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July 10, 2011

NYメトロポリタンオペラ「ワルキューレ」

NYメトロポリタンオペラ「ワルキューレ」を映画館で観ました。
指揮:ジェイムズ・レヴァイン。
演出:ロベール・ルパージュ。

上映時間5時間/休憩2回という長丁場だったけど、恐ろしく美しいオペラでした。

(ツィッターより)

April 02, 2009

アル・パチーノ主演映画「ヴェニスの商人」を観ました~。

アル・パチーノ主演映画「ヴェニスの商人」を観ました~。

数年前の作品なので、すでに日本でも上演されているかと思います。

「ヴェニスの商人」はシェークスピアの有名な作品で、ず~っと昔に読んだ記憶はあるのですがおぼろげ。
映画を観る前に台本を読みたかったのですが、こちらでは日本語台本を入手するのはほとんど無理。
なので、ウィキペディアで調べてみました。

それによると、この作品はシェークスピアが生きていた時代には「喜劇」だったそうな。
どう読んでも、現代人のわたしにとっては「悲劇」にしか読み取れないのですが。。。

映画も「喜劇」というよりは「悲劇」というジャンルとして、この作品を捉えていたようでした。

それにしても、一番のクライマックスは、「あの有名なクライマックス」をアル・パチーノがどう演じるかだと思います。それは、「肉は切り取ってもいいけれど、一滴でも血を流したら、お前は死刑だ」というポーシャの台詞に対するシャイロックのリアクションです。

わたしにとって(肯定的な意味で)、アル・パチーノはあるキャラクターを演じているというより、いつもアル・パチーノにしか見えないのですが、この映画もそう。
ただ、今回発見したことは、彼はキャラクターの感情そのものになりきっているということです。
つまり、身もココロもすべて演じているキャラクターの「感情」そのものになっているということ。

だから素晴らしいのですね~。

役者が独特のキャラクターを演じると、「こういうタイプのキャラクターを演じていますよ~」ということ自体の「演技アイデア・演技プラン」が見えてしまうのですが、アル・パチーノの演技は、演じている人そのものの感情に憑依しているように感じられました。

同じ監督+アル・パチーノで「リア王」の映画化も考えられているようです。

「リチャード3世を探して」も素晴らしかったし、アル・パチーノはこのような感情起伏の激しいドラマチックな作品が向いていると思います。

実に味わい深い~です~。。。

September 11, 2006

ユナイテッド93

9月11日。

「ユナイテッド93」という映画を見ました。

2001年9月11日、ハイジャックされた飛行機の中で一機だけ、ビルに突っ込まなかった飛行機内の物語です。

生存者なし。

本当は何があったのか分かりません。
しかし乗客から受けた電話などのインタビューがストーリーの元になっていること、そして実際にこの事件に立ち会った人たちも出演していることが、リアルさをかもし出します。

いや、リアルじゃなくたっていい!

なんと悲しく、なんと勇気付けられ、なんと(やっぱり)悲しく。。。でも絶対意義のある映画です。

わたしはエンディングがあまりにショックで、しばらく泣いたまま立ち上がれませんでした。。。

どんなにつらくても、忘れちゃいけない、無視しちゃいけない、見なくちゃいけない。

そういう現象があることを、まざまざと教えられた時間でした。

みなさまも、ぜひ。。。


May 15, 2006

スウェーデン映画『歓びを歌にのせて』

スウェーデン映画『歓びを歌にのせて』を見ました。

ニュージーランドではそんなに話題になっていないくて、気にもとめていなかったのですが、友人のイアン・ジョンが「昨今の映画でベスト・フィルムだっ!」と言っていたのと、岡山の小松原先生から「ぜったおススメ!」とメールをいただいたのがまさに同じ日だったので、「ど~やらヒューマン・ドラマらしいぞ。それでは行ってみようかな」という軽い気持ちで。

いやぁ~~~!!!!

良かったですぅ~~~!!!!

ストーリーは取り立てて珍しいわけじゃないけれど、俳優さんたちが作る独特のリアリティとストーリーの進行で、最後は涙っす。(しかもセンチメンタルじゃないんですよ、これが)。

それにしても俳優さんたちすごい。アメリカの役者とぜんぜん違う演技方法!いったいどうやって?
エキストラさえも魅力的。

いろいろな意味で、「やっぱりこれが本物だよな。これでいいんだな。」と思える映画でした。

この映画を撮った監督さん、ありがと~!

東京ではもう終わってしまったのかな?(だとしたら、DVDでもぜひ!)

April 02, 2006

ヨガと小津安二郎

やたらヨガの教室に通って、やたら小津安二郎監督の映画をDVDで観てます。

ヨガは、だんだん自分の身体の各部分が自律して動けるようになっていくのが、めちゃくちゃ楽しいです!

今日は呼吸について学びました。息を吸うと、背中が伸びて、首が縮む。息を吐くと、背中は縮んで、首が伸びる。こんな身体のメカニズムを呼吸とか背骨とかの視点から見てみて、実際に自分が動いてみて、先生に注意してもらう。自分の身体って、ホントウに複雑にできていて、この情報をいったん知ると、肉体への見方が変わります。もっと肉体の中身の仕組みまで想像しちゃうような。

先生が言うには、「ユリはなかなかいいんだけど、肝臓をぎゅっって絞ってしまうような背中の使い方をしているので、そこに空気を入れてあげながら楽にしていくといいよ。」と言われました。

おやおや、禁酒しているっていうのに。
お酒をやめているにも関わらず、まだ身体が肝臓を痛めつけてるなんて、、、。トホホです。(苦笑)。

それから自分ではびっくりするぐらい、深く呼吸ができるようになってきました。

こりゃ面白い!

小津安二郎監督の映画は、特別に注文して贈ってきてもらったもの。

今日は「お早う」という映画を観ました。
よき時代の日本が詳しく描かれていて、些細な生活のやりとりなのにそこに深いテーマがある。
それが凄い。台詞も面白いし、フレームもキレイ。

この映画は、「おなら」が何度もでてきます。

子どもたちが、「おでこを突っついて!」と言います。
他の子がおでこを突っつくと、突っつかれた子が「ぷーゥ。」とか「ぴぃゆっ」とかおならをするんです。
(どうやら、そういう遊びがこの映画では流行っているらしい)。

ある子は、おならをしようとして、いつも力んで「大」をしてしまい、パンツを汚してお母さんにしかられます。

(しかも母親役は、バリバリ若い杉村春子先生で、お金持ちで婦人会の会長をしているという設定。)

「おまえ、またパンツ汚したのっ?もう、おまえなんか、パンツはかないでいいっ! パンツはかないで学校行きなさいっ!」って。

なんとも微笑ましい。
登場人物たちは、些細なことでクヨクヨしたり、怒ったり、笑ったりします。
それが最後にはとても幸せに見えてきます。

最近のバイオレンス映画なんかより、ず~っといいのにな。

日本人の人、もっと小津監督の映画観るといいのにな。

March 26, 2006

反対も正しい。

映画「クラッシュ」を観ました。

友人たちの前評判がとても良かったこと、アカデミー賞を受賞したこと、それから、アメリカのインプロバイザーたちがしきりにこの映画について話をしていたことが印象にあって、期待の一品でしt。あ

いやぁ~、人間は進化しているなぁ~。
ストーリーをどう語るか。自分のメッセージを映画という媒体でどう伝えるか。
その手法に関して、フィルムメーカーたちは実に進歩しているなと思いました。
(というか、新しい手法を使うフィルムメーカーがどんどん進出しているんでしょう)。

この作品では、人種差別がひとつテーマになっています。

最近のわたしも、これに関心をもっています。
自分自身、ニュージーランドに住んでいて、差別を受けるときがあります。
それは国同士のあからさまな差別ではなく、日常レベルで個人レベルの差別で、はたから見ると差別か意見の食い違いか判別がつけづらいぐらいの差別です。だからじわじわココロに効いてきます。

どちらにも悪気はなくて、どちらもいっしょうけんめいに生きているがために起こる差別。

それらは、どっちが悪いと一方的には決めつけられないものです。
一方が正しいのなら、もう一方も正しい。(反対も正しい)。
それは人と人の関係だけではなくて、ひとりの人間がもっている二面性についてもいえるということ。

この辺りを、この映画は実に上手く表現しています。

すばらしい映画、演劇、音楽、絵画など芸術作品と言われるものは、お客さんが映画館や劇場やコンサートホールを出るときに、お客さんの「価値観」や「ものの見方」が変化することなんじゃないかなと思いました。

この映画を観ると、人間への見方が変わります。
そして、それは、もしかしたら世の中を救えるんじゃないかと思えるぐらい、バランスのとれた考え方に思えます。

たとえばキリスト教とかイスラム教とか、そういった宗教は「これが正しい。これは間違っている」ということがはっきりしていて、それを守らないと(簡単に言うと)仲間にしてもらえません。このように強烈にひとつの考え方を信仰することには(もちろん)すばらしい点があるのと同時に、現代のように生活も物の価値観も多様化している社会では非常に偏った物の考え方にもなりうるのです。

反面、神道と仏教の両方を信仰している人が70%を占める日本では、なにかを信じるということに非常に寛大です。「これも信じるけれども、これも信じる」というあいまいさがあって、いろ~んなところに神さまがいます。

これは、「なんでも取り入れる」という日本の寛容さ貪欲さにつながっているように思えます。たとえば、クリスマスもすればお彼岸もある。どんな音楽のジャンルも取り入れる。日本酒も飲めば、ボルドーも飲む。

反面、こういう考え方が、「でもホントウは何が正しいのかよく分からない」という中心不在の国をつくっている要因でもあると思います。

どちらが正しいということではなく。反対も正しい。

大事なのは、それを理解すること。

ただ、これを理解するためには、手間がかかるし、面倒くさい。
だから現代人は「忙しい」をエクスキューズにして、理解しきる前に相手や物事に対して「こういうものだ」と判断しがちです。

もし、この世界を「やさしくて安心で健康で楽しい」世界にしたいのならば、ひとりひとりが進む前に立ち止まって、物事を「理解する」時間を作ることが、ホントウに、ホントウに、ホントウに、必要な気がします。

そんなことを考えさせてくれる映画でした。


March 04, 2006

「カポーティ」絶賛!

アカデミー賞にノミネートされている、『ブロークンバック・マウンテン』と『カポーティ』を観ました。

『ブロークンバック・マウンテン』は、アン・リー監督の男性同士の恋愛の物語。
いわゆる「ゲイ」を売り物にした映画ではなく、男(とくにアメリカ男性)のノスタルジックな気持ちを刺激する、やさしい映画でした。最終的には悲劇なんだけど、すべてを内包してしまう「自然」のすばらしさがあいまって、最近あまりない映画になっていると思いました。

『カポーティ』は、みなさんご存知、作家トルーマン・カポーティの自伝映画。
作家の人生を、映画で描くのは難しいだろうと思いますが、みごとに描かれています。
選らばれたものだけがたどる試練の道。悪魔に魂を売った男の悲劇。
役者さんもす~んばらしいいい~!(おそらく主演男優賞確実ですね)。
おススメ映画です!
日本で公開されたらぜひ!

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いい映画を観ると、ホントウに嬉しくなっちゃう!
悲劇であろうと、喜劇であろうと。とにかく自分にとっていい映画を観ると、ご機嫌になれる。
(反対の場合は、友人の映画であろうとも、機嫌が悪くなってしまう。。。→子どもだ、、)。

お芝居もそうで、いいお芝居を見ると嬉しくご機嫌になり、ひどいお芝居だとたちまち機嫌が悪くなってしまう。。

これはどうしても直せなくて、だからお友だちのお芝居を見にいくのが、ちょっと恐なぁ~と思うときもある。

良くなかった場合、合わせる顔がないからね。

先日、サンフランシスコで見た一人芝居「9Parts of desire]というお芝居は、ひとりが9つのキャラクターを演じる(すべてイラク女性。)という、オフ・ブロードウエイで上演されたもの。作品に興味があって、無理やり観にいったのにも関わらず、あんまり面白くなかった。。。

(女優さんの演技から、なにも感じられなかった、、、。)

レパートリーシアターらしく、お客さんは白髪頭の人たちが多くて、終わってからスタンディング・オベーションだったけど、わたしはすなおに拍手はできなかったなぁ~。

悪いけど、しかめっ面して劇場を後にしました。。。。

これ50ドルもしたんだよぉ~。。。(涙)。

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こういう「あまり面白くなかった」体験があるから、「面白かった」体験が、よけいに「良かった!」と感じられるんだろうか。

そうでも思わないと、せつなくて、生きていけないなぁ~。

神さま、もっともっと面白いものを、わたしに見せてください。。。

February 05, 2006

ニュージーランド映画「NO2」

ニュージーランド映画「NO.2」のプレミアーに行った。

ニュージーランドに移民してきたフィジー人の家族の物語だ。

この映画は、もともと舞台で上演された一人芝居だった。
その作家が、映画の脚本にして、監督もした。
つい最近のサンダンス映画祭で、観客賞を受賞した。初監督・初受賞で、監督の顔はピカピカ輝いていた。

オープンには、ニュージーランドの首相:ヘレン・クラークがあいさつをした。
ニュージーランドが、いかに映画産業を応援しているかが、分かるエピソードだと思う。

さて、この映画、もともと同じタイトルの一人芝居だった。
わたしは見ていないのだけれど、舞台をみた夫によると、「すばらしいお芝居だった」と言う。
きっとすばらしい舞台だったに違いない。一人で、数十人のキャラクターを演じ分けたそうだ。
きっとすばらしい才能の持ち主に違いない。

「その女優さん、映画ではどの役をやったの?」と聞くと、

「それは、実はちょっとしたスキャンダルだったんだよ。その女優さんはキャスティングしてもらえなかったんだ。
しかもこの映画はフィジー人家族の話なのに、誰一人としてフィジー人はキャスティングされていない。
主演女優はアメリカの黒人だし、他ほとんどはマオリ人。これは残念なことだよ。」

う~ん。。。せつないなぁ~。。。

一人芝居に出演していた女優さん、きっと、すごく悔しかっただろうな。
今、映画が成功して、新聞やマスメディアはこの映画を絶賛している。
それを見聞きして、どんな気持ちなんだろう。。。。

自分が出演した舞台って、自分の身体の一部と同じぐらい大事。
その舞台が映画化されたのに、自分の出番がひとつもないなんて、、、。

いくら映画が成功しても、なんだか、手放しに喜べない気持ちもした。

キャスティングディレクターは、エージェントと似ている。
キャスティングには、いつも光と影がある。
わたしは、キャスティングディレクターを職業としている人たちは、天国がもしあるとしたら、天国には行けないような気がする。たくさんの人を幸せにする代わりに、その数十倍の人を不幸せにしなくてはならない仕事だから。。

最近は、わたしも〔いい具合に)年をとってきたので、この「せつなさ」と同居できるようになってきた。

若い頃は、あまりにせつなくて、耐え切れなかったけど(苦笑)。。。

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この映画のプレミアーは、野外劇場での上映だった。

入場は7:00からで上映が夜の9:00。

わたしたちは2時間、ワインを飲んだり、くっちゃべったりして、映画が上映される時間には、いい具合に出来上がってしまった。

映画は、ほろ苦く「せつない」ストーリーで、監督の性格上、ちょっとエコヒイイキな映画の撮り方だった。

日本でも上映されるのかな?

November 23, 2005

いい映画、見ました。

昨日と今日で、立て続けにいい映画を見ました!

昨日は「マーダー・ボール(MurderBall)」
車椅子のラグビーのドキュメンタリー(USA)。
アメリカチームをパラリンピックまで追ったものです。

車椅子のプレーヤーと聞くと、なんとなく弱弱しいイメージがあったんですが、まったく逆!

すんご~くアグレッシブで、感情豊かで、パワフルで。

出演者すべてが魅力的で、すばらしい映画でした。

こういうドキュメンタリーをどんどん撮ってほしい。お金がある人たちは、こういう映画にどんどん出資してほしい。
テレビにかじりついている人たちも、どんどんこういう映画を見て欲しい。。。

本当にそう思いました。

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今日見たのは、「Constant Gardiner」。
日本のタイトルは何になるのかな?
ラルフ・レインが主役で、イギリスの映画。

アフリカ(ケニヤ)を舞台に、めっちゃ美しく悲しい物語。

これも、非常にいい映画です。

役者もめっちゃいい!端っこの役者さんたちも、すごくいい。

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映画のフラッシュバックの手法を、もっとインプロのパフォーマンスやお芝居に生かせないかなぁ~。

な~んて考えてました。

そういえば、この監督の第一作目作品でも、同じようなこと思ったなぁ~。。。。

カメラ・アングルが刺激的だからかな?