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March 20, 2014

情報リテラシーの問題:イ◎◎◎の将来を憂う

みなさま、おひさしぶりです!
ぜんぜんブログが更新できていません、ごめんなさい!
実は、ブログのアドレスを変更しようとして、その段階でグズグズしておりまして、(苦笑)。

さて、以下の文章は、昨日Facebookで公開したものです。
Facebookにおられない方々もおられますので、このブログでも紹介します。

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この発言の発祥は、発言する価値ないくだらない事なのですが
「情報」という大きなくくりで考えると、けっこう大事なことでもあったりするので、「こういう物の見方もある」ことを、これから何かを学んでいく人たちに対してお伝えしたい意味で、一応つぶやいておきたいと思います。

こんなこと書いたら、どっかから「イエスアンド」してないって言われるかもしれないけど(苦笑)、自分の気持ちに「イエスアンド」してるのさ〜!

◎ 情報があふれかえっている日本。

◎ なんでも情報が手に入る日本。

◎ 今日も新しい情報がFacebookからやってきた!

そんな風にお感じになって、目の前に出された情報にすぐに飛びついてしまうことって、少なくないように思います(私は割とそういうタイプです。苦笑)

しかしこれは危険。
なぜなら、みなさんすでにお気づきのように、
情報ってかなり「コントロール」されているからです。

だれがコントロールしているの?

それは情報を「流す立場」の人たち。

都合のいい情報は流す。宣伝する。声を大きく。紙面に大きく。
でも、情報を流す立場にとって「都合の悪い」ことは、
それが情報であったとしても、抹殺され無視され無かったことにされてしまいます。つまり、たくさんあるように見える情報ですが、得ることのできる情報はすでに歪んでいると疑うことも大事です。

ちなみに、BBT大学院で問題解決方法を指導するトップ講師:斎藤顕一先生は、「正しい情報を得ること」が、問題解決の第一歩で、とても大事な部分だとおっしゃっています。

そのためには「この情報は本当に正しいのか?」を疑うこと。

(注:ここで「イエス・アンド」を思考する人は気をつけ無くてはなりません。イエスアンド」が、「何も疑わずに、鵜呑みにしてしまう」ことになることがあり得るからです。これ危険です。)

さて、ここからちょっと本題。
「海外からの面白いメソッドや考え方が、日本にいい状態で上陸するのはなかなか難しいもんだな〜」ということを実感してます。

面白さや素晴らしさが、そのまま伝わればいいのに、、。

でも、物事はそう簡単じゃないようです。

たとえば、スタニスラフスキーの教え。日本でもたくさんの出版物が出て、ロシアで学んだ方々もたくさんおられる。日本にも指導者がたくさん生まれたし、今ではロシアから本場の演劇指導者がやってくる。しかしそれでも今だに正しく伝わりきっていないのではないか。また、マイケル・チェーホフなど他にも素晴らしい指導者がいるのに日本ではほとんど紹介されていなかったり、演劇の源泉であり「コメディア・デラルテ」についての本がまったく出版されていなかったり。こんな風に、伝えられている情報はほんの僅かです。

もしかしたら、海外で勉強してこれられた方々は「いま日本で認識されているものと、海外で認識されているものの違い」に身悶え〜してるかも(苦笑)。

「もともと、すべてを伝えるなんて不可能」なのだと思います。

そして、それを根本に持ちながら、「だとしたらどうしたらいいか」を考えていかなくてはなりません。

たとえば「海外視察」を行って、その後、日本で成功している事例を見ると、海外で得た情報を整理して、それをそのまま使うのではなく、
「必要な状況の中」でちゃんと翻訳して、行動につなげている。
(たとえば、可児市の創造センターなど)

しかしこういう成功ケースはまれであって、ほとんどの物事は
苦戦してるように見えます。

さて。
それらのケースもあるので、できればインプロは同じ道をたどらないといいな〜とは思っているのですけれども、難しいですね、、。

いろんな海外のインプロフェスに出演して、一流のインプロバイザーたちと交流し、いろんな先生たちに学んで、その「めっちゃくちゃ面白く、楽しく、刺激的な」エッセンスを日本に紹介したい、伝えたいと思って活動していますが、それはきっとまだできていないなぁ〜。。。
ここが自分の苦しさであり、もどかしさであります。

たとえば今、Leeds大学主催のe-learning で、「フィジカル・シアター・トレーニング」を受講しています。(誰でも参加できますので、興味のある方はどうぞ!)そこで素晴らしいなと思ったのは、メイエルホリドから学んだ弟子の系図をきちんと示して、弟子=メイエルホリドではないよねってことをちゃんと押さえている。

でないと「家元」と名乗る「亜流」が出てきてしまうからです。

しかし、日本はそこが、めちゃくちゃ(苦笑)。
情報リテラシーがなっていない。リテラシーとは、「情報を受け取る側」のスキルです。どの情報は信じられて、どの情報は信じるに値しないものかを見定める力。これが、圧倒的に弱い。

しかも面白いことに「家元」と名乗る「亜流」のほうが「声が大きい」(苦笑)。だから情報リテラシーが無い人たちは、声の大きい方をすぐ信じてしまう。「何となく良さそう」というところで決めてしまう。

考えてみれば、本物は「自分が本物だ!」って言わないっていうことは分かることなのに、、。

たとえば、「自分がこれから受ける予定のワークショップ」の講師の名前を使って、自分のワークショップを宣伝してしまうことなんかがある。

「◎◎講師のワークショップ」っていうタイトルがあったら、普通の人は、「◎◎講師がワークショップをするのかな?」って思いますよね?
でも情報の恐いところは、そうとも限らないことです。

◎◎講師に習った誰かが、「これは◎◎講師の考え方です」って言って
教えてしまう。(しかも、こういう人たちに限って、しゃーしゃーと「断言」できてしまう。。)

これって、おかしくありません?

たとえば、わたしを例にすれば、絹川友梨のワークを受ける「予定」の参加者が、「絹川のインプロ」というタイトルで「自分のワークショップ」を宣伝し、これが「絹川のインプロだ」と言って教えてしまうっていうことと同じです。

まず、本質的に、ワークショップのファシリテートは、ファシリテーターの主観によって進行されます。たとえば数学を学ぶならば「答えがひとつと決まっている」のですから、それを導きだせばいい。つまりどんな人が講師でもいいのです。しかし、ワークショップや芸術やインプロ(カテゴリーがめちゃくちゃですが)は、「答えが決まっている」わけではありません。

たとえばシーンづくりの最中に行われるサイドコーチと呼ばれる、指導者からのコメントは、すべて指導している人間のテイストが入ってしまいます。どんなに客観的になろうとしても、もともと答えが1つに決まっているわけではないのですから、そのコメントにはかならず主観が入ってしまいます。これを「もし◎◎講師だったら、こうサイドコーチするだろう」なんてことは、◎◎講師の弟子を100年つとめても難しいでしょう。

ですから、本質的に、絹川以外の人間が「これは絹川さんのワークショップです」とは言えないはずなのです。

逆に言えば、

「これは◎◎講師のインプロです」なんてことは、口が裂けても誰にも言うことはできない。

ってこと。

もちろん、研究者が「フロイトとは」とか「プラトンはこういった」みたいなタイトルの本を出していますが、これはちゃんとした研究に基づいて語られているわけで、しかもフロイトとかプラトンとか故人であり、そういう予測が必要な領域であります。

しかし、◎◎講師が生きていて、◎◎講師のワークショップをたかが数回受講しただけの人間が、◎◎講師のことを語ることはできません。

そして、そういうことを簡単に言う人を、信じちゃいけません。

情報リテラシーに沿って考えると、そこにはかなりの「嘘」が含まれているからです。

それをまず明確にして、「それでも伝えたい」ということであれば分かる。それをちゃんと明記するべきです。

でも、それを明示しないで、自分以外の講師の名前を、自分のワークショップのタイトルにしてしまうことは、非常に危険であります。

それって、下手をすると、「お客を呼び寄せるために、外人講師の名前を使っているのかな〜?」とも深読みできてしまう。
(この深読みが当たらないことを祈るのみ。)

そして、こういうマズい行為は、誰かに取り締まって欲しいなぁ〜

そんなの無理だろうけど〜。

せめて、できるだけ、人々が引っかからないようにと祈る。

それでも引っかかる人は引っかかってしまうのだろうけれども。

ちなみに、ここで起こっている問題の被害者のA講師(友人)に、事情を聞いてみました。名前を使われているA講師は、ワークショップを行うと宣伝しているB人物に会ったことがなく、リストを見たら、Bさんは、今度おこなわれるA講師のワークショップに「参加する」予定になっているそう。A講師の人はのんびりしている方ですので、「Bさんは、ボクのワークショップを受けるっていうことを書いてたんじゃない?」って言ってました。

違います。あなたの名前を出して、彼自身のワークショップを宣伝してます。

March 18, 2014

ベルリン・国際インプロ・フェスティバル始まり〜!

毎年開催されている、ベルリンのインプロフェス。クレイジーなショーがたっくさんある。ステキなフェス。です。

https://www.facebook.com/events/457425677671599/

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