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October 13, 2009

21世紀の演出家たち

「コーカサスの白墨の輪」への出演が終わって、修士課程最後のクラスも終了。

ばんざ~い!

と言いたいところですが、2人の演出家のプレゼンテーションについての分析レポートがまだ残っています。

今、それを大忙しで仕上げているところ。

このクラスのお陰で、21世紀の演出家について、ずいぶん調べることができました。

ピーター・ブルック、アリアーヌ・ムニューシュキン、ロバート・ウィルソン。
グロトフスキー、ウースター・グループ、フォースド・エンターテイメント、シアターコンプリシテ&サイモン・マクバーニー。

これらの演出家の仕事ぶりを見てみると、もちろん創作スタイルは違うのですが、創作過程として共通していることがあります。それは「俳優や他アーティストとのコラボレーション」をしているということ。
つまり演出家が一方的に指示して、俳優をコマのように動かすのではなく、俳優も積極的に劇作りに参加し、アイデアを出し、それが採用されることもあるということ。演出家は俳優と「いい関係」を作ろうとしていること。グループとしての信頼関係をとても大事にしていること。この関係性によって、俳優は自分では出し切れない能力を発揮し、舞台に立ち、輝くことができるということ。

日本にもたくさんの演出家の方々がおられて、わたしはその中でほんの少しの演出家しか一緒に仕事をしたことがありませんが、ニュアンスとして、海外の演出家&俳優の人間関係のほうに、より「あたたかさ・共感」があるように感じます。まぁ、これはあくまで「感覚」でしかないのですが。

それにしても、上記した演出家や劇団は本当にめぐまれた環境で創作活動ができていて、本当にうらやましい限り。東京で演劇をするのは大変です。純粋に演劇するというより、生活や情報や習慣や「こうじゃなくちゃいけない!」という既成概念など、純粋な演劇創作をある意味「じゃまする」者達と共存しながら、しかも、裕福で戦わない情報過多のお客さんに対して演劇をしなくてはならないから。逆に言えば、「だから面白いんだ」ということにも、きっとなるのだと思いますが。

あまり深く考えずに選んだクラスでしたが、ここで学んだことは、私のこれからの興味と密につながっていました。不思議なことですが、自分が今やっていることと、次に自分がやりたいと思うことは、自然に繋がるものですね~。

今日、ロンドンに向います。
自分の中でもんもんとしている問題を、もう少し明確にするために。

自分の本番は来週からなので、それまではリーサーチ期間。
演劇やインプロを観たり、演劇&インプロ関係者に会ったり。

「インプロバブル」(Improbable)という劇団が主催しているアーティスト同士の交流会にも参加できたらなと思っています。そうそう、このグループは、もともとインプロだけをする劇団だったのですが、現在は台本のあるお芝居を手がけたり、人形劇を上演したり、とても幅広く活動をしています。そしてなんと、来年はオペラの演出を手がけるそう。キヌガワ注目の劇団です。

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