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July 21, 2008

結果的に「常識はずれ」な行動 But...

http://www.enzedff.co.nz/n6372.html?region=2

ニュージーランドでお留守番(?)している夫からメール。

昨日、友人が主演したドキュメンタリー「Rubbing from a live man」が世界で始めて上映されたことについてのレポートだったのですが、「ステキだなぁ!」と思ったので、ここでシェアーしたいと思います。

友人の名前はウォーレック・ブロードヘッド。
ニュージーランドでは有名な舞台俳優。というか怪物俳優。
最初は演劇界のメインストリームで活躍していて、大きな舞台の演出なんかも手がけていたけれども、その後、その世界の活動はストップ。
個人の自宅で、一人芝居を上演する「ホームシアター」を始めました。
芝居上演回数は5000回を超えたそう。

わたしは光栄なことに、彼といちど「ワイルド・キャベッジ」という舞台で共演しています。
(ウォーレック=神さま、キヌガワ=狼少女、最後に2人が対決するというもの。)

さて、彼主演のドキュメンタリーが、昨晩オークランドの映画館で上映されました。

普通、最初の上映には、どんな映画でも神聖なムードがあります。
画面に映像が投影されると、静かに(ときに激しく)拍手が巻き起こります。
「映画」というものへの「リスペクト」をものすごく感じる瞬間です。
そして映画が終わったあと、ここでもやはり通常の映画館とは違って、(たいがい)拍手が巻き起こります。リスペクト、感謝、感激、賞賛の拍手。
でも映画がいまいちだと、それは冷ややかな拍手となります。

さてウォーレックの映画への拍手はどうだったのでしょうか。

夫のレポートでは、600人の観客のすべてが「ウォーレックの友だち」かのように、
ものすご~く温かく、かつ熱烈な拍手だったということ。

そして映画が終わると、たいがい監督や主演俳優へのインタビューがあります。
普通は、感謝のスピーチと質疑応答。
でも(さすが!)ウォーレックの場合は違っていました。
なんと、映画に携わった全ての人(60人ぐらいになったらしい)を舞台上にあげて紹介して、そして全員が見ている前で、感謝の歌を、ひとりで歌ったそうな。(‘The Great Pretender’)

すごいなぁ~!!!
すてきだなぁ~!!!!

彼の行動は、いつも常識を逸脱しているようにみえます。
彼の行動は、社会の「こうあるべき」「いつものはこうだから、こうするべき」という常識から出ているのではないのです。だから、結果的に「常識はずれ」な行動になってしまう。

でも彼は、「自分がホントウに大事にしたいもの」をものすごく大事にします。たとえば友だちや家族。そして「自分がホントウにやりたいと思うこと」をやります。たとえば「ホームシアター」。
「自分がやりたくないこと」はやりません。たとえば「携帯電話を持つ」とか。

ほんと~に、自分に正直に生きている人です。
よく考えると、彼が一番「まっとうな」人間かも。

一度、彼の家に招待されたことがあります。
彼は、自分で育てた野菜で、手料理を作ってくれました。
ものすごく時間をかけておしゃべりして、ものすごくゆったり時間が流れました。

わたしのメンターともいえる人です。

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