My Photo
無料ブログはココログ

« アムステルダム・フェスティバル4日目。 | Main | フェスティバル最終日。 »

January 29, 2011

アムステルダム・インプロ・フェスティバル5日目。

アムステルダム・インプロ・フェスティバル5日目。

今日と明日は、公演+稽古に加えて、ワークショップが始まり、いよいよフェスは佳境に向かいます。

<ワークショップ>
1) ビギナークラス=ナショナル・シアター・オブ・ザ・ワールド
2) インターミディエット=キキ
3) アドバンスクラス=ユリ

わたしはアドバンスクラス(経験者対象)ということで、通常の「インプロ・ゲーム」やキース・ジョンストン+デルクローズのセオリーなどを使わないで、演劇的なアプローチからのワークショップを行いました。
ここでは、インプロ・ゲームも、キールもデルもすでに新しいものではなく、プレーヤーたちはもっと俳優としてのスキルを身に付けたいと思っているようだったので、そのような内容を選びました。

英語でワークショップをやるということ自体が、かなりのチャレンジなのですが、今回はわりとスムーズに自分の考えを伝えることができて、とても楽しくかつ充実したものとなりました。

ワークショップが終わって、劇場入り。

そうそう、このフェスの特徴として、「食事を皆でする」というのがあります。
劇場にキッチンと食堂があるので、フェスティバル・メンバーのボランティアの人たちが毎日交代で料理を作ってくれます。なんと、前菜・メイン・ディザートのコースで、毎回違うメニュー。しかも、ものすごく美味しい!!!
イタリア料理、トルコ料理、メキシコ料理、タイ料理など、本格的なディナーを味わうことができます。

ちなみに、このフェスティバルはボランティアだけで100人ぐらいはいます。
それぞれが、それぞれの担当を責任をもってきっちり進めていて、気持ちよいです。

<ショー>
前半は「This is yourlife」。
キース・ジョンストンの「ライフゲーム」にちょっと似ているフォーマット。
アムステルダムのローカル・ビールを障害者たちと作っている人がゲスト。彼にインタビューした内容を手がかりに、いろいろなシーンを創っていきました。

この手のフォーマットは、センチメンタルになりすぎたり、ギャグになりすぎたり、どこまで事実と空想を演じたらいいのかとてもエッジな難しさがあると思うのですが、今回のショーは絶妙なバランスで、楽しく、せつなく、苦労を笑い飛ばせるユーモア(ギャグではなく)があり、最後には心が温かくなるすばらしいショーでした。

後半は「インターナショナル・オール・スター・チーム」。
キキ、ユリ、マチュー、ジェームス、ティムの5人。
3つのフォーマット~トレイン・トレイン+シーン・ペインティング+トランスレーション~をミックスしたようなフォーマット。

演劇的アプローチにこだわっている3人~キキ、マチュー、ユリ~のテイストもあり、「すばやく名づける。シーンをすぐに明確にする。イエスアンドをしなくてはならない」というような、ある意味「せっかちな」で「言葉先行」のインプロではなく、身体的にオーガニックに進むショーでした。

そのようなアプローチを徹底的に行ったため、今までに体験したことのないようなシーンが次々と産まれ、とても面白いショーとなりました。

終演後にはスタンディングオベーション。
「奇跡のショーだ!」といってくださるお客様もおられました。

前半があまりにすばらしかったので、ものすごくプレッシャーを感じてしましたが、なんとか面目を保った公演でした。

« アムステルダム・フェスティバル4日目。 | Main | フェスティバル最終日。 »