。。。せめて身近な人たちだけでも、気持ちをシェアーしてもらえると救われるんだけど。。。。

な~んて。スミマセン、愚痴になってしまいました。。

*****

すべては自分が仕組んだこと。
みんなが(自分も含めて)、最後まで気持ちよくできるように、できるだけのことをしたいと思っています。

今日はひとりになりたいのと、インターネットがあまりにもチェックできないということで、急遽、ホテルに宿泊することにしました。

明日は楽日。マチネとソワレの2ステージです。

September 20, 2007

もーまんたい。

劇場入りしました。

香港アートセンター(香港芸術中心)の小劇場です。
100席弱の客席ですが、客席が三方にあり、天井も高く、本格的な劇場です。
小劇場出身のキヌガワとしては、とても心地よい空間で、台北のときに比べるといい環境でパフォーマンスができそう。

それにしても香港シアタースポーツのメンバーはほとんどが役者さんではないので、劇場のことはよく分かっていないみたい。とくにリーダーのシェリーはしっかりしているけれど劇場のことは、とんと素人さん(冷や汗!)。「大丈夫かぁ~???」と首を傾げたくなること多々。

仕込み、段取り、テクニカルリハーサルなど、準備にかなり手間取りました。
照明オペレーターのリクエストで通しをしたけれど、肝心の本人が途中までシーンを見ていなかったり、シーンの暗転のきっかけを何度やっても理解できなかったり。しかもワークショップの生徒さんたち(ほとんどが高校生)がわんさか劇場に来て、大きな声でおしゃべりしているし。この分野にストイックなわたしとしては、かなりもんもんとしていました。

こういうことに寛大な我がメイツ、拓ちゃんとまさは、明るく段取りに付き合ってくれています。

そういう彼らにはすまない気持ちが沸いて来るし、香港シアタースポーツのメンバーの気配りのなさにはいらいらするしで、ついにキヌガワは「ぶちっつ」。キレテしまいました。

そしてシェリーに、「彼はぜんぜんシーンが分からないみたいなので、だれか違うスタッフにオペレートしてもらったほうがいいんじゃないの?」。
あせったシェリーは照明オペレーターと長時間の打ち合わせを。(この辺り、広東語なのでなにが起こっているかまるで分からない状態。。。)

こちらがまったく状況をつかめないまま、ランスルーは終了。

「明日はすべて上手くいくから、モーマンタイ(問題ない)」とシェリーは言う。

本当か?

今まで、何度か行き違いがあったので、とにかく念入りに確認をした。

これはパーソナリティーかもしれないけれど、香港に来てからスケジュールや事の経緯が不明な場合が多い。
台北のときは、シャウシェンが細かく段取りを組んで、みんなにスケジュールをシェアーしていたけれど。

いい雰囲気で本番を迎えたいのに、結果的にわたしが一番ぴりぴりしていて、一番「怖い」存在になっているみたい。

なんだか残念だけれど、本番をきっちりやりたいので、妥協したくないところはどうしても妥協したくない。

さぁ、これから劇場入り。本番です!

September 18, 2007

魔か真か、マカオ。

久々にオフだったので、マカオに行ってきました。

マカオというとギャンブルが有名ですが、わたしはギャンブルにはあまり興味がありません。(昔パチンコを少しやったぐらい)。だからマカオにはまったく興味がありませんでした。

でも最近アジア人と交流する中で、あらゆるアジアという場所・歴史・文化に興味をもつようになりました。
そして香港からフェリーで1時間という気軽さも手伝って、(普段はオフ日はだらだらしているのですが、)足を運ぶことにしました。しかもマカオには、世界遺産が沢山あると聞いたので、ぜひそれらを観たいと思いました。

さてあまり予備知識もなく、ホテルの予約もせずに、ぶっつけ本番でフェリーに乗りましたが、けっこうスムーズに入国し、ホテルを紹介してもらい、(一泊なんとHKD90!)、汗だくでしたがあっさりとホテルに到着したのでした。

マカオはギャンブルの街ですが、ちょっと道をそれると、古い町並みが残っています。
17sep12

中国の古い街なみに、いきなりポルトガル領だったときのヨーロッパの古い建物が突然あらわれて、とても不思議な街。映画の『2046』や『紅街市』などのロケ地や観音堂などの仏教寺院。昔の中国へタイムトリップしたような町並みでくらくらしました。

わたしは歩いて歩いて、屋台の名も知れぬ食べ物をたくさんいただき(動物の内臓類や麺類や)、たくさん世界遺産の建物を見学。た~っぷり観光してきました!

(これでインプロのショーのタイトルが「マカオ」でも自信をもって演じることができます。(^0^))

17sep14


帰りはフェリーでポルトガル・ワインをぐびぐび。あっという間に香港です。

中環のIFCモール内、パシフィック・コーヒーでメールチェックをして、(このブログを書いて)、そしてシェリーのうちへ帰ります。

明日は朝からいよいよ劇場入り。

気を引き締めてまいりましょう!

September 17, 2007

香港のネット環境。。。

香港です。

いやぁ~、宿泊しているシェリーのうちのインターネット・コネクションとの相性があまりよく無くて、メールチェックもインターネットもできず。。。(涙!)

本当に困ってました~!

しかも、金曜日から日曜日まで、一日中ワークショップだったので、インターネットカフェへ行く時間も無く、泣く。。。

今日はようやくオフなので、バスを乗り継ぎ(シェリーのうちは郊外なので)、セントラルまでやってきました。
そして無料インターネットコネクションがあるという「パシフィック・コーヒー」へ。
無料といっても、コネクトするためにはクレジット・カードで契約しなくてはならず、その手続きだけで1時間もかかってしまいました。。いやはや、ネット環境が良くないと、本当に困ります。。。

メールはなんと300通も。

これからチェックしま~す。

September 14, 2007

香港一日目

香港一日目
夜中に香港に到着。成田からは3時間なので、あっという間です。
香港空港から1つ目の駅、青衣駅でモニと拓ちゃんが迎えにきてくれました。
タクシーに乗ってシェリーの家へ。
彼女のうちはそびえるマンション街にあります。40階のマンションの20階。

今日は7時からワークショップ。
ロングフォームを行いま~す。

September 13, 2007

ワークショップ掛け持ちディ。

朝から営業インプロ講師陣への研修。

現在、ありがたいことに、営業インプロはさまざまな企業さまからとてもいい評価をいただき、銀行関係、IT関係など大手企業さまからも依頼を受けるようになってきました。このようにますます土壌を広げていくに当たって、わたしたちは講師陣のレベルアップ、コンテンツのブラッシュアップを欠かさずに行っています。

今日は10時から5時まで、た~っぷりと講師陣へ研修。
インプロについて深く、深く学んでもらいました。また、さまざまなトレーニングについてのディスカッションも。

わたしは朝から疲れてぼろぼろでしたが、みなさんの研究熱心な態度に刺激を受け、いろいろなアイデアを捻出しました。

その後、「遊ぼう会」の会場(月島)へ。
20名を超える参加者で賑やかでした。テーマは「ムーブメントからシーンへ」。コンタクト・インプロやラバンの8つのムーブメントの要素を取り入れて、新しい試みをやってみました。

いやぁ~、人間ってすごいですね。ほんのちょっとの決まりごとだけで、さまざまな表現をすることができる。
その素敵さをたくさん感じ取ることのできた会でした。

朝10時から、夜10時まで。

2つのワークショップの掛け持ちでヘロヘロなキヌガワは、めずらしく「ビール」のお誘いも遠慮させていただき、早々に帰宅しました。

明日から香港。

これからパッキングで~す!


September 12, 2007

バトンタッチのとき来る???

ある大手の企業へビジネス研修。

この研修は、始まって2年目。一緒にやっているスタッフや大学教授と、いろいろと工夫しながらの作業はとても刺激的です。

その後、シアタースポーツの稽古。
今回は述べ8チームが出演するので、稽古の数も増やしています。若いエネルギーが、本番で発揮できるといいな。

夜中に、オランダから帰ってきたばかりのベルギーの友人とスカイプ。
彼は、オランダのグループからインプロのコーチを頼まれたそう。不思議なことに、オランダでは割りとインプロは盛んで、アムステルダムでは毎年インプロ・フェスが行われているほどなのに、現地にはいいインプロのグループやインプロバイザーがあまりいない。フェスティバルのプロデュースはすぐれているんだけど、コンテンツの質がともなっていない感じ。それで彼がコーチすることを頼まれたそうだ。

その後、アムステルダム・フェスのうわさ話をいろいろ。来年のアムス・フェスへの出演が決定したそう。わたしは今年フェスに行ったとき、「来年もぜったい来てね!」といわれたけれど、残念ながら来年の2月は、調布市民劇場の杮落としなどの仕事があるので出演は無理。でも他の日本人チームのことも紹介しておいたので、来年はどこかわたしたちではない日本チームに声がかかるかも。飛行機代などすべてが出演者の持ち出しになるので、経済的になかなか厳しいけれど、経験として、だれか参加できるといいかもね。

さて、わたしは彼とのスカイプで、ますます世界をボーダレスに活動する力が沸いて来ました!

わたし(+インプロ・ワークス)は、今まで自分達より歴史の長い「おねえさん、おにいさん」の国やグループでいろいろ学んできました。それはもちろんこれからも続くのですが、プラス、自分達に「妹、弟」ができていることを今回のアジア・インプロ・ムーブメントで感じました。20年近くインプロをやってくると、自分たちより若い世代が生まれてくるのですね~。

台北や香港のようにインプロをまだよく知らないアジアの人たちに、自分達の経験やスキルを伝授していきたいな。そうやって世の中に還元していきたいな。

そろそろわたしは、そういう立場になってきたように思えます。

もちろん、その分、個人のアーティストとして、もっともっと冒険していきたいなぁ~!

そんなことを夢うつつに考えています。

すごく疲れているはずなんだけれど、これからの自分の可能性にワクワクして、なかなか眠れないわん!


September 11, 2007

9月26・27日は盛りだくさんの「シアタースポーツ」へ!

日本に帰国しました~。

台北からはあっという間。本当に近いです。

成田空港で明石君がお出迎えしてくれました。(成田空港でわたしを出迎えてくれた人は、わたしの人生の中で、明石君が初めてです!)

さっそく9月の「しあすぽ」の打ち合わせ。
今回は2日間で、しかも出演チームが多いので、どんなフォーマットでやったらいいか検討しました。
今までは2チーム対抗が主だったのですが、今回は4チーム対抗戦になりそうです。
プラス、台北香港帰国チームの凱旋公演としてロングフォームを上演します。

ものすごく盛りだくさんになりそうな「シアタースポーツ」。ぜひご来場くださいませ~!!!!!

http://202.229.27.172/dearmessage/message.php?s_id=improworks2&month=&no=2007090101

台北タイムズに掲載されました。

台北タイムズという新聞に、でっか~く記事が載りました。

記事の内容は、台北タイムズのウエッブ・ページでも読むことができます~。

http://www.taipeitimes.com/News/feat/archives/2007/09/07/2003377702

September 10, 2007

台北にて「即興ミュージック・ワークショップ」実施!

10時から5時まで「即興ミュージック」のワークショップをしました。

参加者は18人。定員オーバー+見学者ありという盛況ぶりでした。

今回は歌ちゃんがお手伝いしてくれたので、ヴォイスのこと、音楽の構成、アカペラ、音楽のジャンルについて、ソング、シーンと音楽、コーラスの創り方など、幅広い内容を織り交ぜることができました。
台北チームは歌が大好きなので、紹介したトレーニング方法をぜひ活用してほしいなぁ~!

その後、パーティ。
もろ「台北!」なローカルなお店で。
そこはビールがなんと3本で400円という安さ。
食べ物も美味しいし、とても安い!
台北、香港、日本チーム全員が集まりました。

ばくばく食べて、ばくばく飲んで。そしておそらく日本にいたらしでかさないような馬鹿騒ぎをして。
と~っても楽しかった!

「香港で会おうね~!」と。

(ただ歌ちゃんは香港公演に参加できないのが残念だなぁ~。。。)

明日、帰国です。

September 08, 2007

台北公演、千秋楽!

台北公演、無事千秋楽!

台北公演は無事千秋楽を迎えました!

最終日は、マチネ&ソワレ。
マチネは、香港VS日本+台北ロングフォーム。
ソワレは、香港VA台北+日本ロングフォーム。

****

マチネでは

ラウンド1:(チャレンジ:腹筋運動をシーンに入れること)香港チーム=パペット 日本チーム=座る・立つ。

ラウンド2:(チャレンジ:ジャンル)日本チーム=ジャンルリプレイ(侍シーン・SF) 香港チーム=中国映画&外国映画

ラウンド3:(チャレンジ:ジブリッシュ)香港チーム=ジブリッシュ・リプレイ 日本チーム=ジブリッシュ・オペラ

結果。日本チームの圧勝~。(ありがたや~)。

台北チームは、今回がほぼ初めてのロングフォーム。
今までたくさん稽古してきたことや、他チームからいい影響を受けたことによって、いつもよりパワフルなミュージカル・ロングフォームでした!台北のお客さんも大喜びしてくれたみたいでした。

ソワレは、台北チームVS香港チーム
香港チームはじっくりシーンを創るタイプのチーム。いつもは即興ミュージシャンはいなくて、自分達でパーカッションなどを演奏しながら即興をするのだそうだ。だから今回、即興ミュージシャンがいることが彼女たちにとって大きな刺激になっていると思う。

一方、台北チームのメンバーは歌が大好き!即興ミュージシャンのJANEはパンクな女の子で、みんなを音楽でぐいぐひっぱっている。彼らはこの期間で、どんどん元気になっていっているように感じる。

わたしたちのロングフォームは、ルールを決めないアンストラクチャード・ハロルド。
ただオープニングを、お客さんからもらったタイトルのイメージのムーブメントから始めることにした。
タイトルは「風」。タイトルをもらったらすぐに歌ちゃんが演奏を始める。わたしたちはしばらく(3分ぐらい)、ムーブメントを行う。そしてそのプロセスから自然にシーンに移行していくというもの。

手前味噌だが、終わったとき、お客さんのリアクションがすごかった。。。。

拍手というより、「うぉ~つつつつ」という雄たけびのような。。。。

びっくりしました。

香港&日本チームは、感謝をこめてシャオシンへ花束を。
シャオシンは嬉しくて泣いてしまいました。わたしたちも嬉しくて、泣きそうになりました。
楽屋に戻っても、みんな嬉しくて、ず~っと話をしていました。

みんなが、とても嬉しくて、嬉しくて。

シンプルな好奇心で始めたこのプロジェクトが、こんなにたくさんの人を巻き込んで、こんなにみんなが幸せな気持ちになれるものになりました。

驚きと、感激と、感謝の気持ちでいっぱいです。

台北初日。開けましたぁ~!(^0^)!~

第一日目の本番が無事、終了しました!

台北チームVS東京チーム、香港のロングフォームでした。
(同点決戦で、東京チーム・ウィンでした)。

お客さんはほぼ満席。もちろん改善点はたくさんありますが、会場全体がいいムードで、お客さんがたくさん笑ってくれました。わたしたち出演者もみんな楽しかった。良かった、良かった。

予想以上に英語が通じたので、それにはほっとしました。

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それにしても、ここまでの道のりにおいてつくづく思うのは、海外フェスティバルへの出演には、やはり「英語」が必須であるということ。

パフォーマーだけならば、「言語なんて関係ないね~!」と言えますし、もちろん「言葉を超えた」理解や「心の交流」が間違いなくあるのです。しかし、事務的なこと、もろもろの手続き、準備、リハーサルなどには、やはり英語ができないとほとほと大変であります。逆に言うと、英語ができるとフェスティバルにもっと深く関わることができます。(英語ができないと表面的な交流で終わってしまいがちかも。。。。)

本音を言うと、「日本のメンバーでも、もっと英語ができる人がいるといいのになぁ~。とちょびっと思うこともあります。」

なにせ今回は主演者という役割に加えて、プロデュース的なことはもちろんのこと、アートディレクター的なこと、出演者のコーチ的立場、チーム・メイトへの通訳など、さまざまな役割を背負っています。そしてこういう中でも本番になったら、いろいろなデぃフィカルティを引きずらないで、吹っ切って、プレーヤーとして集中しなくてはなりません。

ただ初日については、キヌガワ、この辺りの切り替えがなかなかできなかったように思えます。

明日、あさってと、いろいろな役割を背負いながらの本番ですが、その辺りを自分の課題だと思ってチャレンジしていきたいと思っています。

September 07, 2007

ビール天国?

台北はビールがものすごく安いです!

しかも、暑くて汗をたくさんかくので、ビールは格別なご馳走!

それにしても、、、。

日本チームはビール飲みすぎなんじゃな~い???

(これはキッチンに積み上げられた、ビールの空き瓶。。)

07sep01

September 06, 2007

日本チーム到着!

昨晩ついに、日本チーム上陸!

わたしたち(台北+香港チーム)は夜の10時まで稽古。
その後、携帯をチェックしたら拓ちゃんからメールが。「まよってます。苦笑。」
拓ちゃんは台北の空港から自力でアーティスト・ヴィレッジに来る予定だったのですが、なにかトラブルがあったみたいです。

(余談:わたし的には、このようなトラブルが少しあるのが旅の醍醐味だと思っているので、かなり「うっしっし」でした。(苦笑))

台北駅付近のスタバで待機していた拓ちゃんをピックアップして、アーティスト・ヴィレッジへ。
チンタオビールで乾杯。しこたま飲んで、いい気分になったぐらいで、夜中の1時にまさ+歌ちゃん到着!
シャオシンとスーウェイが空港までピックアップに行ってくれたのでした。

その後、宴会。

拓ちゃんとまさの部屋はものすご~く広くて、稽古が十分できるぐらいの広さ。

やっと合流できた嬉しさや、初めての台北や、かっこいい環境や、明日からの本番やらでテンションあ~っぷ!

まさは台北の「奇妙な」ジュースを堪能。歌ちゃんと拓ちゃんは台北ビールを。(買ってあって15本ぐらいあったビールのすべてを飲みつくす勢い!)

3時まで飲む。キヌガワ、へべれけ!

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今日は12:30に日本+香港チームで待ち合わせて一緒にランチ。
その後、稽古場で4時間稽古。その後、いよいよ劇場入り。劇場ではスタッフさんたちがすでに仕込みを開始しています。

いよいよ明日、本番!

September 05, 2007

「インプロ・フェスティバル」の意義を考える。

台北5日目。

昨日は「台北TIMES」のノアから取材を受けた。
今回のフェスティバルのこと、それぞれの国のインプロ状況。今後どうしていったらいいか。
予定の1時間を大幅に延長して、いろ~いろと語り合った。

その後、劇場見学。
台北は昔日本の植民地だったので、いろいろなところで日本風の建物を見ることができる。
この劇場もそのひとつ。「MAYOR SALON]という場所。大きな引き戸が建物の両側にあって、舞台は横長。客席は平地に椅子を並べるという具合。もともと「劇場」というより「イベント会場」として使われることが多い場所だそう。

台北には、キャパ200ぐらいの実験劇場(エクスペリメンタル・シアター)があって、シャオシンは本当はそこを借りたかったらしい。その劇場は国が管理していて、借りるためには膨大な資料を提出して申し込まなくてはならない。シャオシンはその手続きすべてをやって申請したけれど、残念ながらそこを借りることができなかったそうだ。

劇場見学の後、合同稽古。
ショーのための稽古をするというより、「合同で稽古する」ということを大事にして行った。
まずはショートゲームから。それぞれのチームが試してみたいゲームを提案。ワンワード(中国語や英語で)、スタントマン、タグアウト、ジブリッシュ・チェンジ、ジブリッシュ通訳などなど。

中国語でも広東語と南京語があるので、香港チームはそれを上手く使いこなしている。
中国語は流れるようなサウンドなので、聞いているだけでうっとりしてしまう!すごく品のある言語だなぁ~。。。

その後、「トランスレーション」というロングフォームを試した。
これはシアトルのランディが考案したもので、プレーヤー全員が母国語でしゃべるというもの。この場合、ジブリッシュは使わない。言語は違うけれど、お互いに同じ言語をしゃべっているかのようにシーンをくり広げる。

ここに来るまで、メールで沢山のやり取りをしていた。「みんなで一緒にできるフォーマットはなんだろう?」って。
そのときにわたしが「トランスレーションをやろう!」と提案したのだけれど、メールだけではなかなかそのニュアンスが伝わりにくく、シャオシンもモニも「う~ん。。。。。それは難しすぎるのはないかなぁ~。。。」と言っていた。
でもこのように実際に一緒にやってみると、その面白さをすぐに納得してくれたみたいだった。
やはり「実際に会う」ということが、大事なんだなぁ~とつくづく思った。

*****

その後、香港チーム+シャオシンと夜の台北へ。
シャリーンがものすごく飲む!というのを聞いいて、仲間を見つけすっかり気が楽になったわたしは、みんなに「ねぇ!飲みに行こうよ!」と誘ったのでした。(^^;)。

台北風の、バラック風の、たくさんのシーフードが飾られていて、地元のおじさんたちが楊枝を「しーしー」しながらビールを飲んでいるような場所。まさに台北!そこでしこたまビールを飲み、地元の野菜や魚やらを食し。

そしてそれぞれの国の「インプロ状況」について語りあった。
わたしが日本でインプロを始めてから15年ぐらい。香港が8年ぐらい。台北が3年ぐらい。それぞれの事情は若干違っていて、それが興味深い。わたしはわたしの経験から、「どうやってインプロを広めているか」その経緯や、難しさや、楽しさや。そんなことをいろいろ話した。彼らにとって、日本の状況はいろいろな意味で「参考」になるわけなので、ホント、いろいろ話した。

全国インプロ交流大会でも感じたことだけれど、こういうディスカッションは、すべてのグループに刺激を与え、これからのエネルギーを養ってくれる。ものすごいポジティブな栄養をくれる。

だから、どんなに準備が大変でも、忙しくて身体がきつくても、経済的に儲かるわけではないし、時として赤字になることもあるけれど、こういう経験はとても必要だと思う。

帰ってメールをチェックしたら、LAのダン・オコナーからメールが。
LAで大きなインプロ・ショーを、けっこう有名な人たちとやるらしい。レスをしたら、すぐにレスが来た。
ダンはテキサスのインプロ・フェスから帰ってきたばかり。会えるといいねぇ~と。

そういえば台北のわたしのワークショップに参加してくれたアメリカン・チャイニーズのJAYは、長い間テキサスでインプロを教えていた人。その彼からも「テキサスのフェス」について話を聞いたばかりだったので、これはシンクロニシティ。

昔テキサスでは、「Big Stinkin Impro festiveal」というインプロ・フェスが行われていたけれど、そのフェスは潰れてしまって今では無い。けれど、違うフェスが毎年行われているそう。「出演するといいよ!」とJayから薦められたばかりだった。

テキサスかぁ~。。。

***

インプロ・フェスについて想いをはせる。

インプロフェスはいろいろな国や地域で開催されているけれど、質はピンきり。
またフェスを開催する理由もそれぞれ違う。
インプロの将来を考えたクリエイティブなフェス、一流のインプロ・グループが集まるフェスもある。それぞれのグループが交流を深め、その体験を自国へ持って帰る。そんなポジティブなエネルギーが集まるフェス。

しかし残念ながら、そうでないフェスもたくさんある。
たとえば、主催者側が「自分たちの活動を宣伝するため」の目的だけで主催するとか。
あとはグループたちが単独で公演するだけで、お互いの交流はまったく無いとか。出演グループの質が低いとか。

わたしは「インプロ・フェスティバル」を行うということは特別な意味があると思っている。

ただ「インプロ」を紹介するだけではない。ただグループ同士が交流すればいいというものでもない。

「インプロ・フェスティバル」の意義は、「どんな違いも受け入れ、共に新しいことを創造していく」という人類の新しい生き方を提案していることだと思う。

しかも、演劇という媒体を用いて。どんな国の人たちとも、どんなに価値観の違う人たちともクリエイトできる。それをお客さんと分かちあうことができる。

これはインプロだからこそできることかもしれない。

だから、「インプロ・フェス」はすばらしいのだ。

「アジア・インプロ・フェス」も、そのような媒体であれるように、大事に育てていきたいと思う。

September 04, 2007

あらあら、日座さんの登場ですよ~!!!!

みなさま、こんにちは!
インプロワークスのザヒーこと日座育史でございます。Photo

デイリーキヌガワをごひいきにしてくださり、ありがとうございます!

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さてさて。
ここにわたしが登場したのはなにを隠そう、この秋の新しい「継続ワークショップ」開始のご案内をさせていただきたくてでございます~!

募集が始まりました。ぜひご参加くださいませ~!!!!!

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毎週連続!
「継続ワークショップ2007秋:ロングフォーム・インプロ」

継続して学ぼう!
つみあげて体得しよう!

インプロの基礎を押さえつつ、
演劇的インプロフォーム「ロングフォーム」を学んでいきます。

ストーリーやキャラクターなどシーン作りをメインに進めながら
インプロの奥深さに触れることができます。
ストーリー作りに興味のある方、インプロをさらに深く追求したい方、
インプロを長くやってきたけど原点を見つめ直したい方などに、
特にお勧めできる内容です。

最終回はロングフォームの発表会を行う予定です。


■対象: 初心者から中級者

■募集人数: 16人(先着順。越えた時点で締め切りとさせていただきます)

■講師:
 明石光弘 http://impro-works.com/about.html#06
 絹川友梨(ゲスト講師) http://impro-works.com/about.html#05

■日程・会場: 2007年10月3日から、毎週水曜日(全10回)
 ※コース途中からのご参加はできません。
 第1回:10/03(水) 滝野川会館・303集会室
 第2回:10/10(水) 赤羽会館・第2集会室
 第3回:10/17(水) 赤羽会館・第2集会室
 第4回:10/24(水) 滝野川会館・303集会室
 第5回:10/31(水) 滝野川会館・303集会室
 第6回:11/07(水) 滝野川会館・303集会室
 第7回:11/14(水) 赤羽会館・第2集会室
 第8回:11/21(水) 滝野川会館・303集会室
 第9回:11/28(水) 滝野川会館・303集会室
 第10回:12/05(水) 赤羽会館・第2集会室

■時間: 毎回19:00~21:30

■受講料: 25,000円(全10回分。銀行振込)
 ※お振込先は、お申し込みいただいた方に別途ご連絡させていただきます。
 ※たいへん恐れ入りますが、振込手数料はお客様にてご負担ください。
 ※一度お振り込みいただきました受講費につきましては、返却いたしかねますので、何卒ご了承ください。

■お申し込みは、こちらから
http://my.formman.com/form/pc/xT2rEy36CQKERyIA/

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台北4日目。取材と下見。アウトプットとインプット。

台北4日目。

(それにしても。部屋でインターネットが使えると、こんなに頻繁にパソコンできるのね~。海外フェスではなかなかこうはいかないので嬉しい限り!)

今日は、台北の新聞社から取材を受けます。記者はカナダ人でインプロのこともよく知っているそう。(カナダはインプロがポピュラーなので)。英字新聞なので、記事が載ると英語が分かるお客さんが観に来てくれる可能性が大きくなる。ありがたいです。

その後、劇場下見。そしてミーティング。そしてリハーサル。

1人のリーダーがすべてを決めているわけではないので、ひとつひとつ話し合いながら事を進めています。
それにしても台北のシャオシンのオーガナイズのすばらしさは関心するばかり。アートマネージメントを勉強しただけあって、かゆいところに手の届く準備ぶり。仕事しやすいです。

昨晩は香港チームのジャッキーがやってきました。小柄で可愛い男の子です。台北チームの男性陣(ラーメン&イーファン)も優しい感じの2人。台北も香港も、女性陣がパワフルで男性陣がソフト。この辺り、多くの欧米インプロチームと違っていて興味深いです。

香港のチラシを見せてもらってびっくり!
なんと表紙に使われている写真は、わたしの顔の超ドアップ!
デザインされているので、わたしだとは分からないようになっているけど、それにしても本人にとっては強烈!
このチラシが香港の街中にまかれていると思うと、なんだか不思議。。。。

日曜日に行われる「即興ミュージック・ワークショップ」への参加者が満員御礼、キャンセル待ちとなりました。
みんな音楽に興味があるみたいです。このワークショップは、即興ミュージシャンの歌ちゃんの協力を得て実施します。楽しみ!

September 03, 2007

台北3日目。台北チームと一緒に稽古。

台北3日目。

今日は昼間はオフだったので、コンピューターに向って一日仕事。

台北公演が終わったら「遊ぼう会」がありますし、AIM(アジア・インプロ・ムーブメント)のフェスが終わったら、日本で「シアタースポーツ」の公演がありますし、その後「継続クラス」がスタートします。その後、リオン・インプロ・フェスに参加するしで、いろいろオーガナイズに時間が必要となるのであります。

よってどこの国にいても、わたしはいつもインプロ・ワークスの仕事をしているってことっす。
(これは大変ではありますが、また、嬉しいことでもあります)。

*****
夜から台北チーム「勇気即興劇場」の稽古に参加。メンバー全員に会うことができました。

しばらく見学して、その後、シーンに参加。中国語をしゃべる人たちと一緒にインプロするのは初めて!

歌のライムの練習。中国のライムの流れを教えてもらって、わたしも参加しました。
わたしの部分はジブリッシュということで。わたしはできるだけ前の人が言った言葉を使ったりして必死対応。
それが意外と面白かったみたい。

その後、ロングフォームを一緒にしました。

わたしは、わたしというプレーヤーは、外からいろいろコメントするより、一緒にやったほうが伝えたいことが伝わりやすいということを体験で知っています。(これはわたしというインプロバイザーのタイプだと思います。)
ですので、とにかくどうなるか分かりませんでしたが、一緒にやってみました。

これがとても面白かった!

彼らにとっても、中国語をしゃべれない人間といっしょにインプロしたのは初めてです。「大丈夫かぁ~??」って感じでしたが、シーンが始まればなんのその。お互いに新しい刺激に浮き浮きしながら、ストーリーを進めました。

30分ぐらいのロングフォームの後、ストーリーが完結して、みんなが「うわぁ~!」って拍手。
「楽しかったねぇ~!!」と。

わたしはみんなのことがすごく好きになって、この場にいられて「幸せだなぁ~」としみじみ思いました。

***

明日はインタビューやら、劇場見学やら、稽古やら。

日本チームがやってくるのはその次の日。

台北、香港、東京チームがくんずほぐれつで稽古する様を想像して、今から「う~っしっし!」と思っているキヌガワです!


September 02, 2007

台北2日目「ロング・フォーム・インプロ」ワークショップを行いました。

台北で、「ロング・フォーム・インプロ・ワークショップ」を行いました!

場所は国立台北大学のキャンパス内。

01sep00

台北ではインプロはまだまだ新しいものです。

このワークショップを企画してくれた、そして、台北で初めてのインプロ・グループ勇気即興劇場のリーダー・シャオシンは、大学院(アートマネージメントが専門)への留学中にサンフランシスコのベイエリア・シアタースポーツで数年インプロを学びました。そして台北に帰ってきて、インプロ活動を開始、ここ最近シアタースポーツがちょこちょこパフォーマンスされるようになりました。勇気即興劇場のメンバーの数人はプロの俳優さん、あとは他の仕事をしながらインプロをやっている人たち。

「インプロ人口がそんなに多くないので、まずはもっとインプロを知って欲しい!」これがシャオシンの願いです。

(この辺り、わたしが日本でインプロを始めた13年前みたい。彼女の気持ちがよく分かります)。

さて、その中で企画された「ロングフォーム・インプロ・ワークショップ」ですから、これはかなり画期的というか先端なものであります。参加者は9人。中には「プレイバック・シアター」の活動をされているメンバーが2人、テキサスでインプロをしていたJAY、あとは役者さんたち。10時から21時まで、1日み~っちり行いました。

わたしは英語、それをシャオシンが中国語に通訳するというコンビネーション。
始める前は、「分かるだろうか?」と心配だったのですが、ノープロブレム!
もちろん通常の約二倍の時間はかかりますが、十分にコミュニケートできました。言葉の問題をとても心配していたシャオシンも「言語は関係ないね~!」と明るく言ってました。

わたしが提案したフォームは「アンストラクチャード・ハロルド」。
シアトルのランディが教えてくれた、一番自由で、参加者の主体的衝動を生かすことのできるフォーマット。

そしてプラス、新しいオープニングがみんなとの作業の中で生まれました!
それはオープニングをGIVE and TAKEで行うというもの。

「これは面白いから、いつかもっと発展した形でパフォーマンスに加えられるはず」。
と、わたしはずいぶん前から思っていました。ただ、今まで一度も試したことがありませんでした。
それが今回、参加者といろいろやっていく中で、その問題点を解決するために試行錯誤しているうちに、はっきりした形となって成立したのでした。

これは嬉しい発見でした!

最終的には、9人でのハロルドと、4人+5人の2グループごとに20分のパフォーマンスを行いました。

****

わたしにとって、初めてのアジアでのワークショップ。
実は昨日の夜はあまり眠れませんでした。心配だったので、たくさん考えたし、たくさん準備して。
(意外と小心者なんですよ~(苦笑))。

ただ、実際に参加者のみなさんを目の前に向えたら、自然に「何をしたらいいか」のアイデアが天から降ってきました。まるでわたしはシャーマンみたい。みんなが必要とする「であろう」ことを感じ取って、それをサジェッションしていきました。(これはわたしにとって、いい状態だと思われます)。

最後のシェアーの時間は、しみじみ「わたしはこのワークショップでこれを学んだ」ということを語り合いました。

アイデアはすでに目の前にあること。
自分の直感を信じること。
仲間との信頼感のすばらしさ
起きていることに身を任せること。
自分の本当の気持ち・感情を表現することの強さ。
ストーリーをシンプルに考えること、中身を楽しむこと。
自分達の可能性の大きさ。

かなりのメンバーが「うるうる」涙状態でした。

シャオシンは「ユリは、わたしたちが今、一番必要としていることを教えてくれた」と言ってくれました。

この辺り、同じアジア人だからでしょうか、顔のつくりがよく似ているのでファミリアーだからでしょうか、それともわたしの気のせいでしょうか、不思議なのですが、わたしはみんなとすんご~く近い気持ちになって、言葉で表現するとたいへん稚拙なのですが、心と心が「実際に」触れ合ったような気持ちがしました。

そして、わたしもつられて泣きそうになりました。

台北2日目にして、すでにこんなすばらしい体験ができて、わたしは幸せ者です。

***

その後、アーティスト・ヴィレッジに戻ってきて、香港からやってきたシャーリーンとモニにご挨拶。
彼女達とは数年前にカナダのエドモントで会ったきり。久々の再会です。
本当なら(いつものキヌガワなら!)、ここから夜の台北に繰り出したい(!)ところですが、さすがに11時間のワークショップの後の(うん十代のキヌガワは)疲れきっていたので、早々に部屋に帰ることにしました。

明日はシャーリーンとモニのワークショップです。

September 01, 2007

台北1日目

台北です!
ネット環境、ばっちしです!(^0^)

今日は早朝に日本を発ち、あっという間(2時間30分)で台北。
GUTS IMPROVのメンバーのシャイシンとスーウェイがピックアップに来てくれました。
大きな笑顔!

宿泊所は「アーティスト・ヴィレッジ」という、海外招聘アーティストが長期滞在して作品を創るための宿泊所です。1階はアートギャラリーになっていて、コンクリート打ちっぱなしのかっこいいビル。わたしはそこの202に10日間宿泊します。キッチンがあって、ベッドはダブル。稽古ができるんじゃないかぐらいの広いリビングがあります。(これで1人部屋!)

明日からのワークショップや来週の公演に向けてのミーティング。
今まで、ず~っとメールでのやりとりだったけれど、これでようやく顔と顔をつきあわせたミーティングができる。
そして、やはり、メールよりず~っと早く、スムーズに物事が決まっていった。

その後、京劇を観に。
鍛え上げた俳優さんたちの動きの切れに感動!

その後、夜の街にくりだした。

台北1日目にして、すでに濃厚な時間でした。

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