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March 14, 2010

ポーランドのお芝居「T.E.O.R.E.M.A.T」

ニュージーランド在住のポーランド人ヨハナから、「5月に短編映画を撮るのだけれど、出演してくれないか」とメールが。彼女は天才カメラマンで、今年は映画にも進出するのだそう。
「もちろん!喜んで!」とレスポンス。

そんな矢先に、ポーランドのお芝居「T.E.O.R.E.M.A.T」を観ました。

演出家はわたしと同じくらいの年齢で、現在ポーランドで一番評価されている人だそうです。

お芝居はほとんど台詞がなく、物語はポーランド人の家族の崩壊の話。

暗転から始まり一つのシーンが終わると必ず暗転が入るという、「まんが」の小回りのような手法で、悪夢のような家族のそれぞれの風景を表現していきました。

ポーランド演劇というと、タデウュ・カントールと彼の劇団が思い浮かびますが、彼らのグロテスクさはここにはなく、スタイリッシュでスマートな舞台でした。それが現代を物語っているようにも感じます。スタイルにしてしまうというか。記号にしてしまうというか。そぎ落としてしまうというか。(うう~ん、この辺り、どうなんでしょう。ポーランドは?)

2時間30分休憩なしということで、ぷち時差の絹川は「こっくりこっくり」夢心地になったところもありました、全体的に単調で「そんなことでいいのか?」という気持ちにもさせられましたが、振り返ってみると、とても刺激のあるお芝居だったなぁ~と感じさせられるものがある不思議なお芝居でした。演出家としては、いろいろな演出への工夫が勉強になりました。

それにしても、最近、気になります。ポーランド。

歴史的にも凄まじい時代があった国ですが、芸術的にもかなり凄まじいイメージを持っています。

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