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May 10, 2011

ニュージーランドのお葬式のいいところ。

昨晩は、友人ピーターのお父様が亡くなられてお葬式。
歩いて3分ぐらいのご近所。

ニュージーランドのお葬式は、パキハ(ヨーロッパ系白人)の場合は教会、マオリの場合はマラエで行われることが多いのですが、今回はピーターの自宅で。

彼の自宅はと〜っても広いので、50人ぐらいの人だったら十分に入れます。けれど、お葬式そのものは、一つの部屋で行われました。みんなギューギュー詰めて、床に座っている列が3列ぐらいできて、入れない人はバルコニーごしに。

ニュージーランドのお葬式には何度か出席したんだけれど、「いいな」と思うことがあります。
それは、式を自分達でコーディネートするところ。故人の好きだった歌を流し、故人の写真をプロジェクターで投影したり、故人の好きだった花で飾ったり。そして故人の人生の歴史が披露されて、家族が詩を朗読したり、友人が思い出を語ったり。日本のお葬式だと、式が終わったあとの食事会などで行われるようなことなのですが、それを参列者が全員でシェアーすることができるところが「すてきだな」と思うところ。

お父様と知り合ったのは、ピーターを通してなので、ここ10年ぐらい。
すでにパーキンソン病が始まっていたし、すでにおじいちゃんでした。でも聞いてみると、昔は科学者だったんだそうな。スイス人の奥さんと出会って、イギリスからニュージーランドに移民して。そういう以外な歴史やエピソードを聞くことで、彼の思い出がわたしにも浸透し、ちょっとだけれど、わたしの中で彼が生きていることになります。

しかも、参列者全員と話しや体験を分かち合ったことで、すべての人がわたしにとっては「家族」に思えてくるのです。その頼もしさ。

人の人生を知り、その人を忘れないことで、それを誰かに伝えることで、自分という媒体が次の世代に有効活用されるような気がしています。

日本では、「年寄りの昔話は嫌われる」などのイメージがありますが、昔話や思い出にこそ、人の想いが詰まっていることもあるんじゃないかな。

そう発言するのは、わたしがだんだん年寄りに近づいているからかもしれませんが、、、。

追加:ニュージーランドのお葬式に出席すると、かならず質問されることがあります。
それは、映画「Departure」を観た?ということ。邦題は「おくりびと」。海外でも大人気です。


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