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March 19, 2011

そういうつもりは全くありませんでした。

「そういうつもりは全くありませんでした。」

そう弁解しても、言い訳にならない時があります。

わたしが昨日書いたブログの内容に関して、いろいろな意見をいただきました。
「わたしも賛成!」という方もおられれば、「不安を煽るようなことを書くのは止めてください」とわたしを叱咤された方もおられました。

「あ!」はただの図形ですが、目に入った途端、人間はそこからある種のメッセージや意味、触感や匂い、記憶や予測を感じ取ろうとします。そして、もともとの図形には意味があるわけではありませんから、その解釈は人それぞれ。だから面白いし、また誤解もあるわけです。

そしてだからこそ、書き手は、伝えたいメッセージや意味、感触や匂い、記憶や予想が「伝わるように」書かなくてはいけません。

それはストレートに書けばいいというわけではなく、何層ものファクターを経たり、深い井戸に沈みこんだり、試行錯誤することが必要で、そういうプロセスを経てはじめて、読者と本当につながることができるのかもしれません。地下水と地下水が、土の下で手をつないでいるように。。。

そういう意味で、皆さんから率直なご意見をいただいたことで、あらためて自分の未熟さを気づくことができました。ありがとうございました!

実は、このように私には、私を叩いてくれる人が必要です。(へんな意味ではなく/苦笑。)
年をとると、叩いてくれる人がなかなかいなくなってしまうのです。だからありがたいです。

また同じような失敗をやらかすかもしれませんが、だからといって止めてしまうのではなく、続けることで深いところで皆さんとつながっていけるような文章(表現も含めて)を表現していきたいと思っています。

そうそう。
今、劇場で何が起こっているか。さっき観てきました。
シアターコクーンで上演されている「日本人のへそ」です。

開場の時点で、すでに劇場側全体に、お客さんを深く歓迎してくれている雰囲気が漂っていました。
お客さんもかなり満員で、お客さんが楽しみに来ていることを感じました。

しかしお芝居が始まっても、最初のころは、お客さん全体が緊張しているような雰囲気でした。
誰も笑わないし、誰も拍手をしない。なにか固まったものがある。(しかも地震があったし。。)

しかし、お芝居は本当にすばらしいものでした。
極上の戯曲、遊びごころ満載の俳優さんたち、考え抜かれたセットや照明や音楽や踊りや。

しかも、日本人のたくましい魂や滑稽さがテーマになっており、それを相手に「伝わる」表現で描いていた内容でした。それはまさに、日本全体にアイデンティティの復活、大きな転換が起こっている「今」にものすごくタイムリーな作品だと感じました。

途中で起こった地震では劇場全体が大きく揺れて、とても怖かった。
でも、不思議に「なんで芝居を続けるんだ!」とは思いませんでした。
役者さんたち、こんな時にでも続けていてすごいなぁ〜と。

すんごく揺れていましたが、役者さんは続けていました。きっと舞台裏では、スタッフサイドが「ああ〜止まれ!」と願っていたのではないでしょうか。

作品がとてもすばらしかったし、固かったお客さんの雰囲気もだんだん解けて、劇の世界に入り込んでい入ったように感じました。それを相乗効果で、役者さんたちはますますノビノビ/生き生きしていったように感じます。

それにしても、地震があれ以上起こらないで良かったです。
こんな危険を追ってでもリスクを追っても上演する。
命がけです。
お互いに。
そういう意味では、劇場というのは、きっと命がけの場なのです。
そして、劇場に入った時点で、役者さんもスタッフさんも観客もみんな運命共同体なのです。

そんな発言をすると、またまた「それは言い過ぎだ!」とか「日本人のセンチメンタリズムだ」とかご指摘受けるかもしれませんが。。(苦笑)。

そうそう、最後はスタンディングオベーションでした。

それにしても。
あたらめて、井上ひさしさんすごい。栗山民也さんすごい。皆さんすごい。

本文と関係ないけど、才能にジェラシーでございます。

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