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August 17, 2009

キースの言葉。。もぐもぐ。。。咀嚼。。。

キースの名言集を、改めて、かみ締めています。

いくつか取り出して、解説してみますね~。

ベストを尽くそうとすることを、「舞台恐怖」と呼ぶ。

舞台では(日常でも)、「ベストをつくすこと」=いいこと。必要なこと。すべきこと。と捕らえられていますが、キースは、「そういう考え方が、パフォーマンスをする際の障害になる」と考えています。「上手くやろう」とすることで、人は緊張し、本来持っている力が出せないからです。「がんばらなくていいんだよ~。」というのは、キースがよくワークショップで言っていること。「面白くしなくていいんだよぉ~。」これは、即興をするとき、「面白いことをやらなくてはならない」というトラウマに悩まされているインプロバイザーや俳優が多いことから、よく指摘されることです。

よ~く理解できるし、わたしもパフォーマンスをするときには心がけています。でも、なかなかね、「がんばろう!」って思ってしまいますね~(苦笑)。

それにしても、この言葉だけを守ろうとすると、またまた違ったことになってしまいます。
「がんばらなくていいのね~」と思うがあまり、「がんばっていない」こと自体を演じてしまうのです。こうなると、フル回転させたい感覚は眠ってしまい、感情の無い、もしくは嘘の感情で演じてしまうことになります。

わたし的には、リラックスして覚醒している状態がいい状態なんじゃないかと思っています。

もし上手くいかなかったら、笑うべき!。。これがすべてから、何かを学ぶ唯一の方法である。
もし上手くいかなくても、幸せでいること!

上手くいかないと「落ち込んでしまう」プレーヤーに対して有効な言葉です。
人間ならば、「上手くやりたくない」と思う人はなかなかいないわけで、そういう意味では、誰もが陥りがちな精神状態であります。そんな時への言葉です。

また、ポジティブ・シンキングというのは、具体的に何かを学べるということ以前に、落ち込むような体験であっても、「そこから何かを学ぼう」という「意欲」を持続させてくれるので大事なのだとも思います。

もし、あなたがものすごく分かりやすいことをしようとしたら、あなたのアイデアは新鮮に見えるだろう。

これは、「つまらないアイデアを出したくない」「自分のアイデアは、お客さんにとって斬新であってほしい」と思っているプレーヤーに対しての言葉です。まぁ、「自分のアイデアはつまらない」と思って欲しいというプレーヤーは少ないと思うので、ほとんどのプレーヤーに当てはまる言葉であります。

日本の役者さんもそうですが、「ものすごく分かりやすいことをやる」=「自分のアイデアはつまらないんじゃないか」と思いがち。そして、なんとか「奇抜」なことをしようとする。(これ、日本の小劇場でも盛んに行なわれていることですね。悪くは無いけど、疲れるかも(苦笑))。でも、これを続けていると、本当にお客さんが見たいものとはかけ離れてしまう。俳優やインプロバイザーが持ちがちな「思い込み」を払拭する言葉です。

「自発的」というものは、「自発的」のように振舞うということではない。それは、ただ起こることだ。

これも、いかに舞台上に「嘘」や「無理」が多いかを物語っています。
日本では、「楽しい」ということが、「楽しそうに振舞う」ことのように考えられてしまい、「楽しんでいるふり」をしてしまうことがありますね。「本当に楽しいのだろうか?本当はそうじゃないんじゃないか」と、舞台でインプロしている人たちに対して感じてしまうことがあります。

怖がっている人々は、傲慢&卑劣である。

舞台で無意識に傲慢だったり、卑劣だったりする場合、それは「恐怖」から来ているのだということです。

自分は怖がっていると自覚できれば、それを扱うことができる。

上記への解決策。「自覚」が大事ということですね。

ドラマとは、ある一人が他の人を変えることである。
もし誰かを誰かのテリトリーに放り込んだら、それはお客さんにとって自動的に興味深いものになる。

なるほど。二つとも、舞台で意識して試してみたいです!


わたしは、インプロバイザーは俳優であるといいなと思う。コメディアンになることもできるけれど、舞台に立つ以上は俳優であるべきである。

まったく同感。キースだけじゃなくて、たくさんのインプロ先生が言っていることですね~。。。

この発言の背景には、アメリカやカナダでは、「スタンダップ・コメディ」に人気があるために、どうしてもインプロバイザーが「コメディアン」のようなあり方になってしまうという問題があります。身体の意識があまりなく、ただ突っ立って、台詞をまくしたてるというスタイル。

もうひとつの問題として、インプロのパフォーマンスはゲーム色が強く、俳優のトレーニングをしていない人でも簡単にできてしまう(と思われている)ところがあるし、舞台装置のない素舞台で上演できることから、俳優としての意識をもたなくても簡単に上演できてしまうことにも理由があると思われます。

***
Favce Book では、このキースの名言集に対して、いろいろな人がコメントしています。
今でも、キースはインプロバイザーに元気を与えてくれる人なんだなぁ~ということを感じさせてくれるブームメントです。

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Comments

私も頑張って私なりに、訳してみました。お陰様で良い英語の勉強になりました。ありがとうございました。そして、私もキースの言葉は、名言だと思います。

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