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July 07, 2008

「日本演劇史&西欧演劇史:出前講座」

インプロは「演劇」というジャンルです。
それなのにインプロをやっている人たちの中には、演劇をぜんぜん知らない人たちがたくさんいるようです。これはインプロだけに限らず、現代の演劇人にも言えることのようです。

以下、(実はまだ実際にお会いしたことは無いのですが)日露会議の村井健さんから、シアタープランニングネットワークのメーリングリストにメールが届きました。

「みんな演劇をもっと知っていこう!」という語りかけ。
歴史を知ると、自分の今いるところももっと見えてくるし、自分のモチベーションをもう一度見直す機会にもなるんじゃないでしょうか。

知識を持っている方からのありがたいポジティブ・オファー、興味のある方、賛同される方、みんなで動いていきましょう!

<村井健さんからのメール>

大学や演劇研修所で講義(日本演劇史&西欧演劇史)をしていて痛感するのが、意外なほどに日本演劇、ことにその歴史について何も知らないということだ。どんな人間たちがどんな苦労をして現代演劇の基礎をつくったのか。あるいは、古代において、いかに日本が多様な異文化と接触し、その結果として今日に伝わる伝統演劇が形成されたのか等々。いや、これは日本演劇に限ることではなく、西欧演劇に関しても同じ。

もちろん、相手が一般大学生やこれから演劇をやろうとしている人であれば、初心者としてそれも無理はないかと思う。が、問題は、もう何年も舞台を踏んでいるプロの演劇人や長年舞台を見ている観客もが、この点では大差ないということである。欧米・ロシアの演劇人であれば、誰もが自国の演劇史・世界演劇史の基礎知識は持っている。ところが日本はそうではない。そのギャップに時々、「あれっ!」と思うことがある。それは、そのまま歴史の積み重ねの上に現在があり、自分があるのだということへの自覚のなさへともつながる。この差は、大きい。日本の現代劇を担う人たちがこうであれば、いつまでたっても日本の現代劇は「歴史」は血肉化されないことになる。

今度、たまたま日本演出者協会とNPO法人アートフォーラム演劇大学2008in岡山実行委員会の招きで、「演劇大学2008in岡山」(7月25~27日)に参加、1コマだけだが「現代演劇の源流を辿る 速習・近代日本演劇史」(26日)を受け持つことになったが、「演劇大学」でこうした座学の講座が組まれたのはおそらく初めてのことだろう。言い換えれば、実践者である演出者協会の皆さんにしても、演劇史については等閑視していたということになる。その意味では、岡山での試みは画期的なことだと思っている。またそうした機会を作ってくれた日本演出者協会とNPO法人アートフォーラム演劇大学2008in岡山実行委員会にはこの場を借りて厚くお礼を申し上げたい。

ところで、そこではたと思ったのは、こうした講演は、1回で目的が果たされるものではないということだ。しかも1コマで語れることは限られている。これを1回こっきりにしたのでは意味がない。では、どうすればいいのか。そう考えて改めて思ったのは、この際、思い切って、出来る限り時間を作り「出前講座」をしようということだ。1コマでも2コマでもいいではないか。限られた時間の中で、日本演劇の歴史、苦闘した人物たちの業績をいくらかでも伝えられれば、それを知った人たちの演劇への眼差し、思いは格段と深まるだろう。
そこで、この秋から、これを自分の仕事として取り組んでみることにした。

さしあたり、9月30日(火曜日)から東京・池袋東口にある「淑徳大学エクステンションセンター」(03-5979-7061)
ext@ccb.shukutoku.ac.jp
で、午後6時半から6コマからなる人物本位の近代演劇史「波乱万丈・日本演劇人物史」(9月30日からスタート)を開講する(詳細については後日お知らせいたします)。もっとも、これは東京でのこと。私としては、依頼があれば、時間の許すかぎり地方にも出かけるつもりでいる。もし、ぜひと思う方がいたら、どうか気軽に声をかけていただきたい。

村井 健

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