My Photo
無料ブログはココログ

« September 2010 | Main | November 2010 »

October 31, 2010

八雲国際演劇祭出演その1

出雲空港に到着!
劇団あしぶえの有田さんが笑顔で迎えてくださりました。

さっそく公演先のアルバホールを見学。
スタッフさんと打ち合わせ。
その後、明日から始まるスクール・ショーの打ち合わせ。

演劇祭の準備で、「しいの実シアター」はたくさんの人でにぎわっています。
ものすごい活気に、それだけでわくわくしてきました。

今回はいろいろな場所で、いろいろな人たちを対象にショーをするので、そのつど内容が変化します。
もちろん即興ですので、内容は毎回違うのですが、内容だけではなく、舞台のセットアップ、照明音響の環境、お客さんの年齢や人数、時間などが変わるので、構成を含め、毎回新しいショーをすることになりそう。

どうなることやら、とても楽しみです!

October 29, 2010

和太鼓と津軽三味線

和太鼓の松村組と津軽三味線の疾風のジョイントコンサートに行ってきました!

ゲストに吉田兄弟の弟さん。

和太鼓も三味線も大好きな楽器!
(どちらも、ちょっとだけ習ったことがあります。)

いやぁ~良かったなぁ~!

和太鼓も津軽三味線も、こころを掻き立てられる素晴らしい音楽でした。

また、20代の若い人たちが日本の音楽を継承しかつ自分たち流に創作し演奏している姿は、民族としてのつながりを感じたりして、たのもしいなぁ~と思いました。

吉田兄弟弟、初めて見ました。クレイジーな演奏姿は超かっこいい!
ほれました(^0^)~!

和太鼓や三味線、一度は習い始めたものの、途中で断念してしまいました。
また始めようかな。

日本大学の「芸術総合講座」でインプロのワークショップ

日本大学の「芸術総合講座」でインプロのワークショップを行いました。

100~150人の生徒さんということで、どきどきしていたのですが、暴風雨や学園祭直前の準備などで参加者は60人ほどでした。

「インプロとは何か」ということを、知的&身体的に体験し理解してもらって、学生さんたちの将来に活かしてもらうのが今回の意図でした。

インプロのワークショップは「楽しいだけ」になりがちなのですが、それだと後に残らない。こころのリフレッシュはできるけれど、それが生活に活かされるところまで持続しない。そういう声をよく聴きます。

本当ならば、何度もワークショップに来てもらい、楽しんでもらいながら、生活に活かせるところまで沈着させるのが理想的なのですが、現代人のわたしたちはそんなに時間を使えるわけではありません。そんなに暇じゃない。活躍している人ほど時間は限られています。ですので、できるだけ短時間で効果が得られるような内容と進め方を工夫することが大事だと思っています。

もちろん、ゆっくり学ぶことも大事なのは百も承知なのですが。

***

生徒さんは最初は、「え、なに?」という感じで「ぽけらん?」という表情だったのですが、身体を動かしていく中でどんどん表情が変わっていき、楽しんでくれたようでした。

そして、彼らーこれからの人たち、私より数倍時間のある人たちーを前にしたら、なんだかいろいろ「かたり」たくなってしまいました。

「これを言ったらダメなんじゃないか。否定されるんじゃないか。面白くないんじゃないか。と思って、自分をジャッジして押さえ込むことをいったん辞めて、自分を「甘やかせて」みて。「自分っていいじゃん。いい感じ。もっとやってみよう。」って。

日本の人は、自分に厳しい。それはすばらしい精神でもあります。

でも、それが強すぎて、自分が縮こまってしまっている人がたくさんいるのを感じます。縮こまっているのは不健康ですよね。自分以上になるのはしんどいですが、せめて自分の背の高さまで伸び伸びしていいんじゃないか。

ず~っと縮こまっていると、自分が縮こまっていることすら自覚できなくなってしまいます。

それを、す~っと伸び伸びストレッチしてみると、いかに自分が縮こまっているのかが自覚できるようになります。

そしたら、もっと伸び伸びすることができる。自覚的に。

そんな作業を続けていくと、自然に等身大以上の大きさになれるかもしれません。

それが、「成長」することじゃないかしらん。

***
それにしても、学生さんにワークショップすることにはすごく意義を感じます。

大人に対してとは違う意義を。

できたら、もっともっと学生さんたちとも関わりたいな。

そんなことを強く感じました。

October 27, 2010

国際的にインプロが活躍できる可能性。

フランクフルトから帰国しました~!

公演は大成功!

たった25分間だったのですが、国際的な場で、インプロプレーヤーが貢献できる、おそらく最大の成功。。。
と言ったら言い過ぎかもしれないけれど、それぐらい価値のあるインパクトをもった経験でした。

インプロの新たな可能性を見た感じです。

くわしくは次回のメルマガに掲載する予定。

メルマガに登録されていない皆さん、ぜひご登録をお勧めしま~す。
(無料です~!)

October 26, 2010

オフィス・コットーネ主催の「絹川友梨:インプロ・ワークショップ(中級・初級)」

オフィス・コットーネ主催の「絹川友梨:インプロ・ワークショップ(中級・初級)」が開催されます。

プロの俳優、もしくは俳優を目指している方々を対象としています。
毎回、現役で活躍している俳優さんを初め、さまざまな俳優さんたちにご参加いただいていて、とても好評なワークショップです。

内容としては、俳優さんのスキルアップを目的とした、台本のあるお芝居やオーディションにも役立つ柔軟な発想力や俳優として理解しておくべきスタンスについて学びます。体験学習ですので、ワークショップが終わってから現場で活かすことができます。

<中級コース>
日時:11月11日(木)
  
①昼クラス 13:30~16:30 ②夜クラス 18:30~21:30
※昼と夜は基本的に同じレッスンを行うので、昼か夜のどちらか希望のクラスを明記してください。
●場所:本多スタジオ(下北沢)
●募集人数:各20名
●参加資格:18歳から50歳くらいまで (2年以上の演劇・映像経験あり)
●参加費用:4,000円 (テキスト代含む)

<初級コース>
●日時:11月14日(日)  13:00~18:00 
初めて参加される方、または劇団の研究生・養成所生・専門・大学生対象
インプロのおもしろさや役へのアプローチをゲームをしながら学べます!
  
●場所:本多スタジオ(下北沢)
●募集人数:20名
●参加資格:18歳から50歳くらいまで(現在、演劇を勉強している方対象)
●参加費用:7,000円 (テキスト代含む)

October 21, 2010

フランクフルトにてサウンドチェック。

フランクフルトのホテルで、このブログを書いています。

東京よりちょっと肌寒い朝。
朝食は、チーズとハムと玉子とドイツ・パン。
ドイツの朝食は日本と似ていてボリュームがあっていいなぁ~。

今日、他の出演者と落ち合ってサウンドチェックです。
明日が本番です。

パフォーマーは8人。ドイツ人、オランダ人、ベルギー人、アメリカ人、そして日本人。
5つの国から集まります。
公演はすべてインプロ。台本なし。英語。ほとんどのメンバーはすでに一緒に公演したことがあるので、あまり心配していませんが、今回は国際会議で話し合われたことをトピックにするので、それを理解できるかが心配!
まぁ、今さら心配してもしかたないので、あとはリラックスして、その場・その瞬間・その真実を理解し表現していくことだけですね~。

早く終わって、おいしいビールを飲みたいです。

October 20, 2010

フランクフルトへ。

これからインプロのパフォーマンスをするためにフランクフルトへ向かいます。
昨日も行った成田空港へリターンでございます。

緊張していたせいか、5時に目が覚めて、それから荷造り。

今回はある製薬会社の国際コンファランスの一環としてパフォーマンスをするので、ビジネススーツをもっていきます。

ぜんかい長旅をしたとき、気圧の関係で体調を壊したので、今回はそういうことのないようにしたいです。

ボンボヤージュ!

October 19, 2010

帰国していちばん最初に食べたいもの。

ただいま日本に帰国しました~!

日本はだいぶ涼しくなったと聞いていたので、「涼しくなった」ことを想定し、おおきなジャケットを持ってきたのですが、なんのなんの。
まだまだ暖かいですね。
おそらく猛暑から比べると、そうとう涼しくなったのだと思いますが。

さてみなさん、
海外旅行から帰ってきて、一番に食べたくなるものは何ですか?

私の場合は、「牛丼」。
とくに松や!
あの独特のニオイの前を通り過ぎたら、その魅力から逃げることなんてできません!
甘辛味のお肉+ごはんの取り合わせを想像するだけで、なまつば・だら~っ!

普段はあまり食べないようにしているのですが(高カロリーですから)、「帰ってきたご褒美だから」と意味わからん理由をつけて、今回はお持ち帰りしてしまいました!
うわぁ~、、美味しいいいい~~!
甘い+しょっぱい+すっぱい(紅しょうが)味のハーモニーは完璧!
そうとう幸せな気持ち!

こんな美味しいものが、ファーストフードなみに食べられるなんて、日本の食文化はほんとうにすばらしいです!

日本人でよかったぁ~。。。

October 17, 2010

行動ともなわず、気持ちだけアワアワ。

日本への帰国まじか、あわあわしてます(苦笑)。

いつものことなのですが、お芝居が終わると、うちの中はいつもごちゃごちゃです。
衣装、小道具、台本などが散乱し、わたしの部屋やまるでゴミタメ。。。(苦笑)。

本番が終わったら片付けようと思って、ほったらかしにしているのですが、本番が終われば終わったで、たまった仕事をしなくてはならず、片付けはいつまでたっても手付かず。あげくの果てには次のお芝居の稽古に突入するか、日本への帰国がせまってそれどころではなくなってしまう。。。
これがいつものパターンなのです。

今回は何とかして掃除しよう!!!

と気合を入れたものの、ネコが遊びにきたり、いいお天気が「ガーデニングしようよ!」と誘ってきたり、夫が「お腹すいたぁ~。ランチはどうしよう?」と暗黙のプレッシャーをかけてきたりでなかなか手付かず。

そんなこんなで行動が伴わないものですから、気持ちだけあせってます。

行動がともなうとたちまち落ち着くはずなのですが。。。。

October 15, 2010

八雲国際演劇祭に、絹川+ヤン・ファンデンブランデンのユニットが出演します!

11月に行われる八雲国際演劇祭に、絹川+ヤン・ファンデンブランデンのユニットが出演します!

以前に、イエローマン・グループも出演したこの演劇祭は、手作りの、しかもインターナショナルの、すばらしいフェスティバルです。

私たちは学校公演を7箇所で行うだけではなく、大ホールでの公演もありますので、それぞれの規模に合わせて、インプロ・ショーの内容を変えなくてはなりません。ただいま、どんなインプロフォーマットで公演しようかと相談中。
ベルギーのヤンさんとは、スカイプ・フォンで打ち合わせをしています。

大ホールでの公演は、一般の方も見ることができます。

■ あしぶえ、演劇祭、しいの実シアターのサイト
http://www.yitf.org

■「第3回八雲国際演劇祭」の様子

 http://www.g-platform.jp/meta/chiiki_yakumo_j_013108.asx

近隣の方、どうぞ、お越しくださいませ!

October 14, 2010

ガーデニング・アディクション

今日はものすごくいいお天気で、家の中でじっとしていられない気持ちよさです。

鳥がにぎやかに鳴き、マングローブは銀色に輝く。

本当は、文章を書いたり、考え事をしたり、メールをチェックしたり、事務仕事をしなくてはいけないのですが、ついつい庭に出て草むしりをしてしまう。。。。

そういう意味では、わたしはガーデニング・アディクション(庭いじり中毒)かも。。。

October 10, 2010

公演無事終了。

公演が無事、終了しました。
とても好評で、キャパ300人の客席が、連日満員御礼。
チケットはソールドアウトでした。
たくさんのスタンディング・オベーションをもらい、演劇人・批評家から、「すばらしい舞台だった。」との言葉をたくさんいただきました。

しかも光栄なことに、この戯曲を書いた作家マクミランからは、「ユリ、あなたの演技はすばらしかったわ!私は、あなたのために次の戯曲を書くわ。」と、この上ないありがたいお言葉をいただきました。

ひゃぁ~!

ほとんどのキャストにとって、この舞台は初舞台でした。
彼らがいい体験をして、気持ちよく舞台を終わることができて、良かったなぁ~。
演出家もスタッフもキャストも、そしてお客さんも、すべての人が「いい公演だった。」とココロからいえる公演は、そうあるわけではありません。

そして、どんなにお金をかけても、どんなに有名な役者さんを使っても、面白くない舞台はたくさんあります。

そういう意味では、奇跡的にすばらしい舞台でした。

稽古中はいろいろフラストレーションがあった絹川ですが、終わりよければすべてよし。

爽快は気持ちです。

良かった良かった。

October 08, 2010

野田秀樹さん作「赤鬼」を自宅で「リーディング」

昨日、本番が終わってから、自宅で「リーディング・セッション」を行いました。

将来、野田秀樹さんの作「赤鬼」の英語バージョンをニュージーランドで上演したいと思って、そのためのトライアルです。

集まってくれた役者は、JJ Fong, Ben Crowder, Warwick Broadhed, Rb Mokaraka。
そしてプロデューサーのSquare. 

本格的な演出なこれが初めてという個人的都合で緊張していたのですが、4人はとても自由に台本を読み上げ、演じてくれました。わたしが指示しなくても、野田さんの作品が持っているスピード感を感じてくれたようで、とてもテンポのいい面白いリーディングでした。

5人とも作品をとても気に入ってくれて、ニュージーランドではイギリスやアメリカで上演されている作品が上演されることが多いのですが、「そういう作品とはとても違って、面白い。ミステリーなのか恋愛ドラマなのか悲劇なのか。そのどれにも当てはまる不思議な物語だ。」と。

そして、
「ユリ、ぜったいこの作品を上演するべきだよ!君ならできるよ!」とみんなから応援の声をもらいました。

ええ~、本当に上演できるのかなぁ~。いいのかなぁ~、私なんかが演出しちゃって。。

そんなユルユルした発言に対して、役者のロブは、「ユリ、もうこれは始まっているんだよ。君が演出して、”RED DEMON"はニュージーランドで上演されるんだ。」ときっぱり。

本当かなぁ~。。。。

この実感を手がかりに、現実化に向け、コツコツと行動していきたいと思います!

October 07, 2010

モニカ、開演時間に登場!

先日もブログに登場したサモア人のモニカ。

毎日、劇場に遅刻してやってきます。

そして、ついに。。。!!!!

今日はなんと、11時開演の本番の10時30分になっても現れず!

ひゃぁ~!!!!!

あわててステージマネージャーが電話しまくっていましたが、連絡もとれないよう。

10時40分。
ちょうど都合の悪いことに、今日は演出家がいない日。
最終判断を下す人がいない中、キャストとスタッフ全員が舞台に集まって、「”もし”モニカが来なかった場合、空いた穴をどう埋めるか。」という話し合いが行われました。

でも、モニカがやっている役割は彼女にしかできないし、他のメンバーも出ずっぱりなので、穴はどうしたって埋まらないことが判明。この話し合いはあっというまに終わりました。

10時45分。
ようやく連絡がとれたようで、「とにかくこちらに向かっているので、みんな準備して!」とステージマネージャー。

10時50分。
開場。お客さんが劇場に入ってきます。今日も満員御礼。チケットはソールドアウトです。
なのに。なのに。モニカ登場せず。

11時。
モニカ登場!!!!!
本当なら開演しているところでっせ!

11時5分。
開演。
なんとしても、開演。
モニカは本番が始まってから衣装をつけ、ウォーミングアップもしないまま、そのまま舞台へ。
無口な彼女の巨体が、「ごめんなさい!」で震えていました。。。。

ふぅ~。。。。

どうして、こんなに彼女が遅刻したかというと、乗っていた車がスピード違反でつかまり、それでも、どうしても弟をどこかまで送っていかなくてはならなかったので、バスやらなんやら交通手段を駆使して(ニュージーランドは車がないとどこへも行けない国なので、大変!)、弟を送り、そして劇場に駆けつけたのだそう。

遅刻するにもほどがある、その遅刻ぶりに、みんなは冷静に「モニカ、がんばろうね!」と声をかけていました。
彼女を非難する人がいないのは、この国の寛容さだなぁ~。
(日本だったら、大変なことになりますものね、きっと。。。)

何が起こるかわからないスリリングな本番が続いています。

October 06, 2010

お芝居本番中!

10月ですね!
デイリーキヌガワが、マンスリーキヌガワにスローダウンしています。
申し訳ないです!

10月4日にお芝居[The Secret of Dong Ting Lake]が無事、初日を向かえ、ただいま公演の真っ最中です。

昨日、お芝居の批評が載りました。
http://www.theatreview.org.nz/reviews/review.php?id=3414

予想以上にいい批評で、若い役者さんたちにとっては初めての経験。
自分達が、予想以上に高く評価されていることに戸惑っているよう。
演出家のベンは、「みんな、いい仕事しているんだから、自分に誇りをもっていいんだよ!」と活気付けます。

わたしはこのプロダクションから、ものすごくいろんなことを学んでいます。
それはワークショップのリードの仕方とか、インプロの普及とか、そういう範囲のことではなく、人間としての大きさについてです。

おいおい振り返って、書いていきたいと思います。

October 05, 2010

ぜんぶ好き!

その他大勢(コーラス)のメンバーとして、途中から参加したモニカは、サモア人。

アジア人の血が、5分の一ぐらい入っているということで、キャスティングされました。
黒くて丸いヒトミで可愛い顔をしているけど、身体は巨大。100キロはたっぷりあるでしょう。
フィジーとかサモアとか島から来た人たちのことを「アイランダー」と言っているのですが、モニカはそのアイランダーの典型的な風貌。ものすごくシャイで、普段はほとんど口をききません。
いつも、「もっさぁ~」と座り込んでいる感じ。

家庭環境が複雑だそうで、5人兄弟で全員父親が違うのだそう。
住んでいるところもオークランド市内からものすごく遠いところで、(たぶん貧しく)、車が無いのでバスで通ってきます。

そして、日本人では考えられないことですが、稽古ではいつも30分以上遅れてきます。
本番に入って、通常は2時間前に劇場入りするのですが、モニカが登場するのはいつも開演1時間前。

「信じられない!!!」
「やる気あんのか~!!!」
「もう来なくていい!!」

と、どなりたいところですが、ここはニュージーランド。
しかも演出家のベンは温和な人で、「みんな、お互いに寛容に対応しようね。」というポリシーの持ち主。
なので、わたしは、怒りたい気持ちをぐぐっとこらえていました。

実際、彼女にやる気があるのか、楽しいのかそうじゃないのかぜんぜんわかりませんでした。

本番直前のある日、お芝居が終わって、ベンが「みんな、今回のプロダクションで一番楽しいのはどこ?」とキャスト全員に聞きました。

みんな、ひとつづつ、上げていきました。

最後にモニカの番。
毎日遅刻してきて、あやまりもしない、かといってしゃしゃり出ることもなく、いつも無口な彼女が、いったい何を考えているのか。。。みんなが注目します。

彼女は大きな声で(無口な彼女にとってはまるで吼えるかのように)、こう言いました。

「ぜんぶ!」

「わたしにとって、本当にすべてが、すばらしい経験です!ぜんぶ好き!!!」

わたしは今までのうっ血した気持ちがすっとんで、彼女のことがとても愛おしく思えました。
そして、彼女が遅れてしまうのはやる気の問題ではないということ。つまり、わたしは、態度が悪い=やる気がない。態度がいい=やる気がある。と人を判断しがちなんだなということに気がつきました。

そして彼女の時間の流れが、わたしの考えている一般的常識とはかなり違うのだということ。
彼女にとっては、毎日、遠いところから劇場に通うのはものすごく大変なことで、だから彼女なりに一生懸命であり、それは表面には見えないけれど、そこには彼女にとっての至難があるということ。


October 03, 2010

最後のドレス・リハーサル。

なのに、まだネズミの衣装ができていません!!!

切れ気味のキヌガワ。
他の役者さんたちは、演劇の経験があまり無いので、「まぁ、そういうものか」とのんびり構えています。

わたし的には信じられないこと、許せないことも、ここでは「そういうもの」として受け入れられている事実に愕然。

反面、わたしが「そういうこともあるだろう」と思っていることは、ここでは「それは受け入れられません」という概念になっています。

たとえば、
仕事が忙しくて、帰りがいつも遅くなること。家族を大事にしないこと。
家族と一緒に食事をしないこと。
友だちを大事にしないこと。人に共感しないこと。ユーモアがないこと。深刻すぎること。人を人前で非難すること。
どなること。人を辱めること。

こういうことをした場合、ニュージーランドでは「信じられない~!」ということに、あらかた:なります。

日本の常識が通用しない環境だと、自分のココロの狭さを痛感させられ、また自分の「寛容さ」を育てるいい機会になりますね~。

October 01, 2010

初演出???

将来的に、野田秀樹さん作お芝居「赤鬼」(Red Demon)を、ニュージーランドを皮切りに、世界中で上演できたらいいなぁ~と夢見ています。

日本でも何度か上演され、ロンドンやタイでも上演された作品なのでごらんになった方もおられるかもしれませんね。

この作品は「恐怖による差別」をテーマにした物語で、日本とニュージーランドを行ったりきたりしている自分にとって、ものすごく共感できるものなのです。

今、ちょうど、珍しく、ニュージーランドに長く滞在できるので、この機会に知り合いの俳優さんたちに集まって、「リーディング・セッション」をすることにしました。

まずは戯曲をニュージーランドの俳優さんに読んでもらい、感触を知り、また俳優さんたちから意見を聞くことが目的。(わたしは演出として参加します)。

幸いなことに、怪物俳優ウォーレック・ブロードヘット、今回のお芝居でご一緒しているシンガー(めっちゃ可愛い)JJウォン、1年前に刑事事件を起こしたロブ・マカロカ、演出家でもあるベン・クラウダーの4人が協力してくれることになりました。

木曜日の夕方に、わたしの自宅に集まります。

わたしは本格的に演出に取り組むのは初めてなので、なんだか地に足が着かない感じで、ふわふわしています。。。

苦笑。。

« September 2010 | Main | November 2010 »