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July 08, 2008

「Twentieth Century Actor training」

「Twentieth Century Actor training」(Edited by Alison Hodge,Routledge2000)という本を読んでいます。これはタイトル通り、21世紀の演出家たちが行なった俳優のためのトレーニングについて書かれています。

登場するのは演劇界に影響を与えた偉大な演出家ばかり。

アドラー、ブレヒト、ピーター・ブルック、マイケル・チェーコフ、ジャック・コピュー、グロトフスキー、マイズナー、メリルホリド、スタニスラフスキー、ストラスバーグなど。

それぞれの演出家が、どのような意図で、どのような俳優トレーニングをしたかがまとめられています。

興味深いのは、すべてのトレーニングに共通している意図は、「いかに俳優が舞台で活き活きするか、いかに活き活きした演劇空間を創りだせるか」ということであり、これには「俳優は、もっと自主的・創造的であるべきである」というメッセージが含まれているということ。

彼らのトレーニングの中には「即興」が多用されています。
もちろんこれは、わたしがやっている「インプロ」(即興演劇)とは若干違うものの、「即興」がいかに演劇創作に大事なツールであるかを物語っているともいえましょう。

ただトレーニングであれ、エンターテイメントであれ、「即興をする」ときに共通する大事な要素があると思います。それはお互いに「よく聞き、よく見る」こと。お互いを「尊重」しあうこと。

そうそう、ランディ(シアトルのインプロの先生)が言っていました。

「インプロはコラボレートすることだ」と。

即興をトレーニングで使う場合、(ショーとして行なう場合も同じですが)、「コラボレートしているのだ」という意識をしっかり持っていることは大事なことだと思います。
なぜかというと、ともすると即興をする俳優たちは、「自分がどうにかしなくては」とあせりすぎて、相手を無視してしまうことが多々あるからです。責任感のある人は、特にこの状態に陥りやすく、あせればあせるほど相手を見失ってしまう。相手との関わりの中で生まれてくる「ドライブ感」を創りだすことができなくなってしまう。そんな傾向があるように思えます。

即興をエンターテイメントとして舞台に乗せることが、わたしの興味の中心になっていますが、
トレーニングとして、「いかに即興を使っていくと効果的か。そのためには何が必要なのか」ということも考えていくと面白いだろうなぁ~と思っています。

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