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April 17, 2010

「いい」とか「悪い」とか、「勝っている」とか「負けている」とか、そんな概念なんて無い。

今日は久々に「即興を遊ぼう会」をリードしました。

テーマは「パフォーマンスに挑戦!」。
このメニューは、3時間のワークショップのうち、前半は表現のきっかけになる様々なエクササイズを、後半は即興でパフォーマンスをするというもの。

このスタイルは、もともと、わたしがニュージーランドで行われていた「リビング・シアター」に参加したときに体験したもので、演劇経験の無い一般社会人(時にはおじいさん、おばあさん)が、3時間という短時間で自分を表現するきっかけを知り、パフォーマンスまでできてしまうことにとても驚きました。そして、「日本でもぜひやりたい!」と思って、時々実施しています。
(注:ここでいう「リビング・シアター」はNYの同名グループとは何の関係もありません。。)

ワークショップというものは自己やグループの成長を促すために行われるのであって、決して「人に見せる」ことは目的ではありません。そしてパフォーマンスとは、他者に見せて、他者に影響を与えるためのもの。だから本来、ワークショップとパフォーマンスというものは、「意図」が違います。しかも、表現の初心者が、準備が整わない状態で人前でパフォーマンスするのは、心が傷ついてしまったりすることがあるのでとても危険。本人はそれを自覚できない場合がほとんどなので、指導者がそのあたりをきちんと把握して指導しないといけません。

さて上記が大前提としてある中で、なぜ「パフォーマンスに挑戦」としたのか?

それは、自己成長の過程で、観客の前で表現すること、そして観客とコミュニケーションする体験で得られる大事なことがあると気づいたから。それは、対集団への理解だったり、自分の表現への自信だったり、観客という立場を体験することでの他者理解だったりします。

今回は最終的に、全員がペアで、5分間の即興パフォーマンスを体験しました。何も無いところから、その場で起こったことを使いながら、自分達でストーリーをつむいでいきました。最初、やり方を説明したときは、「え?私たちがそんなことできるのかしら?は?ほんとに、できるのかしら?」という不安も漂っていましたが、どのペアーもとても面白く、個性的な作品ばかりでした。しかも、まったく無理せず、きばらず、もちろん「がんばらず」、ユーモアをもってイエス・アンドで。

「自分って、何も無いところからでも何か創り出せるんだな。人と一緒にいることで、自然に何かが生まれてくるんだな。それを無視しないでキャッチすることが大事で。だから、今の瞬間に”居る”ことが大事なのだな。そのためにはリラックスしていること、開いていることが大事なのだな。」そんなことを感じていただけたように思います。

また、魅力的に舞台に存在している仲間の姿を観客として見る体験も、おそらく参加された皆さんにとっては、大変刺激的だったのではないかしら。

「すべての人が、それぞれ素敵。」

そんな姿を、純粋に見ることができた時間でした。

こういう時間をすごすと、「いい」とか「悪い」とか、「できている」とか「できていない」とか、「間違っている」とか「正しい」とか、「勝っている」とか「負けている」とか、そんな概念なんて無いんだな。ということが分かります。

ただ、「それぞれ」があるだけ。

そして「それぞれ」は「それぞれ」の個性であって、それに優劣をつけることはできない。

わたしは、「そこに」イエス・アンドしたいです。

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