My Photo
無料ブログはココログ

« ドイツのヴォーツバーグで「インターナショナル・インプロ・フェスティバル」 | Main | 企業内での「インプロ」の取り入れられ方の違い。そしてキヌガワのつぶやき。。 »

October 26, 2009

ヴォーツバーグ・インプロ・フェスティバル:さまざまなショー。違い。特徴。

フェスティバルが終わり、ただいまドイツのケルンです。

少し、フェスティバルを振り返ってみますね。

わたしは2つのショーに出演して、3つのショーを観ました。

出演したショー

1)オープニング・ガラ・ショー。
これはフェスティバルに招かれたインプロバイザー全員でのジャムセッション。
コンセプトとしては、それぞれのパフォーマーを紹介すること。流れとしては、その人がリードをして、ひとつシーンを創る。わたしは「日本のさむらいシーンを創る。しかも本当の日本語で。ジブリッシュなし!」。

2)万歳ツィンズ
ベルギーのヤンさんとのユニット。
テーマは男女の関係について。

観たショー。
1)「ブラインド・デイト」 By イングリッシュ・ラーバーズ(オーストリア)。
オーストリアに住んでいる2人のイングリッシュスピーカー(カナダ(ジェイコブ)とアメリカ(ジム))によるショー。

フォーマット:2人はそれぞれ自分のキャラクターをお客さんのタイトルから創る。けれど、2人は相手のキャラクターは何なのか知らない。2人は出会って、お互いを知っていく。

ジェイコブのキャラクター:インド人の美容師に扮したロシアのスパイ。
ジムのキャラクター:イギリス人のパイロット。既婚者。子どもなし。兄を事故で無くし、そのことが彼の苦しみになっている。神経質。

「シアタースポーツ世界大会」にも出演した実力のある2人のパフォーマンス。
見ず知らずの2人がだんだんお互いを知っていくプロセスを見せるリアルなシーンと、隠された秘密をフラッシュバックで見せていく手法がミックスされて、中盤までは「完璧」。非の打ち所がないすばらしいショーでした。ただエンディング近くでのジムのチョイス*「はははは、実はわたしもスパイだったんだ!」は、それまでのリアルなキャラクターを覆してしまう結果となりました。残念!

それにしても、2人ともちゃんとトレーニングを受けた俳優でもありますので、ミザンスも取れているし、演劇的表現もきちんとできる。ちゃんとした(という表現は稚拙ですが)、演劇として素晴らしかったです。

2)「ソロ・インプロ」 by ローランド
ドイツはミュンヘンのインプログループのリーダー。
このグループは、映像を使ったインプロのパフォーマンスをまさに開拓している素敵な人たちです。

フォーマット:コンピューター、スクリーンを使ったマルチメディアのショー。
ひとりの男がある人物に向ってスカイプしています。お客さんは、その顔を大きなスクリーンで見ることができます。そこでの告白が、シーンとなってたちあらわれてきます。それ以外にも、コンピューターにセットされた文字、映像がたびたび映し出されます。

3)「ソロ・ショー」Byジム
イングリッシュラバースのジムのワンマンショー。ということなのですが、実際は他2人のインプロバイザーが進行する中、ジムがひとりでシーンをするという流れ。

フォーマット:2人のインプロバイザーがジムを誘拐した。ジムはここでインプロのショーをして、お客さんから点数をもらわなくてはならない。もし充分な得点だったら解放される。けれども点数が足りなかった場合、ケーキを顔にぶつけれらる。

フェスティバル最後、深夜のリラックスしたショー。
ゲーム的な要素が強く、それはそれで楽しめた感じ。

************************

わたしが見た以外にも、カナダの「スクラッチ」やワークショップ参加者によるショーが上演されました。

************************

ドイツのフェスティバルといえば、「ベルリン・インプロ・フェスティバル」が有名なのですが、ここのフェスティバルと
比較してみると、ヴォーツバーグのインプロフェスは、フェスティバルとしてはワークショップに重点がおかれていて、それを中心にオーガニゼーションが組まれている感じ。たとえば、ベルリンフェスでは、パフォーマンスに重点が置かれているので、スケジュールとしては、昼間は海外から招待されるパフォーマー同士のワークショップ(稽古)があり、夜はさまざまなフォーマットによる大掛かりなショーが上演される。ワークショップはあるけれど、そんなに重点が置かれているわけではない。

「フェスティバル=お祭り」といっても、いろいろあるんですね。

ちなみに、インプロワークスでも将来「インターナショナル・インプロ・フェスティバル」ができたらなと思っています。
どんな「フェスティバル」が相応しいのか。
たとえば、日本のお客さんに対して、どのような「インプロ」を提供したらいいのか。

そこを踏まえながら、世界のインプロフェスティバルに参加していきたいと思っています。

« ドイツのヴォーツバーグで「インターナショナル・インプロ・フェスティバル」 | Main | 企業内での「インプロ」の取り入れられ方の違い。そしてキヌガワのつぶやき。。 »