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March 18, 2012

車イスミュージシャンのドリューと即興パフォーマンスの稽古。

車イスミュージシャンのドリューと稽古。

たくさんのケーブルを前に、複雑な図式が描かれている巨大なコンピューターのスクリーンを見つめているドリュー。彼は指が動かないけれど、ギブスで固定した手でキーボードを叩くことができる。私なんかより、ずっとコンピューターに詳しい。この鉄の箱の中に、彼が創った沢山の「音」が詰まっている。

申し訳ないのだが、彼を最初に見たときは、正直「ぞっ」とした。
たしか舞台の稽古場だったっけ。やせて、目が落窪んでいて、真っ白な顔を帽子で深く隠している。
車イスにのっていて、手も足も動かない様子。のどの下に穴が開いていて、そこにチューブが差し込まれている。声は出るのだろうか、言葉はしゃべれるのだろうか、どんな人なんだろう。「どうやって声かけていいか分らない」というのが最初の印象。

でもその後、だんだん彼と話すようになり、彼が即興音楽家でもあり、パフォーマンスもするということ、けっこうフレンドリーだということ、お酒飲んだりもするんだということ、彼のパフォーマンスはかなりアナーキーだということ、近所だということ、お姉さんが2人いて、とびっきり美人の彼女がいることなどをだんだん知るようになった。

今回のパフォーマンスは、長くて10分ぐらい。茶道の道具にセンサーを仕込んで、私がそれをつかって即興パフォーマンスをする。茶筒あけると政治家の演説が流れたり、茶せんをシャカシャカさせると地震の音になったり。規則と不規則、自然とテクノロジー、コントロールとアンコントロールの両方を同時に表現する試み。

私は「いつか日本でパフォーマンスやろうよ!」と言ったんだけれど、「ぼくが海外に行くのはお金がかかるからなぁ〜」と言っていた。いつか日本でのパフォーマンスが実現するといいのにな。


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