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March 30, 2011

現代日本戯曲4本。上演許可!

ついに上演許可が出ました!
現代の日本戯曲4本を、ニュージーランド(オークランド)で朗読するという企画です。

今まで、上演の許可をいただくためにいろいろ動いていたのですが、ようやく全作品に対して許可をいただくことができました!(晴れて、みなさんにも報告できる運びとなりました。)

<作品は以下>
5月:井上ひさし作「父と暮らせば」(英語タイトル「The Face of Jizo」
7月:三島由紀夫作「わが友ヒットラー」(「My Friend Hitler」)
9月:安部公房作「棒になった男」(「The man who turn into a stick」)
11月:矢代静一作「北斎漫画」(「Hokusai Sketchbook」)

う〜ん、われながら、すんばらしい作品のチョイスじゃないかと思っています。

公演はすべて英語。
ただし舞台上に日本語のサブタイトルを投影する予定です。
出演者は、日本人、中国人、マオリ人、ニュージーランドの白人の俳優たち。
日本人の役者がほとんどいないこともあり、国際色豊かなキャスティングになる予定。

一発目は広島の原爆をテーマにした2人芝居「父と暮らせば」。
今だからこそ観ていただきたい作品です。

二作目の「わが友ヒットラー」は、去年日本でペーターゲスナー演出/綿貫凛プロデュースの作品を観て、とても面白いと思ったことと、三島由紀夫という作家を紹介したいという意味で。

三作目の「棒になった男」は、日本の不条理劇の代表作として。また、もちろん、安部公房という偉大な作家を紹介するため。

四作目は「北斎漫画」。海外でも有名な絵師の人生を描いた作品なので、海外のお客さんも興味をもってくれるのでは無いかということ。なんといっても北斎という人物が破天荒でエネルギーの固まりのような人。現代人に必要なエネルギー(昔の日本人が持っていた力)をぜひ観ていただきたい。また矢代静一さんは日本人の細やかな感情を、現代的な構成で普遍的に表現できる作家であり、その作品はきっと日本人への理解につながるのではないかと。

今までは、海外で演劇してる日本人という立ち位置で、自分の立場を確立することに夢中だったのですが、これからは、よそ者じゃなく、かといって同種類の人間ではない独自の立場で「日本人って(私って)こんなことを大事にしているよ〜」ということを、そろそろ出していければと思っています。

上演権利を許可してくださったみなさま、本当にありがとうございました!
みなさんの理解なしには、成り立たない企画です。
ニュージーランドのお客さんに、何かしらのものを持って帰ってもらえるように、芝居づくりをしたいと思っています。


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