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April 06, 2012

三島由紀夫作「サド公爵夫人」のリーディングのトライアル

昨晩、三島由紀夫作「サド公爵夫人」のリーディングのトライアルしました。

場所は私の自宅。プロの女優さんたちに来てもらい、2時間軽くリハーサルして、1時間の休憩(ディナー)の後に実施。観客は、メンターのEdmond 教授、戯曲作家のStuart 、プロデューサーのSquareとそのパートナーたち。

なにしろ「三島」ですから、言葉、言葉、言葉。
超長い台詞の応酬。役者さんは大変です。気力体力必須の戯曲です。

主役ルネに中国人のAlly をキャスティング。まだまだ新人ですが、中国人らしいピュアーな感じがキャラクターとあっていて面白かったです。ただこの役は、芝居中にどんどん変化しかなくてはならないキャラクターなので演技の技量が必要。アリーにはなかなか難しかったかも。

ルネの母親役にBrenda 。ぶんぶんの強烈な女優さん。リーディングなのに、すでに戯曲の意図を理解しているのにびっくり。さすが。こういう女優さんとは一緒に稽古するだけで、いい影響受けられそうな気がする。

妹アンにYvette。いつもコメディな彼女がびっくりするぐらい色っぽく演じてびっくり!
こんな役もできるんだ!

宗教家の夫人はShireen。ロンドン仕込みの彼女は、振る舞い(時間に遅れない。礼儀正しい)もプロ。そしてイングリッシュアクセントで、戯曲の分析も的確。本当に参考になるな。

破局的なキャラクターを演じるのはDena. 彼女はこのキャラクターには若すぎるのだけれど、チャレンジしてもらった。彼女はもっとできる気がする。今でも充分、魅力的なのだけれど。

メイド役にHweiling. 経験の浅い彼女にとって、このセッションはものすごく刺激的だったみたい。
リーディングの過程で、他の女優さんの存在に影響を受けて、彼女がだんだん彼女が「役者」になっていくのが分った。

終了後、ディスカッション。

この戯曲をどのように上演したらいいか。歴史的背景とか、演劇的歴史とか、三島とか、フランス革命とか、北斎とか、ギロチンとか、芝居小屋とか。

日本だと分りと「歴史的背景なんて、どうでもいいじゃん」という感じで、古い戯曲は都合よく切り刻まれてしまうんだけれど、こちらでは、そうはいかない。ちゃんとした分析があって、そして演出が選んで行く。結局、そうしないと世界基準としては受け入れてもらえないんじゃないかな。

どこまで行けるか分らないけれど、「道徳と不道徳」についての演劇つくりたいです。

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