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March 31, 2011

原発資料を無料で公開→講談社と岩波書店

講談社と岩波書店がウエッブサイト上で、原発の情報を無料で公開しています。
福島原発事故や原子力政策を考えるうえで参考にしていただきたいということだそうです。

<岩波書店>
雑誌『世界』『科学』の一部を無料公開(2011/03/28)
http://www.iwanami.co.jp/company/index_i.html

<講談社ブルーバックス>
『日本の原子力施設全データ』(北村行孝・三島勇著 講談社ブルーバックス2001年刊)一部公開のお知らせ
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/bluebacks/special/nuclearinstallation.html

March 30, 2011

現代日本戯曲4本。上演許可!

ついに上演許可が出ました!
現代の日本戯曲4本を、ニュージーランド(オークランド)で朗読するという企画です。

今まで、上演の許可をいただくためにいろいろ動いていたのですが、ようやく全作品に対して許可をいただくことができました!(晴れて、みなさんにも報告できる運びとなりました。)

<作品は以下>
5月:井上ひさし作「父と暮らせば」(英語タイトル「The Face of Jizo」
7月:三島由紀夫作「わが友ヒットラー」(「My Friend Hitler」)
9月:安部公房作「棒になった男」(「The man who turn into a stick」)
11月:矢代静一作「北斎漫画」(「Hokusai Sketchbook」)

う〜ん、われながら、すんばらしい作品のチョイスじゃないかと思っています。

公演はすべて英語。
ただし舞台上に日本語のサブタイトルを投影する予定です。
出演者は、日本人、中国人、マオリ人、ニュージーランドの白人の俳優たち。
日本人の役者がほとんどいないこともあり、国際色豊かなキャスティングになる予定。

一発目は広島の原爆をテーマにした2人芝居「父と暮らせば」。
今だからこそ観ていただきたい作品です。

二作目の「わが友ヒットラー」は、去年日本でペーターゲスナー演出/綿貫凛プロデュースの作品を観て、とても面白いと思ったことと、三島由紀夫という作家を紹介したいという意味で。

三作目の「棒になった男」は、日本の不条理劇の代表作として。また、もちろん、安部公房という偉大な作家を紹介するため。

四作目は「北斎漫画」。海外でも有名な絵師の人生を描いた作品なので、海外のお客さんも興味をもってくれるのでは無いかということ。なんといっても北斎という人物が破天荒でエネルギーの固まりのような人。現代人に必要なエネルギー(昔の日本人が持っていた力)をぜひ観ていただきたい。また矢代静一さんは日本人の細やかな感情を、現代的な構成で普遍的に表現できる作家であり、その作品はきっと日本人への理解につながるのではないかと。

今までは、海外で演劇してる日本人という立ち位置で、自分の立場を確立することに夢中だったのですが、これからは、よそ者じゃなく、かといって同種類の人間ではない独自の立場で「日本人って(私って)こんなことを大事にしているよ〜」ということを、そろそろ出していければと思っています。

上演権利を許可してくださったみなさま、本当にありがとうございました!
みなさんの理解なしには、成り立たない企画です。
ニュージーランドのお客さんに、何かしらのものを持って帰ってもらえるように、芝居づくりをしたいと思っています。


March 29, 2011

宮崎駿さんのコメントに感じたこと。

今、わたし達(というか私)の「価値観」や「生き方」について、大きな「問い」が立っているように感じています。

たくさんの情報にふらふら。たくさんの映像にぐらぐら。たくさんの不安にごたごた。
かといって、自分の生活は続いているわけで、仕事もしなくちゃならないし、洗濯だって掃除だって。
ご飯も食べなくちゃならない。自分の夢もある。でも目の前の悲しみもある。何もできない無力感もある。

「今の状況」と「自分の立ち位置」。
この両方に引っ張られて、ぐらんぐらんしている私の判断力。アクションを迫られている。
でも軽はずみなことや、自分のエゴだけで動いたら、かえって逆効果じゃないか。

そんな中、宮崎駿さんのコメントに強くひかれました。
これは、先日行われた新アニメーション映画「コクリコ坂から」記者発表でのコメント。
たしか3月28日だったと記憶しています。以下記事を引用させていただきます。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_kokurikozaka_20110329a.htm?from=nwlb

『この時期に映画に関する発表会をやるのがいいかという意見もありましたが、あえてやることにしました。私たちは埋葬されることもないまま瓦礫に埋もれているたくさんの人を抱え、しかも、原子力発電所の事故で国土の一部を失いつつある中でアニメーションを作り続けているんだという自覚を持ってやっています。』

この「自覚」という言葉。
わたしは、今の状況を100%受け取っているこの覚悟こそが必要だったのだと感じました。
この状態を100%受け取って演劇やインプロをしているんだという自覚と覚悟です。

また以下のコメントも、自分ができることをしっかりとやっていくのだというエールとして受け取りました。
『私たちは停電になっても仕事を続けようと思っています。なぜなら今日も郵便配達の人は郵便物を配っているし、バスの運転手はどんなに渋滞が起きようと運転を放棄しないでいるからです。』

また被災者支援についても的確な行動だなと思いました。
『震災後、ジブリとしては、鈴木(敏夫)プロデューサーが中心となって具体的な支援に取り組んでいます。一番必要なところに一番必要なものを届けることが大切なので、感傷的にお金を出せばいいということではなく、堅実な方法を選んでいます。内容については、必要な時に鈴木プロデューサーから発表されるでしょう。』

ちょっとした情報で不安になったり、急に強気になったりするぐらぐらな自分。
わたしも宮崎さんのように、情報や常識に惑わされず、しっかりと自分の意見が言える人間になっていきたいです。


March 28, 2011

情報が欲しいです。

ニュージーランドに一時帰国しました。
オークランドは通常よりも蒸し暑く、まるで熱帯のよう。
世界中の天気がおかしくなっていますよね。。。

さて、こちらに着くなり、日本の情報がものすごく入手しづらくて困ってます。
インターネット上の文字ニュースだと、なかなか状況は把握しずらいです。
今まではUstreamでNHKのニュースが観れたのですが、ここでは違うチャンネルばかりをキャッチしてしまいます。

外国の人たちが過剰反応してしまうのが、分かる気がします。
把握できるだけの情報が無いのは、情報があるより不安を煽るのかもしれません。

唯一、日本の友人やえんげき関係者のみなさんからいただくメールが「生の情報」となっています。
演劇関係者にとっても、非常に厳しい状況になっています。公共の稽古場が使えなくなっていますし、この状況なのでお芝居に行くお客さんが減っています。あおりを受けて深刻な借金を抱えてしまう劇団も少なくないようです。もちろん規模が大きなカンパニーならなおさらのこと。。。

自分に何ができるか?
冷静な決断と的確なアクションを求められています。

わたしはせめて、ニュージーランドで企画している「現代日本戯曲」の朗読会の収入金を被災者の皆さんに寄付したいと考えています。

March 25, 2011

ひみちゃん。

ひみちゃんと打ち合わせ。

ひみちゃんはインプロワークスのスタッフとして10年以上のおつきあい。
彼女は「即興を遊ぼう会」の制作ほか、企業研修でのワークショップ指導などを担当してもらっています。底抜けの明るさと母のような安定感をもつひみちゃんは、私たちのカンパニーにとってとても大事な存在です。

彼女はNPO法人で、ひきこもりの青年達対象にインプロワークショップを長年行っていて、その活動もとても興味深いものです。

東北関東大震災によって、おそらく「みんなで元気を出そう!」をテーマにワークショップを行うとき、彼女の力は大きく活かされるのではないかと予想しています。

頼もしいお姉さんっす。

March 24, 2011

俳優が技能を活かして社会貢献するために。

インプロワークスでは、ビジネスや教育の場のロールプレイングに出演してもらう俳優さんの斡旋業も行っています。

今日は、来週行われる心理学研究のためのロールプレイングに出演する役者さんたちとの打ち合わせでした。今回は2組のカップル役で、4人の俳優さんにお願いしています。

打ち合わせは念入りに。不明点は徹底的に話し合っておきます。

このお仕事は、俳優が俳優としての力を活かすことができ、俳優の力で社会貢献ができるという意味で、とても意義のあることだと思っています。

演劇人が仕事として(ウエイトレスなどのアルバイトじゃなく)、自分の特殊技能を活かせるようになるといいなと思うからです。

わたしたちインプロワークスは幸い、演劇関係者の集団でもありますし、ビジネス/教育にも携わっている集団でもありますので、私たちの個性を活かして、この橋渡しの仕事ができたらいいなと思っています。


March 23, 2011

いつもと違う立ち位置に立ってみることのワクワク感。

稽古2日目。

いろいろな役者さんたちとご一緒できて、とっても幸せ!

わたしは最近「教える」という立場でいることが多いので、このように「いち役者」として場に関わることはとても大事だと考えています。

ず〜っと「教える立場」だけだと、そのキャラクターが自分に染み付いてしまうような気がするんです。そしてあるはずの「違う自分」の顔を出せなくなってしまう。。。という感じでしょうか。

特に周りから「先生」という立場で扱われ、自分も「先生」という立場に居心地の良さを感じてしまったら、そこが安住の地になってしまい、自分に成長がなくなってしまうんじゃないか。。そんな危惧を感じます。

ということで、このように「指導する」という立場ではない、普段なら立たない位置に自分を置くことは、わたしにとっては大事なことです。

そしてこれは、違う自分に出会うことでもあったりします。

こんにちわ、隠れていた自分!

March 22, 2011

お芝居「12人〜奇跡の物語〜」の顔合わせ&初稽古

6月下旬に出演するお芝居「12人〜奇跡の物語〜」の顔合わせ&初稽古でした。

この作品の概要は以下。
**************************
オフィスコットーネプロデュース
Space 早稲田フェスティバル参加公演

「12人~奇跡の物語~」

作:レジナルド・ローズ「12人の怒れる男」 
脚色・翻訳・演出:小川絵梨子
プロデューサー:綿貫凜
場所:Space 早稲田

出演:寺十吾 絹川友梨 末次美沙緒 中原和宏 日下部そう 福井利之 加地竜也 小林麻子 柳井佑介

概要:「12人の怒れる男」を脚色・構成した作品。全く無作為に選ばれた男女12人が1つの部屋に集まって、ある審判を行なうという設定。彼らは友人でもなければ、損得が発生する関係でもない。やがて、「有罪」であった判決は、彼らの真実を追い求める熱意によってある結論へと辿り着く……。他人同士が、1つの目的のために繋がるという「軌跡」がここにある。

*****************************
演出家は、若手演出家では注目株の小川絵梨子さん。
ニューヨークと日本を拠点に活動されているインターナショナルなアーティスト。

出演者は、も〜ばらばら!
強烈な個性の方々ばかり。稽古も即興をたくさん行って、みんなで創っていくという創作方法らしく、本当に楽しみです。
「台本のあるお芝居」という意味では、日本では「ねずみ狩り」以来、ひさびさです〜!

ぜひぜひ、ご来場くださいませ〜!


March 21, 2011

立ち会えない苦しさもある。だから明確な情報が欲しいですね。(政府へお願いします)

昨晩は、大きな月が出ていましたね。ジャンボでした。ご覧になりましたか?

わたしが住んでいる巣鴨は、派手なコンビニのライトやラブホテルのネオンが消えていて、ひっそりとしていました。不謹慎かもしれませんが、夜はこのくらいの静かさのほうが心が落ち着くなぁ〜。
考えてみれば、ニュージーランドの夜は「ま〜っくら」ですし、ヨーロッパの夜は、このくらいの暗さは普通。(そのかわり、星がくっきり見えますよ。)

さて。
今、日本にいる人たちは大変なことになっていますが、「日本にいられない人たち」もいてもたってもいられない気持ちのようです。

ニュージーランドにいる私の夫は、「ニュージーランドの新聞ではこう報道されていたけど/BCCではこう言ってたけど/ネットで調べたらニューヨークの大学教授がこんな風にコメントしていたけど/どう?」と毎日メールしてきます。

サンフランシスコの友達は「何もできなくて、いてもたってもいられないので、街頭パフォーマンスをして義援金を募ろうと思うの。ユリさん、なんかアイデアある?」

「こっちからだと詳しい情報が分からないんだけど、ユリは大丈夫なの?」という世界中の友だちからのFaceBookへの書き込み。。。

「詳しい情報が得られないこと。自分の足で確かめられないこと。」
これが混乱/不安を生むのですね。
もちろん、情報がありすぎるのも混乱/不安のもとですが。。。

さて、夫が以下のサイトを教えてくれました。
カリフォルニアで教えていた日本人の大学教授が、このサイトを推薦していたそうです。

http://cnic.jp/
http://cnic.jp/

「原子力資料情報室」は1975年に創立された民間調査機関で(2001年にNPO法人化)、原発(原子力)なき社会をめざす市民運動団体だそうです。
原子力について、原発について、放射能についてなど、たくさんの資料が掲載されています。

知りたい方/考えたい方/行動したい方にお薦めします。


March 19, 2011

そういうつもりは全くありませんでした。

「そういうつもりは全くありませんでした。」

そう弁解しても、言い訳にならない時があります。

わたしが昨日書いたブログの内容に関して、いろいろな意見をいただきました。
「わたしも賛成!」という方もおられれば、「不安を煽るようなことを書くのは止めてください」とわたしを叱咤された方もおられました。

「あ!」はただの図形ですが、目に入った途端、人間はそこからある種のメッセージや意味、触感や匂い、記憶や予測を感じ取ろうとします。そして、もともとの図形には意味があるわけではありませんから、その解釈は人それぞれ。だから面白いし、また誤解もあるわけです。

そしてだからこそ、書き手は、伝えたいメッセージや意味、感触や匂い、記憶や予想が「伝わるように」書かなくてはいけません。

それはストレートに書けばいいというわけではなく、何層ものファクターを経たり、深い井戸に沈みこんだり、試行錯誤することが必要で、そういうプロセスを経てはじめて、読者と本当につながることができるのかもしれません。地下水と地下水が、土の下で手をつないでいるように。。。

そういう意味で、皆さんから率直なご意見をいただいたことで、あらためて自分の未熟さを気づくことができました。ありがとうございました!

実は、このように私には、私を叩いてくれる人が必要です。(へんな意味ではなく/苦笑。)
年をとると、叩いてくれる人がなかなかいなくなってしまうのです。だからありがたいです。

また同じような失敗をやらかすかもしれませんが、だからといって止めてしまうのではなく、続けることで深いところで皆さんとつながっていけるような文章(表現も含めて)を表現していきたいと思っています。

そうそう。
今、劇場で何が起こっているか。さっき観てきました。
シアターコクーンで上演されている「日本人のへそ」です。

開場の時点で、すでに劇場側全体に、お客さんを深く歓迎してくれている雰囲気が漂っていました。
お客さんもかなり満員で、お客さんが楽しみに来ていることを感じました。

しかしお芝居が始まっても、最初のころは、お客さん全体が緊張しているような雰囲気でした。
誰も笑わないし、誰も拍手をしない。なにか固まったものがある。(しかも地震があったし。。)

しかし、お芝居は本当にすばらしいものでした。
極上の戯曲、遊びごころ満載の俳優さんたち、考え抜かれたセットや照明や音楽や踊りや。

しかも、日本人のたくましい魂や滑稽さがテーマになっており、それを相手に「伝わる」表現で描いていた内容でした。それはまさに、日本全体にアイデンティティの復活、大きな転換が起こっている「今」にものすごくタイムリーな作品だと感じました。

途中で起こった地震では劇場全体が大きく揺れて、とても怖かった。
でも、不思議に「なんで芝居を続けるんだ!」とは思いませんでした。
役者さんたち、こんな時にでも続けていてすごいなぁ〜と。

すんごく揺れていましたが、役者さんは続けていました。きっと舞台裏では、スタッフサイドが「ああ〜止まれ!」と願っていたのではないでしょうか。

作品がとてもすばらしかったし、固かったお客さんの雰囲気もだんだん解けて、劇の世界に入り込んでい入ったように感じました。それを相乗効果で、役者さんたちはますますノビノビ/生き生きしていったように感じます。

それにしても、地震があれ以上起こらないで良かったです。
こんな危険を追ってでもリスクを追っても上演する。
命がけです。
お互いに。
そういう意味では、劇場というのは、きっと命がけの場なのです。
そして、劇場に入った時点で、役者さんもスタッフさんも観客もみんな運命共同体なのです。

そんな発言をすると、またまた「それは言い過ぎだ!」とか「日本人のセンチメンタリズムだ」とかご指摘受けるかもしれませんが。。(苦笑)。

そうそう、最後はスタンディングオベーションでした。

それにしても。
あたらめて、井上ひさしさんすごい。栗山民也さんすごい。皆さんすごい。

本文と関係ないけど、才能にジェラシーでございます。

March 18, 2011

自問自答。(長くて、ぐじぐじしています。) 

ワークショップを中止したものの、「本当にこれで良かったのだろうか」という疑問もあります。

「もしかしたら、みんなに元気になってもらうためにはワークショップをやったほうがいいのでは??」

いくつかの演劇公演が今でも上演されているのを見ると、自分の判断が正しかったのだろうかと自分に問いかけます。

わたしは、できるだけ信頼できる情報を入手しました。

心理学者は「被災していない人も、被災者に共感することで同じようなショックを受け、トラウマを抱えてしまう可能性があるので、”自分は大丈夫だ”と自分に言い聞かせること」といいます。

そういう意味では、インプロのワークショップをやって、笑ってストレスを発散させるのはいいかもしれない。

また、あるNPO法人のビジネスマンは「今回の地震は神戸のときとケースが違うので、政府や自衛隊に任せていないで自分達で動くべき。義援金より古着のほうが必要」と言っています。

なるほど。神戸と福島。同じ大地震でも違うのですね。ということは今までの地震の「経験」でものを語るのではなく、今起こっている地震がどういうものなのかをまず把握することが大事なようです。

そういう意味では、インプロワークスでも援助品を集めて送る活動をするか。。とも考えますが、もしそういうグループだらけになったら、、。どういうことが起こるか、簡単に予想ができますね。
(ちなみに、この方は、素人がボランティアで現地に入るのはやめたほうがいいと発言しています。遺体への対応とか、知識がないと対応できないことがたくさんあるようです。)

また、ある大学教授は「政府・東電の情報が遅く、被害を過小評価する解説が続いていることだ。首都圏から避難が必要ないと言い切る専門家もいるけれど、この後、大量の放射性物質が飛んできた場合、この人はどう責任をとるのだろう。」

さらにこの方(ああ、内田樹さん by 朝日ウエッブ)がおっしゃることには、”危機的状況では、リスクを過小評価するよりは過大評価する方が生き延びる確率は高い。避難が無駄になっても責める人はいない。「何事もなくてよかったね」と喜べばいい。「安全だ」と信じ込まされて、いきなり「さあ逃げろ」と言われたらパニックになる。メディアの報道では「避難できる人は避難した方がいい」という専門家の発言が抑圧されているように感じる。”

そうなのです、この災害は前代未聞。
今までの経験上で判断することができない災害なのです。
だから「今まではこうだった」とか、「前回はこうだった」という判断は通用しないということです。だから海外があんなに騒いでいるのです。

わたしは、先輩の演劇人にメールをしてみました。
「わたしたち演劇人になにができるのでしょうか。。」
その人からレスがきました。「絹川様 演劇にできることは、状態が落ち着いてからです。まずは、いまの危機を乗り切ることです。」

確かに!
状態が落ち着いてからのほうが、やっぱりいいように感じます。
さすが先輩!

と思ったら、それに続いて、「関東大震災のときもそうでした。」ですと。。。
やっぱり人間は経験からものを言ってしまうのですね!苦笑)

でもそうなのです。
こんなにひっきりなしに「何かしなくては!」「日本は復興するのだ!」というムードが流れているときに、何もしないでじっとしているのは、もっと辛抱のいることですけれども、この状態が落ち着くのを待つのも大事なことかも。

だから、何かアクションを起こしている人たちを見ると、私はこころがざわざわするのかもしれません。

いくつかの演劇を上演しているサイトを見てみました。
「劇場に来てくださるお客さんがいるかぎり上演したい」という、しっかりとしたステイトメントの上に上演を決めているようです。
公演中に地震が起こるかもしれないし、交通がストップするかもしれないのにです。

すごいなぁ〜。

わたしは、そこまで責任がもてません。
もちろん精神的にだったら「絶対やる!」って言えるんだけれど、具体的に現実的に、もし地震が起こって、ハプニングで照明器具でお客様が怪我をしたら?劇場で火事が起こったら?もっと悲惨な事がもし起こったら?劇場側主催側はどうやって責任をとるつもりなんだろう?取れる方法を持っているから開催できるんだろうか?

(そういうことが起こったら、、もしかして、そのときに考えるのだろうか?)

だとしたら、それって誰かの考え方と似ているように思えます。
必要だから作る。壊れたとき?それは、またそうなったら考えよう。まぁどうにかなるんじゃない?みたいな。

(そ、そんな訳ありませんよ、きっと。決死の決断なはずです。)

でも、わたしがもし上演主だったら、、、やっぱり今は「絶対大丈夫」とは言えません。
だから、もしわたしだったら「上演する」って言えないのです。
それと同じ理由で、やっぱり、わたしは「ワークショップをやる!」って言えません。

もちろん、こういうご状態だから笑顔を忘れないで「がんばろう!」という気持ちには同意です。
落ち込んでいる場合ではありません。

ただ、あまりに楽観的に物事を考えると、取り返しのつかないことになるんじゃないかと。

「今までは大丈夫だったから」

経験からくる言葉に頼るのはやめて、現実に起こっていることをみること。

「今を見る」

そして、自分で考える。

この判断が明日を創るような気がします。

そういう意味では、「みんな元気になろう!」という言葉を、簡単に無責任に言っちゃいけないような気がするし、危険な場所にいる複数の人たちに対して、「ワークショップやろう!」とは言えないなぁ〜。。。

う〜ん、やっぱり言えないなぁ〜。。

すみません、ぐじぐじしてますね〜。。


March 16, 2011

絹川ご挨拶。

このブログでも報告させていただいたように、インプロワークスではしばらくワークショップなどの活動は見合わせることにいたします。

いつ何が起こるか分からない深刻な状態ですので、参加者の皆さんの安全を第一に考えました。

わたし絹川個人といたしましては、このような状況でどんなことができるのか。真剣かつ冷静に情報収集を行い、できることに対してアクションを起こしたいと思っております。

このブログを今お読みくださっている皆様、その友達、親戚のみなさん、すべての方がご無事でおられますよう。
そして、被害を受けられた皆さんの一刻も早い復刻をお祈り申し上げております。

また、わたし個人の意見といたしまして、生命維持のための活動に関わっておられない福島県近辺の方々の一刻も早い避難を願っています。これは国際的な会見では、すでに「本当に危険」な状況のようです。

わたしは今このブログをインターネットカフェの個室(せま~い!)で書いています。
さっき、軽いゆれがありました。(震度3ぐらいだったようです。
古いコンクリートビルの8階。
たたみ一畳の個室に一人。
ここでもしもっと強度の高い地震が起こったら、、、。
ぞっとしました。

みなさんのご無事を、こころからお祈りしています!

中止のご案内とお見舞い。

インプロワークスでは、東北地方太平洋沖地震の被害状況、計画停電による交通機関の運転状況、度重なる余震状況などによって、残念ながら今週末の「即興を遊ぼう会」、継続ワークショップを中止させていただくことにいたしました。

実施したほうがいいのかどうか、最後まで議論がありました。
しかし最終的に、参加者の皆さまの安全が一番だと考え、このような判断にいたりました。

東北地方太平洋沖地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また被災者のみなさまに、心からのお見舞いを申し上げます。
一刻も早い復興を願っております。

また、それ以外の地域のみなさまもまだまだ油断ならない事態でございます。
どうぞ安全第一でお過ごしくださいませ。


スタッフ一同、心から、みなさまの安全をお祈り申し上げております!

お知らせ

「東北地方太平洋沖地震」の被害を受けた方々に、
心からのお見舞いを申し上げます。

インプロワークスでは、人命第一&節電第一と考え、
しばらくの間、営業を停止いたします。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

インプロワークス代表取締役 絹川友梨

March 15, 2011

帰国しました。

日本に帰国しました。

夫からは「今日本に行くなんて狂っている。辞めてくれないか。」と涙声で言われました。
ニュージーランドなど海外でのニュースでは、津波や地震の危険や二次災害ももちろんのこと、日本全体が被爆の可能性のある危険地帯のような報道のされ方をしているからです。

日本に帰ってきて、このように東京のど真ん中にいると、ニュージーランドと日本の情報についての表現のされ方、ニュアンスの違いを感じます。そして、情報入手の難しさと入手できないこと自体の恐怖を感じています。

加えて、仙台など被害の中心におられる方々がどんなに恐怖の中におられるのか。
それは言葉で簡単に言えるものではありません。。。

「愛とか祈り」とか、大事だけど、それではすまない現実もある。
センチメンタルになるのも、パニックになるのも、冷静すぎるのも、違うような気がします。
じゃあ、だからといって、何ができるのか。そして、考え込んでいる場合でもないように思える。「この体験で日本はたくさんのことを学びました。」みたいに学んでいる場合でもない気がする。

じゃあいったいどうすればいいのか?

分かち合える人と分かち合い、大切なものー自分、仲間、他人、命を第一に、ひとつひとつの行動を確かめながら行っていくことでしょうか。。。

そう簡単に、答えの出せる問題ではありません。。。


March 11, 2011

人生最大体重なう。

体重が(また)増えている。。。(大冷や汗)。。。

昨晩はお米をひかえて、エビの炒め物&わかめサラダだけだったのに。
毎日、ヨガやっているのに。

どうして、、、。

あ、つい、本音を吐露してしまいました。。

ただいま人生上、最大体重です。

(あ、今、ズボンの前ボタンがはじけ飛んでいきました。。)

もちろん、具体的な数字は暴露できません。怖くて。

来週から日本に帰国。その前に、何とかしたいのですが。

さぁ、いったいどうなる?

ふんんがっつ!

March 10, 2011

Must read! 日本の現代戯曲。

日本の現代戯曲を読みまくっています。

自分がいた劇団は自分達のオリジナル;集団創作だったので、戯曲を読むということはほとんどありませんでした。その後、インプロヴィゼーションという;またまた台本のない世界に突入した私は、ほんとうに、戯曲を読むという体験をしてきませんでした。

しかし。
考えてみれば、インプロを行う上でも、戯曲の中にある要素ーストーリー展開、言葉、会話、演劇的なさまざまな手法ーは使うわけで、戯曲を読むということは、それらの要素を学ぶことにつながるわけです。

さらに、たとえばビジネス上のプレゼンテーションをひとつの「ドラマ」と考えると、それをどう演出し、どう表現していくかという課題があるわけで、それについてもしかしたら戯曲という「ドラマ」が、あるヒントを提供してくれるのではないか。。

なので、読み始めました。
三島由紀夫さん、安部公房さん、矢代静一さん、井上ひさしさんなどなど

いやぁ〜面白いです!
日本の戯曲!。
この時代の戯曲作家は、この頃の海外の作家や演劇人からの影響も多々受けているのと、作家自身が文学的な才能を備えた演劇人ということで、現代にないリッチさあります。濃厚なテイスト。しかも実験的。

もっと深く学んで、それを自分の分野で活かせたらと思っています。


March 09, 2011

ランニングマシーンを使った演出。

友人;デンマーク人;アナスの作演出のお芝居「Stand still」を観ました。

出演者3人。
舞台には3つのランニングマシーン(本物)。

3人は、お芝居のほとんどをランニングをしながら行います。もちろん、それをギャグにしているわけではなく、ランニングのスピードや見せ方の角度をさまざまに変えて、いくつかの錯綜するストーリーにうまく取り入れていたのです。

最後は3人のランニングマシーンでのダッシュ。
生身の人間のエネルギーを、ダイレクトに見せる演出でした。

それにしても、すべてのストーリーをランニングマシーンを使って表現するなんて、初めて観ました。
アナスには才能を感じるなぁ〜。

わたしは2つの理由で、ちょっと切ない気持ち。
ひとつは、ツアーガイド役への日本語部分を翻訳し、発音指導したのですが、その部分は、上演時間の都合上カット。(たしかに本番では、その部分はあまり必要ではありませんでしたんが。)

また以前アナスからは、「ユリが出演してくれるなら、台本を書き換えるけど」と言われて、乗り気だったのですが、最終的に台本の書き換えが間に合わず、出演を断念することに。

お芝居が面白かったので、ますます「ああ〜、出演したかったなあ〜」という気持ちになるのでしょう。

いつか出演したいです。

March 08, 2011

ゴールデン・グローブ外国映画賞受賞「In a better world

ゴールデン・グローブ外国映画賞を受賞した「In a better world」を観ました〜!

「暴力」がなぜ無くならないのか。私たちは、どうしたらベターな世界を創ることができるのか。
アンチ・ハリウッドなストーリー展開で、私たち観客に大きな提案をしている映画です。

国際的問題としてケニヤの現状と、どこにでも起こりうるデンマークの家族の姿をパラレルに描くことで、
「暴力」がどこにでも潜んでいること、だれでもネガティブな連鎖に巻き込まれる可能性があるのだということを警告しています。

ぜひぜひ観ていただきたい映画です。(日本では公開されているのかな?)

http://www.filmjournal.com/filmjournal/content_display/reviews/specialty-releases/e3i4056ac72facf68d7ad4ae1bbd2d44bd7

March 06, 2011

即興か即興じゃないか。そういう看板にするかしないか。

インプログループ「Nest」のパフォーマンスでした。

面白いことに、このグループは自分たちが即興でパフォーマンスをしていることを明かしていません。
つまり、即興で演じていることを看板にはしていないということ。
ですので、観に来た一般のお客さんの中には、このパフォーマンスが即興であったことは知らないで帰るひ方々も大半なのです。(偶然観に来たわたしの友人もそうでした。終演後、わたしと話したので、そこで即興だったということを知ったのです。)

パフォーマーたちは、それについて別に気にしていないよう。つまり「即興なのか、台本があるかということはあまり関係ない。むしろクオリティにこだわりたい。」という姿勢。

「即興でやっていますよ〜!」ということを宣伝文句にするやり方もありますし、そうでないやり方もある。

わたしはどちらかというと後者の立場が近いかな。

興味深いものです。

March 05, 2011

カナダの「ルースムース」シアターから、インターナショナル・インプロ・スクールご案内。

カナダの「ルースムース」シアターから、インターナショナル・インプロ・スクールへのご案内がきました。

毎年開催されるこのワークショップ、今年は7月25日〜8月5日まで開かれるらしいです。
また8月7日〜11日までは、スティーブン・ジャランドさんの「マスク」のコースもあります。

もし興味のある方がおられたら詳細をお教えできますので、インプロワークス(info@impro-works.com)までご一報くださいませ。

(なおワークショップはすべて英語です。「英語ができない方が参加されても意味がない」とは思いませんが、できないと本当に大変です。「本当に大変だ」ということが理解できないほど大変です。わたし自身が経験しましたので。。。苦笑)


March 04, 2011

AirMacに変えたらば。

今までず〜っとウィンドウズだったのですが、あまりにも遅いのとスパムが多いので、辟易。

中国人が経営しているコンピューターリペアーのお店に行ったら、「手を入れれば少しは早くなるかもしれないけれどど、そんなに変わるもんじゃないから、新しいパソコンを買ったほうがいい」と言われ。

悩みに悩んだのですが、結果、マックエアーに変えました。

いやぁ〜、早い!

何しろ、今まではコンピューターが立ち上がるまでに数十分かかっていたのです。

今では、数秒!「え、もうできたの?」

あまりに早くて、気が抜けちゃう!

な〜んて、贅沢ですよね〜。


March 01, 2011

みなさんに質問=「舌」の扱いかた。

恐怖の歯医者の日。
本当に全身麻酔をしてもらいたいよぉ〜!

さて、みなさんも歯医者の体験はおありだと思います。

そこで質問。
みなさんは、歯の治療を受けるとき、あの「き〜ん」という音を発して歯を削るマシーンが口中にあるとき、みなさんは「舌」をどうしていますか?

わたしは「できるだけ歯医者さんの邪魔をしちゃいけない」+「間違って舌を削られたら怖い。」という理由で、できるだけ「キーン」に近づかないように「舌」を動かします。たとえば、左側の歯を治療しているならば、「舌」はできるだけ右側にあるようにと。

でも、そんなに簡単じゃありません!
意識を「キーン」にもっていくと、「舌」が勝手に「どれどれ?」とそちらに動いてしまうのです。「だめ!あなたは右側でおとなしくしてなさい!」と言うのですが(心の中で)、「え、なんで?」と「舌」。
どうやら「舌」は治療されている歯や「キーン」に「触ってみたい」という衝動があるみたいなんです。
そのうち、わたしは「舌」がどんな位置にいるのかよく分からなくなってきます。

「キーン」にぶつかって、血だらけになる「舌」を想像します。

きゃあ〜!!!

そう思えば思うほど、「舌」は「どれどれ?」とそこに動こうとします。

いっそのこと麻酔をしてください〜!(心の中で)叫びます。。。

みなさん。

歯の治療のとき、いったい「舌」をどう扱っていますか?

いい方法があったら、ぜひ教えてください!

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