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October 27, 2009

企業内での「インプロ」の取り入れられ方の違い。そしてキヌガワのつぶやき。。

ドイツのヴォーツバーグで「インターナショナル・インプロ・フェスティバル」を終えて、ケルンにいます。
来年1月にケルンで行なうインプロ・パフォーマンスのプロモーション&打ち合わせのため。

このパフォーマンスは一般上演ではなく、ある企業のコンファランスの余興として行ないます。

ヨーロッパでは、このように企業の催しのひとつとして、インプロのパフォーマンスを行なうことがけっこうあるようです。

このパフォーマンス・グループYESSI JADAは、企業に対して「International Communication Theatre」を行なう具ループです。リーダーのウルフガングは俳優、インプロバイザーでもありますが、最近ではこのように企業から依頼された仕事をすることが多いそう。もちろん、ワークショップを提供することも多々。

彼らにいろいろと話を聞いてみると、ドイツと日本の違いを知ることができます。

ドイツでは、企業のコンファランスでショーやワークショップをする場合、「ビジネスにおいて、他企業とのコミュニケーションにおいて、人間はユーモアや笑い、笑顔、ポジティブでオープン態度が必要である」という考えのものと、インプロが応用されているようです。

これは、若干ニュアンスは変わりますが、アメリカでも同じ。

また、インプロが盛んなアムステルダム(オランダ)で、やはりインプロを取り入れた企業向けの研修をしているハンクに話しを聞いたところ、同じように、企業は研修を楽しいものにしようとしているようです。これは「楽しくないと学びにならない」という学習理論からきています。

(余談:ハンクがつい最近、ビジネス向けのインプロの本を出版しました。すんご~くカラフルで、イメージ写真を多用。とても楽しい本です。)

これって、考えてみれば当然のことなのに、どうして日本の研修は楽しくないんでしょう。日本の研修では「楽しく」というのはタブー。

日本だと、わらうことも、オープンであることも、タブー。むしろ自分たちの足元をすくわれるのではないかと危惧してしまう。もちろん、上記のような考え方をする日本企業、日本ビジネスマンもたくさんいると思いますが。

「あ~なんて日本人はアタマが固く、態度が冷たく、ユーモアがなく、視野が狭いんだろう~。。。」。「どうして、日本のビジネスマンはいつも怖い顔をしているんだろう。」な~んていう気持ちに襲われたりもします。会社内のコミュニケションの問題についても、「どうして、もっと楽しくフランクでリラックスした仕事環境にしないんだろう?」と疑問になります。

でも日本人にもいいところはあるわけで。
それも理解していなくては、考え方が偏りますね~。

ただ、インプロを提案するということは、笑い・ユーモア・オープンさの良さをも提案することでもありますので、それが受け入れられる社会環境になっていくといいのになぁ~と思います。つまり、ヨーロッパでは、今ある環境・今それぞれが理解しいてる「人間にとって必要なスキル」に対してインプロが必要なわけで、インプロが先にあるわけではありません。日本では、インプロがあって、社会があって、それは今のところフィットしていない。日本社会がインプロに求めているものは、まだまだ「目新しさ」の域を超えていない。本当の意味で必要とされていない。

ただ、楽観的に考えるとすれば、遠いところに小さな光は見えるわけで、それを直感的に嗅ぎ取って、インプロの良さに惹かれている人たちも、日本ではかなりいるということ。この新しい価値観を、「大事だ」と感じている人たちが。

できることならば、、「インプロ」を今までの日本の流儀・価値観に置き換えてしまうのではなく、「インプロ」がもともと持っている良さを無くさないようにしながら、「インプロ」で日本を変えるのではなく、日本が変わることで「インプロ」が必要だと理解される社会になっていくといいなと思っています。

さて、ハンクを話をしていたら、ハンクが「ゆり、インプロは世界を変えるよ。だから、どんどん声を出していこうよ!」と言っていました。でもそれって「人をコントロールしようとする」行為になってしまう可能性もあるんじゃないかな。それって、インプロの考え方からすると違うんじゃないかな。

わたし的には、そんなに大声を出さないで、ただ大事さを信じて、目の前のことをコツコツやっていくことのほうが大事なんじゃないかなと。すごく禅的な考え方なんですが。

そもそも、「インプロ」で世界を変えようなんて、おこがましいですもん~。。。

でも、そうでもしないと、何も変わらないのかな。。。

どうしたらいいんでしょうね~。。。

とりとめの無い独り言でした。


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