My Photo
無料ブログはココログ

« アムステルダムでのワークショップを考える。 | Main | オペラを映画館で。 »

November 24, 2010

「なんとかなる」は幻想。

海外で活動したい日本の若者から、こう質問されました。
「演劇やコメディをやりたいのですが、英語ができなくてもどうにかなりますか。」

「どうにも、なりません。」
わたしは答えました。

真剣に海外で仕事をしていこうとしたり、真剣に海外の人たちと一緒に交流したいと思ったら、そんなのは甘っちょろい。エンターテイメント・ビジネスでは、英語がしゃべれなければ、そもそも相手にされません。
「ああ、この人は英語がしゃべれないんだな。でも可愛いな。」とは思ってくれるかもしれませんが(苦笑)、それは上っ面の関係ですね~。

英語(というか現地の言葉)ができない日本人観光客がよく、「英語が通じなくても、どうにかなった。身振り手振りでどうにかなった。アクションで通じた。」などどということがあります。(わたしの両親などは、その口です。苦笑)
でもこれは、相手の言っていることが分からなかったから、「ほんとうに分からなかったこと=本当に自分は理解できていなかったことすら理解できていない」からいえるのです。

観光旅行なら、それでもいいかもしれませんが、仕事だったらそれではダメ。

本当に相手と何かを創りたいなら、ちゃんと言葉がしゃべれるようでなくては。

わたしは現地語が分からないためにたくさん恥をかいたり失敗したりしています。
今でもそう。英語がしゃべれなければ、英語圏で仕事をするのには限界があることを痛いほど知っています。

よく、「言葉じゃない。」「言葉がなくても、人間は通じ合える」などど言う人もいます。もちろん、言葉がすべてではありません。

でもね、言葉は大事。
相手の言葉を知ろうとすることは大事です。
そのくらい、真剣に付き合う気持ちがなければ、本当の交流はないでしょう。

何度もいいますが、観光という名の「思い出作り」ならば、それでもいいかもしれませんけれども。

« アムステルダムでのワークショップを考える。 | Main | オペラを映画館で。 »