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June 15, 2011

母体の違い。

たぶん。

わたしがインプロするとき(ここではエチュードとしてのインプロじゃなくて、エンターテイメントとしてのインプロです)、わたしはわたしの脳を使って、わたしの考え方からの「言葉」を発し、自分のカラダから発する「キャラクター」や「ドラマ」を創作しています。加えて、他メンバーとのコラボレーションでもあります。

でも台本のお芝居の場合は、台本に書かれていることが言わば自分の「身体」であり「脳」。
そこから引っ張りだしてくることが必要となります。

ただ「台本」って、結局「文字が並んでいるだけ」の記号であり、実にいろいろな読み方や解釈ができるわけです。たとえるなら、ケーキのミルフィーユ?いくつもの層がある。だから台本を掘り下げる作業は面白いのです。だってあらかじめ決められた答えがあるわけではないから。

だから、掘り下げるレベルが違えば、まったく違う「層」があるわけで、演出家の考える「層」と役者が考える「層」が全然違うとイメージ自体が変わってしまう。そこでお互いの歩み寄りや擦り合わせが必要となる。

結局コラボレーションの作業という点では、インプロとも同じ。

ただ母体となる部分が「自分」であるか「他人」(という名の台本)であるかの違いなのかも。

豊かな土地(母体)には元気な作物が育って、貧しい土地(母体)にはなかなか作物が育たないように、母体の質そのものが作品に大きく影響することは間違いないでしょう。

今日は最後の稽古。
母体となる台本を、もう一度丹念に読み直して、稽古場に向かいます。

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