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March 24, 2010

文化の違い。そんなに簡単に理解できるもんじゃない。の。かも。

今週は「友人がニュージーランドに観光に来ている」週間です。

日本に住んでいるヨーロッパ人夫婦が観光に。サンフランシスコのインプロバイザーのサムがハネムーンで。ベルギーの衣装デザイナーのリサが映画の仕事で。

昨晩は、ヨーロッパ人の夫婦を招いてディナー。
夫は、昨日からワインに漬け込んだ鴨肉をせっせと調理。
わたしはサラダやオントレー担当。

いつも会っている人たちでも、会う場所や環境が変わると話題が変わるものですね~。

日本にいるときは、「日本に住んでいる」ことを大前提として会話をしていますので、彼らと話しをするときは自然に、「いかに日本で日本人と仲良く生活するか。」ということが底辺に流れており、どんなにトラブルがあっても、「それでも日本で生活しなくてはならない」という受容的な結論になっていくのですが、ここニュージーランドに場所を移して会話をすると、「日本に住んでいる」という規制がはずれるからなのか、「いかに自分らしく生きるか」というのみの基準からの発言になっていきました。

ワインが進むにつれ、会話が盛り上がるにつて、話の矛先はどんどん日本人批判へ。
「いかに日本が住みにくいか」「いかに日本人が閉鎖的で間違った考え方で生活しているか」というダークな発言となり、最終的には「ヨーロッパ人を代表して言うけれども、日本人は閉鎖的。理解できない。これでも、日本をよく知っている私としてのポジティブな感想なのよ。」とな。

ふ~む。
そうか。
そんなに日本が嫌いなのか。日本が嫌われた。残念だなぁ~。。。
(そしてこの人たちは、そんなに嫌いな日本に住んでいるのですね。。)

日本人は悪気があってそうしているのではなく、日本独特の習慣があって、それに基づいて生活しているだけの話で。それに対して、一方的に”悪い”と決め付けるのは、それはそれで差別なんじゃないか。

なんとか理解して欲しいなという気持ちがあったので、「言葉で説明するのはとても難しいのだけれど、日本人には日本人だけが理解できる独特なニュアンスがあって、それはいい悪いという価値観ではくくれないと思う。そしてこの価値観を欧米の人たちはなかなか理解できないのだと思う。だから説明したい。だから、この”なかなか説明できないこと”をなんとか説明しようとして、いつも言葉を捜しているのだけれど、今皆さんにそれを説明する言葉が見つからないなぁ~。」と言うと、「そうやって日本人は、いつも内と外を区別している。これは差別だ。」と。

ふ~む。なかなか難しい議論になってしまいました。

あげくの果てには、「日本にいるのはお金を稼ぐため。将来はそのお金をもってヨーロッパに帰るつもり。」ですって。
わたしは反論しないで、100を数えはじめました。。。

それにしても、人間とは(自分とは)怖いものですね。わたしは、「そんなに日本が嫌いなら、日本から出て行けばいいじゃないか~!」とまで思ってしまいました。これじゃあ、本末転倒ですね(苦笑)。。。

せっかくのディナーが険悪なムードになってしまいました。。。(涙)。。

*****

文化交流と簡単に言うけれど、これはそんなに簡単なことじゃないんですね。

分かり合えていると思っている人たちでも、違う環境で話をしてみると、まったく違う河の流れにいたりする。

そして、「自分と違っていることは、悪いことではない。違っていて当たり前なのだ」ということを、まずお互いに理解できていないと、「違う」こと自体が感情的な議論を呼んでしまったりする。。。

これって怖いです。

自分がいかに「安楽」に生きてきたか。いかに「世間しらず」だったのかを痛感させられます。日本にいるときは、こういうことはなかなか感じることはできませんもの。日本の習慣が当たり前の習慣になっている。そうじゃない考え方の存在を知ることがなかなかできない。だからそれに気づくと「うろたえて」しまう。。。

ただ、一歩外に出てみると(これも日本人的な物言いなのかもしれませんが)、こういうことは「ざら」にあるのでしょう。わたしは今、驚きながら、戸惑いながら、時に感情的になって100を数えながら(苦笑)、そういうことに目をそらさずに向き合うことこそ、現代に生きる者として必要なことではないかと感じています。

そんなに簡単じゃないですけれども。


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