オークランド・フィルム・フェスティバル

オークランド・フィルム・フェスティバルが昨日から始まりました~。

昨日はオープニング。
シビック劇場という有名な映画館で、ニュージーランドの映画が上演されました。
ラッキーなことに、うちのダンナがプロデュースした「TAIKE3」が、フェスティバルの開催をかざる
第一発目の上映映画に選ばれたので、おしゃれをして参上。

さて、上映前に、またまたなんと(!)ヘレン・クラーク大統領がスピーチをしました。
そのスピーチの力強いこと!

「フィルムメーカーのみなさん、どんどん映画を撮ってください。わたしたちニュージーランド人の物語をどんどん創ってください。そして世界に伝えていきましょう!」

うわぁ~!!!!!
涙、でるなぁ~!!!!!
日本でも、こういう考え方があればいいのになぁ~。。。!!!

残念ながら長編映画のほうはいまいちでしたが、
どでかいスクリーンで見る「TAKE3」はまた格別で、お客さんも大いに盛り上がっていました。
監督のロザンヌは、将来きっと大物映画監督になるに違いありません!

この先フェスティバル映画の中には、わたしの友人ニュージーランドの怪物俳優
ウォーレック・ブロードヘッド氏がテーマのドキュメンタリーも上演されます。

こちらは、ウォーレックがウォーレックを演じるウォーレックのドキュメンタリーだそう、
よく意味が分からないけど(苦笑)。
批評家たちの中ではなかなかの評判です。

「オープニングは、“ここはハリウッドかっ?”と思わせるようなド派手な演出をするから、
みんなスーパー・ドレスアップしてくること!」とウォーレックからの指令。

残念ながらわたしは日本へ帰国するのでスーパー・ドレスアップはできないけれど、
きっと面白いことになるに違いないと思います。

わたしはしばらく映画の仕事が無いけれど、そろそろやりたいな、映画の仕事。。。

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「Twentieth Century Actor training」

「Twentieth Century Actor training」(Edited by Alison Hodge,Routledge2000)という本を読んでいます。これはタイトル通り、21世紀の演出家たちが行なった俳優のためのトレーニングについて書かれています。

登場するのは演劇界に影響を与えた偉大な演出家ばかり。

アドラー、ブレヒト、ピーター・ブルック、マイケル・チェーコフ、ジャック・コピュー、グロトフスキー、マイズナー、メリルホリド、スタニスラフスキー、ストラスバーグなど。

それぞれの演出家が、どのような意図で、どのような俳優トレーニングをしたかがまとめられています。

興味深いのは、すべてのトレーニングに共通している意図は、「いかに俳優が舞台で活き活きするか、いかに活き活きした演劇空間を創りだせるか」ということであり、これには「俳優は、もっと自主的・創造的であるべきである」というメッセージが含まれているということ。

彼らのトレーニングの中には「即興」が多用されています。
もちろんこれは、わたしがやっている「インプロ」(即興演劇)とは若干違うものの、「即興」がいかに演劇創作に大事なツールであるかを物語っているともいえましょう。

ただトレーニングであれ、エンターテイメントであれ、「即興をする」ときに共通する大事な要素があると思います。それはお互いに「よく聞き、よく見る」こと。お互いを「尊重」しあうこと。

そうそう、ランディ(シアトルのインプロの先生)が言っていました。

「インプロはコラボレートすることだ」と。

即興をトレーニングで使う場合、(ショーとして行なう場合も同じですが)、「コラボレートしているのだ」という意識をしっかり持っていることは大事なことだと思います。
なぜかというと、ともすると即興をする俳優たちは、「自分がどうにかしなくては」とあせりすぎて、相手を無視してしまうことが多々あるからです。責任感のある人は、特にこの状態に陥りやすく、あせればあせるほど相手を見失ってしまう。相手との関わりの中で生まれてくる「ドライブ感」を創りだすことができなくなってしまう。そんな傾向があるように思えます。

即興をエンターテイメントとして舞台に乗せることが、わたしの興味の中心になっていますが、
トレーニングとして、「いかに即興を使っていくと効果的か。そのためには何が必要なのか」ということも考えていくと面白いだろうなぁ~と思っています。

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「日本演劇史&西欧演劇史:出前講座」

インプロは「演劇」というジャンルです。
それなのにインプロをやっている人たちの中には、演劇をぜんぜん知らない人たちがたくさんいるようです。これはインプロだけに限らず、現代の演劇人にも言えることのようです。

以下、(実はまだ実際にお会いしたことは無いのですが)日露会議の村井健さんから、シアタープランニングネットワークのメーリングリストにメールが届きました。

「みんな演劇をもっと知っていこう!」という語りかけ。
歴史を知ると、自分の今いるところももっと見えてくるし、自分のモチベーションをもう一度見直す機会にもなるんじゃないでしょうか。

知識を持っている方からのありがたいポジティブ・オファー、興味のある方、賛同される方、みんなで動いていきましょう!

<村井健さんからのメール>

大学や演劇研修所で講義(日本演劇史&西欧演劇史)をしていて痛感するのが、意外なほどに日本演劇、ことにその歴史について何も知らないということだ。どんな人間たちがどんな苦労をして現代演劇の基礎をつくったのか。あるいは、古代において、いかに日本が多様な異文化と接触し、その結果として今日に伝わる伝統演劇が形成されたのか等々。いや、これは日本演劇に限ることではなく、西欧演劇に関しても同じ。

もちろん、相手が一般大学生やこれから演劇をやろうとしている人であれば、初心者としてそれも無理はないかと思う。が、問題は、もう何年も舞台を踏んでいるプロの演劇人や長年舞台を見ている観客もが、この点では大差ないということである。欧米・ロシアの演劇人であれば、誰もが自国の演劇史・世界演劇史の基礎知識は持っている。ところが日本はそうではない。そのギャップに時々、「あれっ!」と思うことがある。それは、そのまま歴史の積み重ねの上に現在があり、自分があるのだということへの自覚のなさへともつながる。この差は、大きい。日本の現代劇を担う人たちがこうであれば、いつまでたっても日本の現代劇は「歴史」は血肉化されないことになる。

今度、たまたま日本演出者協会とNPO法人アートフォーラム演劇大学2008in岡山実行委員会の招きで、「演劇大学2008in岡山」(7月25~27日)に参加、1コマだけだが「現代演劇の源流を辿る 速習・近代日本演劇史」(26日)を受け持つことになったが、「演劇大学」でこうした座学の講座が組まれたのはおそらく初めてのことだろう。言い換えれば、実践者である演出者協会の皆さんにしても、演劇史については等閑視していたということになる。その意味では、岡山での試みは画期的なことだと思っている。またそうした機会を作ってくれた日本演出者協会とNPO法人アートフォーラム演劇大学2008in岡山実行委員会にはこの場を借りて厚くお礼を申し上げたい。

ところで、そこではたと思ったのは、こうした講演は、1回で目的が果たされるものではないということだ。しかも1コマで語れることは限られている。これを1回こっきりにしたのでは意味がない。では、どうすればいいのか。そう考えて改めて思ったのは、この際、思い切って、出来る限り時間を作り「出前講座」をしようということだ。1コマでも2コマでもいいではないか。限られた時間の中で、日本演劇の歴史、苦闘した人物たちの業績をいくらかでも伝えられれば、それを知った人たちの演劇への眼差し、思いは格段と深まるだろう。
そこで、この秋から、これを自分の仕事として取り組んでみることにした。

さしあたり、9月30日(火曜日)から東京・池袋東口にある「淑徳大学エクステンションセンター」(03-5979-7061)
ext@ccb.shukutoku.ac.jp
で、午後6時半から6コマからなる人物本位の近代演劇史「波乱万丈・日本演劇人物史」(9月30日からスタート)を開講する(詳細については後日お知らせいたします)。もっとも、これは東京でのこと。私としては、依頼があれば、時間の許すかぎり地方にも出かけるつもりでいる。もし、ぜひと思う方がいたら、どうか気軽に声をかけていただきたい。

村井 健

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英語のタイトルは「Shooting Rats」。

来年の1月にアゴラ劇場で上演する「ねずみ狩り」の英語台本がアマゾンから届いたので、一気読み。

英語版のタイトルは「Shooting Rats」。台詞はブロンクス訛りで書かれています。
原本はドイツ語で、ある地域のべたべたな訛りで書かれているみたい。

オーストリアの友人、インプロバイザーで俳優でもあるトレキシーに、このお芝居に出演することを言ったら、「え、ゆりが出演するの?ブラボー!このお芝居、すんごくいいよね~。グッド・チョイス!」と誉められた。

彼女いわく、このお芝居はオーストリアではとても有名で、作者のペーター・トリーニーさんはオーストリアにとってとても大事な作家の一人だそう。

こうして原作について現地の人から話を聞くことは、このお芝居への出演の意義をより感じさせてくれる。

いつか英語でも上演できたらいいな。

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協働関係でいたいなぁ~。

1984年にNYで上演された、ベケットの『ロッカバイ』(ビリー・ホワイトロー主演)のビデオを観ました。

このお芝居は、ベケットの晩年の作品で、上演時間は14分。
「死」を目にした女性が、それを受け入れていくプロセスを描いたひとり芝居です。

主演のビリー・ホワイトローはベケットのお気に入り俳優の一人。
このビデオでは、上演までの稽古の過程もドキュメンタリー風に撮影されています。

特に興味深かったのは、演出家アラン・シュナイダーとビリー・ホワイトローの稽古風景。
普通、お芝居の稽古は「稽古場」で行われるのですが、この稽古は、なんと彼女の自宅で、と~ってもプライベートに繊細に行われました。
彼女は自分のイメージを演出家に伝え、演出家はそれに答え、彼女が演じてみます。
演技は大げさではなく、でも集中度の高いもの。それに演出家が寄り添い、アドバイスをしていきます。

ここで演出家は、客観的な・先生的な・指導者的な・上からものを言うような立場をまったくとっていません。母であり、応援者であり、理解者であり、探求者であるかのよう。

「そう、そうだね!すばらしいよ、ビリー!それで?うん、うん、なるほど。」

アラン・シュナイダーはベケットととても親しく、彼の戯曲をたくさん演出したことがあるためか、台本への解釈にも、演出家としての自信を持っており、かつ柔軟に、彼女と一緒に創作していました。

日本のお芝居の稽古では、(すくなくとも私が知っている限りの=ものすごく多いとはいえないけれど、一般の方よりは少しは知っているレベルだけれども。)演出家は、稽古場の前面の机に座り、俳優は仮舞台となっている中央の空間にほうり出されます。

「なにか、面白いことをやってみろ!」
な~んて言う演出家もいます。

これだど、演出家は「見る」立場として、俳優は演出家に「見られる」立場として相手に関わりますので、演出家と俳優は、協働者ではなくて、敵対関係になってしまいがちです。

でもビデオで観たアラン・シュナイダーとビリー・ホワイトローの稽古は、俳優がイスに座り、演出家は横に寄り添う感じで座っていました。時に手をにぎり合いながら。

わたしは、いい・悪いというより、単純に「いいな」と思いました。
ここでは「見る」「見られる」という立場ではなく、「いっしょに創る同士」という立場があったからです。

このように安心した稽古場ならば、俳優は思いっきり自分の深い部分をさらけ出すことができます。現に、ビリーはものすごくプライベートな感情を、アランの前にさらしだしていきました。

その表出したもの(とても繊細で傷つきやすいもの)を舞台に乗せるのが、俳優と演出家の仕事なのですから、そのための稽古の条件づくりは非常に大事なものだと思います。

日本だけで活動していたときの俳優としての私は、このようなすぐれた(というか、考えてみればまっとうな)環境を知らず、いつもびくびくして、ギスギスしていたように思います。

いつ演出家に怒鳴られるか。いつ演出家から否定されるか。

それにおびえていました。だから自分の深い部分を表現することなんて恐ろしくてできませんでした。そして、それを受けてとめてくれる観客がいるかどうかも信じられませんでした。

遅まきながら、このようなすばらしい先輩たちの偉業を見ることができて、大事にしなくてはならないものは一体なんなのかが、またひとつクリアになったような気がしました。

こういうビデオは、日本の演劇人にも「テレビを見る」かのように、見てほしいなぁ~と思いました。

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ギリシャ悲劇の面白さに改めてはまってます。

山のようなメールをチェック。

今日は大学院。アイスキュロスの台本を読みます。
ギリシャ悲劇の面白さに改めてはまってます。

ストーリーのインパクトは、(さすが紀元前から現代まで残っているものらしく)、荘厳なものです。

日本語で読むと「わけ分からん!」という部分も多くて、英語の翻訳本でも翻訳者によっては「わけ分からん!」なのですが、テッド・ヒュースという詩人が翻訳したものはとても読みやすく、しかも味わい深くて。。。

これも「はまっている」理由のひとつです。

さすがに原文で読むことは断念しますが、できたらそうすべきなんでしょうなぁ~。。。(冷や汗)。。。

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せんがわ劇場こけらおとし

せんがわ劇場こけらおとし「時の物置」を観てきました。

(安藤忠雄さんデザイン:コンクリート打ちっぱなしの劇場がいよいよオープンです。)

まず印象的だったのは、会場で、たくさんのボランティア・スタッフが、活き活きとお客さんに声をかけていたこと。
この劇場では(日本ではめずらしいですが)、一般の人たちがアンサンブル劇団員として劇場の運営に関わっています。この試みにたくさんの人たちが賛同し、集まってくれているのです。
これはひとえに芸術監督ペーター・ゲスナーさんによるもの。
人を「よし、できるかもしれない。やってみよう!」と思わせる彼の力はすごいです。
わたしも去年からこのプロジェクトにちょびっと関わってきたので、なんか感慨深いなぁ~。
(ちなみに、わたしは5月にここでワークショップをやることになりました。プチ宣伝でした)。

さて「時の物置」。
まず超満員のお客さんにびっくり。
聞くと毎日超満員だそう。劇場は立ち見ができないため、昨日は20人ぐらいお帰りいただいたそう。

お芝居は、とてもスィートでした。
「挫折と復活」についての物語だけれど、それは時代のオブラートでやさしく包み込まれているので苦しいと感じずにすむという、永井愛さんのぜつみょうな台本。出演者もあたたかい俳優さんたちばかりだったので、それも加えてこのお芝居を「暖かい」ものにしていると思いました。

こけらおとしとして、庶民的な街、仙川のお客さんにぴったりの作品だと思いました。

このお芝居が終演すると、次回作は「モバイル」。スペインの作品で、日本初上演となります。
このお芝居は「時の物置」とはまったく違うテイストで、モダンで、刺激的らしいです。
こちらのお芝居は2月27日から始まります。

どちらもお薦め。

興味のある方はぜひ!

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ベルリン後日談。

ベルリン後日談。

ベルリン演劇をさらに学ぶために、今、うちの本棚にあった「現代ドイツのパフォーミングアーツ」(堤広志編:三元社)という本を読みました。

そしたら、びっくり!

まず、「ベルリン・アンサンブル」はブレヒトが作った劇団だったそうな。
ブレヒトが作った劇団のブレヒト作品。そりゃぁ~、観ておくべきだわ、演劇人としては。
ペーターが推薦するのも分かりますわな。

しかもベケットの「エンドゲーム」でわたしの隣の席に座っていた人は、ドイツ座(ドイツ劇場)の芸術監督のミヒャエル・タールハイマーさんだった!
彼は「CANADA」と書いたセーターを着ていて、わたしはそれを見つけ「CANADA!」とその人のことを呼んだら、笑顔で会釈してくれた。(ホントウは「変な日本女。」と思ったと思うけど)

演劇人としては、知っているべきことなんです。こういうことは。
いやぁ~お恥ずかしい。。。。

そして、さらにドイツ演劇に興味がわいてきました!

彼らの演劇はめっちゃカッコいいんです。
めっちゃアートで、めっちゃアバンギャルドで、めっちゃエモーショナル。
アンダーグラウンド演劇出身の絹川としては、もうワクワクするわけです。

ぜひまた行きたいです、ベルリン!

あああ~~~!!!!

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『いまここ・プロジェクト』

本屋さんで、1歳から100歳までの人たちの写真&エッセーの本を立ち読みして。

そこで自分の人生がまさに中盤、というか後半に差し掛かっていることを痛感し、そしてちょっと嫌になり、ちょっと恐くなり、そして勇気を出そうと思いました。

人間はどうしたって死ぬのですから、こういうことを受容していかなくてはなりません。

でもなかなかそうはいかない。死にたくない。(子どもの頃のワタシは、「死にたい」とか思ったものですが。)それからもっと嫌なのは、自分の家族や友だちの「死」。誰ひとりとして死んで欲しくない!!!

誰でも少なからず、このような気持ちをもっているのではないでしょうか。

だから人間はタイヘンです。どうにならない、自分ではコントロールすることのできない力に、いつか圧倒されるときがくる。それを運命として知っている。。。

動物はいいなぁ~。彼らは、そんなこと考えていないんですもの。人間だから「死を受け入れる」っていう大作業をしなくてはならない。

おや、それとも、動物たちはすでに「死」を受け入れきっているのでしょうか?
動物も事物も。。。そして人間だけが、あがいているとしたら???

***********

それから岡崎京子さんの名作『ヘルタースケルター』を買いました。

その前に松尾スズキさんの本を立ち読みして、日本の演劇界にちょと腰が引けまして、(ずいぶんワタシは、そこから遠いところに来てしまいました。それなのにやはり、日本の演劇界・小劇場界という場所は、わたしの故郷のような場所でもあります。そのギャップに、時々折り合いがつけられなくなるときがあります、そんな気持ち)、

その不安な気持ちを自分の中心に持ってくるために、なにか本を探していたのです。

岡崎京子さんの本は、わたしをセンターに戻してくれます。

(事故にあわれてリハビリ養生中だという岡崎さん。年も同じくらいで、昔、下北沢でよく目撃しました。ワタシは一方的なファンなだけですが。)

よく分からない関係かもしれませんが、日本の演劇界にワタシが戻っていこうと思えるのは、岡崎京子さんの漫画があるからかもしれません。こういう漫画が好きなわたしは、まだ日本で演劇ができるんじゃないかと思えるのです。

**************

これは10年ぐらい前の話です。

わたしの知人の女性で、インターナショナルに大活躍されている演出家がおられました。彼女の感性は、日本のおたく的感性と大きくずれていて、そこがステキなところでもあるのですが、日本に住んでいたわたしにとって、彼女の演劇は面白く思えませんでした。どうしてかというと、演劇はそこに住んでいる人たちのものだから。そのときのわたしは、彼女が提出してくれるインターナショナルで普遍的なテーマよりも、もっと瑣末で日常的な問題に関わるお芝居が見たかったからです。

インターナショナルに活動されているパフォーマーの作品や表現が「ちょっとずれいてるかも」と思う違和感を、彼女の演劇に感じたのでした。

そして、「わたしはそうなりなくない。」と言う恐怖を、ワタシが持っていることを最近発見しました。

「キヌガワさん、ちょっとずれているよね。」「西洋かぶれ(古い!)してるよね。」「なんとなく、古臭い。ずれている」。。そんな評価を。

しかしそれはわたしの偏見であって、インターナショナルで活躍している素晴らしい日本人はたくさんおられます。「日本人だから」というよりグローバルな視点で活動している方々と、その素晴らしい作品たち。そしてそれに感動してくださるお客さん!

だから、自分が変化していくこと、自分がいいと思えることをちゃんと発表していくことを、自分に許してあげなくてはと思っています。

現実的に、わたしはすごく変化していて、価値観もものの考え方も、美に対する意識も、言葉の感覚も。
つきあう友達も、住んでいる環境も、時間の過ごし方も、見て、食べて、嗅いで、聞いて、味わっている空間もどんどん変化しています。

そういう自分が面白くもあり、また恐くもあるのでしょう。

*********

すご。

わたし自分の気持ちを吐露してるなぁ~(苦笑)。。。

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『いまここ・プロジェクト』

さて、そんなワタシは、わたしが死んでも残るような、「なにか」を創りたいと思っています。

それはまだまだ未完成で、というか、実は、取っ掛かりさえ、まだ始まってしないのです。

「インプロ」をみんなに知ってもらう。という活動は始まっていますが、これはワタシが残るわけじゃない。

「インプロ」が残るので、これは「インプロ」のため、それから出会う人たちのために、主にやっている活動です。

ワタシはわたしを残したいとも思っているので、そのための活動を、そろそろ始めたほうがいいんじゃないか。

そんな気持ちにもなってきました。

『いまここ・プロジェクト』

わたしの活動を、インプロバイザー的に表現して、『いまここ・プロジェクト』を始動させたいと思っています。

何をやるかって?

テーマは、「いま、ここで」でしかできないこと。
そしてそれを形に残すこと。残るだけのクオリティをもつこと。残るための発表をすること。

これは、ワタシがわたしを残すための活動です。

ワタシがやりたい創造的なことが、主な活動となる予定です。

主にアートなことです。

おそらく、ビジネスにならないことです。

おそらく、めっちゃ楽しいことになるでしょう。

自分の人生とダンスするような感じです。


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「2046」を見ました。

遅まきながら、ウォン・カーワイ監督作品「2046」を見ました!

(日本では公開が早かったので、ご覧になった方も多いと思います)

前作「Moode for Love」と関連があるのを知らなかったので、メイン・キャラクターのトニー・レオンのにやけた笑顔が最後まで好きになれませんでした。ちょぼヒゲがいやらしい感じだし、、、。

その後、「2046」が「Mood For Love」の「その後のストーリー」だと知って、不満はいっきに解消!
視界が開けて、この作品のすてきさが押し寄せてきたのでした。

せつない話しだよねぇ~(しみじみ)。

それにしても、ゴング・リーはじめ女優さんたちのステキなこと!
見た目も綺麗だけど(ゴング・リーのカツラをのぞけば=苦笑)、演技もすんばらしいぃ~!
すごい、レベル高いです!

日本のタレントさんは、日本のTVドラマの演技をしていましたね。
演技の質の違いがあまりに顕著なので、逆にじっくり観てしまいました(苦笑)。

それにしても、わたしは8年ぐらいまえに、カンヌ映画祭に行ったとき、道でトニー・レオンに会ったので、「いっしょに写真とってもいいですか!?」と聞いて、ばっちしツーショットしたのでした。その写真は今、目の前の壁に貼ってあります。彼の顔、ちっちゃい。わたしの顔の半分ぐらい。。。(苦笑)。。。

彼の演技は年をかさねて”渋く”なって、いい熟しかたをしてるなぁ~。
若々しい彼の写真を観ながら思います。
反面、となりに写っている、トニーの2倍の大きさの顔をもったジャパニーズ・ガールは、なかなか熟成せずに、いまもバタバタしてますねぇ~(苦笑)。大人になっても、十分にいい年齢なんだよなぁ~(苦笑)。

それにしても、ウォン・カーワイ監督のような突出した才能を、スクリーンで見られて、本当に幸せだなぁ~。

本当にすごい。

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ラブ・アンダーグラウンド・。

オークランド大学の図書館には、日本語の本が山ほどあってビックリする。

古典から現代文学まで、戯曲から心理学まで、日本の図書館でもなかなかお目にかかれない大全集がそろっている。

演出家の蜷川幸雄さんの作品を扱ったインタビュー集があって、思わず読み込む。
アングラ演劇全盛時代を思い出して、再び、ワクワクした。
わたしは「その時代に乗り遅れた」世代なんだけれども、アングラ演劇の端っこのほうを見ることができた。

その後、教授と打ち合わせ。
今書いている戯曲について。
そこで、ポーランドの演出家・カントールのドキュメンタリーと、ロバート・ウィルソンの一人芝居のビデオと、メリル・ホルドのドキュメンタリーを借りた。なんだか、その世代の作品をむしょうに見たくなったので。

夕方、カントールのビデオを見た。
「死の教室」は、利賀村で一度観て、あまりの美しさ・難解さ・面白さにシビれて、東京でもう一度観た。
今見ても、ビデオで観ても、やっぱり美しく・難解で・面白かった。

最近は日本に帰ってきてもお芝居を観なくなってしまった。
時間が無いこともあるけど、「ハズレ」が多くて、疲れてしまったというのが正直なところ。
最近では、ますます劇場嫌いになってきて、流行の劇団などほとんど知らない。

インプロという新分野とはいえ、いちおう(?)演劇界の端っこにいるのでお芝居ぐらい観にいくべきなのだろうけど、う~ん、お芝居が大好きなので、観てゲンナリしてしまうのが恐くて、なかなか劇場に足を運べずにいる。
自分がちょっと違うテンポで生活しているからかもしれないけれど、東京のお客さんに見せるためのお芝居は、あんまり見たくないなぁ~。

むしろ創るほうに興味があるので、そのヒントになりそうな物事を観察するほうが自分としては面白いです。

その後、ジム・ジャームッシュの最新作をDVDで。
「コーヒー&シガレット」。
小作品だけれど、センスがいいなぁ~。
この人が関わる作品には、「アーティスト同士が面白がっている」雰囲気がある。
才能を持っている人たち同士が威嚇しあうんじゃなくて、遊びあっている感じ。
そこに「大人」を感じるし、「ホンモノのアーティスト」を感じて、嬉しくなった。

あ~ん、わたしも仲間に入れてぇ~!(苦笑)

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千秋楽でガブ飲み!

土曜日に、無事千秋楽を向かえました。

強風にも関わらず、満員のお客さんでした。
若いお客さんは、わたしの台詞でたっくさん笑ってくれて、「うわぁ~わたしの英語、通じてる!」って、
当たり前なんですが、しみじみ嬉しかったっす。

友だちもたくさん来てくれたし、わたしのエージェントも見にきたし(普段はあまり見に来ない人なんですが)、来年いっしょにお仕事する演出家も見に来てくれた。
みんな「楽しかった!」「良かった!」と言ってくれた。良かった、良かった。

その後、みんなでバーにくりだして飲み会。

いつものごとく、私だけがガブのみ状態。
ほとんどのメンバーがカフェオレなんぞを注文していた。
「けしからん!」って言いたいところだけど、こちらでは、「ガブ飲みなんて、けしからん!」なんだよなぁ~。

日本の酔っ払いが恋しいキヌガワでした。

(苦笑)。

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お休みなので、勉強。

昨日は大雨にも関わらず、満員御礼。

わたしは初日からちょくちょく台詞をとちっているんだけど、お客さんにはあんまり分からないらしい。
キャラクターがFoolだから、言葉を間違えてもキャラクターだからだと思うらしい。
これも役得?
(苦笑)

何ステージもやっていると、ありがたいことに台詞が定着してきて、あまりとちることがなくなってきた。
20行ぐらいの英語の長台詞を、とちらないでしゃべるというのは、なかなか気分がいいものです。

************

以前、ピーター・グリナウェイという映画監督の作品「ピロー・トーク」のオーディションを受けたとき、英語がメロメロでしっちゃかめっちゃかでした。ひどいもんでした。今なら、ちゃ~んとしゃべれるんだけどなぁ~。
映画をごらんの方はご存知のとおり、わたしは出演しておりません(涙!)。

日本人キャストはすばらしくて、わたしのヒーロー、イアン・マクレガーも出演しているので、出たかったなぁ~。。。

「メモリー・オブ・芸者」のオーディションも受けたけど、通らなかった。
このときの英語はまぁまぁだったし、けっこういい線まで行ったんだけど、キャラクターしては、わたしの年齢が高すぎたらしい。。。(涙)。。。
渡辺謙さんが出演されていると聞いたし、ぜひ早く見てみたいなぁ~。

********************

今日は公演がキャンセルになったので(出演者のおじいさんが亡くなって、お葬式へ出席のため)、お休み。

「本当なら、本番があったのに、、、」と思うと、やりきれない気持ち。
亡くなったおじいさんには申し訳ないけど。。。

このことについては、あまり考えないようにして、たまっている大学の勉強を狂ったようにしてます。

学習心理学というもので、「人間はどんな風に学習するのか」そのメカニズムや、「どうすれば効率的に学習できるか」ということを心理学的に勉強する。

それによると、丸暗記、詰め込み式は効率のよくない勉強方法らしい。
それから、「やればやるほど、できるようになる」とか「繰り替えせば、できるようになる」というのは、偽りらしい。
それよりは、物事には「意味」があるので、その文脈を理解して、自分の興味のあることにつなげて覚えたほうが身につくらしいです。

それから、面白いことに、
賞や罰は、やりたくないことを無理やりさせるためには効果があるけれど、興味のあること・やる意義のあることをする場合は、かえって内面のやる気を削ぐ効果になるそうです。

面白いでしょ。

やりたいことは、お金がなくても、賞をもらえなくても、やりたいもんね。

キヌガワは、舞台に立ってお芝居するのが大好きなので、何にももらえなくても、お金にならなくても、やっぱりやりたいんです。

明日は楽日。

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新聞に載りました。


「セントラル・リーダー」新聞2005年10月5日付に、キヌガワの記事が載りました。

俳優キヌガワユリ(+お芝居の宣伝)について。

文字は読みにくいと思うんですが、ご紹介しま~す。

lears_daughternewpaper

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ただいま上演中!

ブログに写真入れると、楽しいねぇ~!

ついでに、今わたしが出演しているお芝居「LEAR'S DAUGHTER」のポスターを紹介!

lears_daughter


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体重計は変わらないけど。

本番が明けましたぁ~!

いくつかの台詞がとっちらかったけど(苦笑)、まずまず。

わたしの役(フール)は、お客さんと直接やりとりして、お客さんを笑わせて、最後に泣かせて、お芝居の最後のパンチラインを言うという(いわゆる)美味しい役なんだけど、だからすんご~くチャレンジングです。

「身細る思いぃ~!」と言いたいんですが、体重計のメモリは一ミリも減らない、、、(涙)。。。

お芝居は来週末まであるので、いろいろ体験できると思います。

体重計は変わらないけど、役者としては、脂肪が落ちて、いい筋肉がつきそう。

***************

友人で映画監督のニッキーから、メールをもらった。彼女は今、ロサンジェルス。

ビル3階分ぐらいある巨大ポスターの前で、娘といっしょに微笑んでいるニッキーの写真。

この巨大ポスターは彼女の新作だ。

映画『ノース・カントリー』。

シャロン・スローン、フランシス・マクドマンド、セッシー・スペックという豪華キャストで、アメリカで近日に公開になるという。(おそらく日本でも!)

自分の作品が、巨大ポスターで宣伝されるって、どんな気持ちだろう????

わたしも想像できるだけ大きな規模の夢を描いてみた。

わたしのお芝居のポスターが、東京タワーのてっぺんから垂れ下がっている、、、。

う~ん、、、、。

なんだか、キングコングを彷彿させるイメージだなぁ~、、、(苦笑)。


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空元気で空回り(苦笑)。

本番まであとわずか。

稽古中に突然、コーディリアを演じるポーランド人のズーザが泣き出した。

彼氏と別れたらしい。しばらく稽古が中断になる。

待っている間に、リーガン役のシャーロットの様子がおかしい。
イスに座ったまま固まっている。
「シャーロット、ど~したの?」と聞くと、「あと5分のうちにアイスクリームを食べないと、わたし気が狂っちゃう!」と真剣に言う。

「だったら、今買ってくれば?」と笑いながら言うと、
「そんな場合じゃないでしょ!」と逆に怒られる(苦笑)。

ゴネリル役のジョッシーの腕には点滴の後。具合が悪くて病院に行ったらしい。。。

ナース役のキャサリンは、いつものごとくポーカーフェイスで冷静だ。

間抜け面のフール(=キヌガワ)だけが、から元気で空回り(苦笑)。

これも役作りに生かせる(かも)。。。(冷や汗)

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ドイツ・インプロ・フェスティバル参加者募集中!

メルボルンの余韻を楽しむ時間もなく、お芝居の本番まであと2週間!
毎日稽古です。

それから、大学院のプロジェクトとして、一人芝居の台本を書かなくてはならない。
そちらはなかなか進まなくて、書けなくて、七転八倒状態。「ふぅ~!」


***********************

さて。

来年の6月中旬~7月にかけて、ドイツで「シアタースポーツ」の世界大会が行われます。

わたしは日本チームのリーダーを、ドイツから依頼されました。

本当はイエローマンのメンバーで行きたかったのですが、メンバーのスケジュールが会わず断念。

ただいまメンバーを募集中。
(初の一般公募です!)

もし思い当たるプレーヤーがいたら、キヌガワに紹介してください!

もちろん自己申告でも!

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条件としては

日本人であること。
経験のあるインプロプレーヤーであること。
英語がある程度しゃべれること。

日程:2006年6月26日~7月7日

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興味のある人は、わたしに直接メールしてくださいね。

yuri@impro-works.com


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コマーシャル撮影しました。

コマーシャルの撮影終了!

豪華なサーカスのセットと、豪華なキャスト(30人のクラウン)に囲まれて、1日すごしました。

(コマーシャル業界は予算があるので、いろいろ豪華です。演劇の世界とちょと違う、、)(苦笑)。。

わたしは最後に台詞があるので、最後まで待って待って、そしての出番でした。

台詞は一言なんだけれども、マスターカードの位置がきちんと決められていて、台詞と同時カードをその位置に掲げなくてはならない。そこで何度かの取り直しがありました。いやぁ~久々に緊張の時間でした。

終わってからダンナと、うちのクリエイティヴィティとコマーシャル撮影について、語りあいました。

ダンナも沢山コマーシャルの仕事をしたので。

結論としては、「お金が儲かろうと儲からなかろうと、クリエイティヴィティが発揮できる仕事を選びたいねぇ~」ということでした。

意見が同じで良かった!(いちおう夫婦なので、、苦笑)。。。

明日からメルボルン!

時間後には飛行機に乗らなくてはならないので、今日はあんまり寝られないだろうなぁ~。

(なにせ、4時には空港に向かわなくてはならないので、、,)。

またまた苦笑.

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やりたいことをやる。

昨日はオークランド大学院パフォーミング・アート系の人たちのオープニングに行った。
いろいろと、面白い人たちとの出会いがあった。

まず日本人で映画をつくっているダイスくん。
2年前オークランドで起こった事件のドキュメンタリーをつくっている。
日本人の留学生が、同じ学校の日本人留学生に殺された事件についてで、たびたび刑務所にも足を運んでいるそうだ。ニュージーランドでは日本人の友だちがほとんどいないわたしには新鮮な出会いだった。
うちのダンナは映画プロデューサーなので、ダイスくんに何らかのお手伝いができると思う。

久々にパフォーマーのテサに会った。
180センチの身長におおきなお腹!
ハリウッドの映画に出演して、アンソニー・ホプキンスと共演して、その後すぐに妊娠。
(もちろんアンソニーの子どもじゃないけど(苦笑))。
あと3週間で子どもが産まれるのだ。
なんと彼女は、このお腹でパフォーマンスをするという。

真っ暗な部屋の中央に、テサが座っている。
黒いセーターを捲り上げているので、おおきなお腹がまるみえ。
そこに、赤ちゃんの胎内の映像をプロジェクターで映して、彼女がモノローグをする。
映像はどんどん変わって、子どもの育つ過程が映される。

ものすごくシンプルなパフォーマンスだったけど、ものすごく印象的なパフォーマンスだった。
なにせ、ほんものの妊婦さんの、ほんもののお腹に映像だもの。

さすがテサ。やるなぁ~!

妊婦の活躍に大いに勇気づけられたキヌガワでありました。

その後、映画の打ち合わせ。
映画コスチュームデザイナーのカースティが、監督して初めて映画をつくる。
その映画に出演することになっているのだ。

ニュージーランド映画のほとんどすべての衣装を手がけている彼女。
コスチューム・デザイナーとしては超一流。いくつもの賞を受賞している。

だけど、彼女の夢は、自分の映画をとること。
だからそれを実現するために、仕事をできるだけ断って、脚本書きに集中している。

「あなたは一流の地位を手にしているのだから、なにもそんなことをしなくても、、」
という人もいるだろうけれど、それは違うと思う。

本人が本当にやりたいことをやるのが人生だ。

彼女の記念すべき作品に出演できることを嬉しく思うし、できるかぎりの協力をしたいと思っている。


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演技っていったいなんだ?

ただいま稽古中『リア王の娘たち』の参考のために、ピーターブルックが監督した映画(!)『リア王』を観る。

さすがピーターブルックのキャスティングだけあって、いい役者さんが勢ぞろいだ。

それぞれの演技を細か~く観ているだけでも、そうとう勉強になる。
映画の演技は、なんども見直せていいね。

そういえば、以前ニューヨークでアル・パチーノの一人芝居を観た。
メソッド演技でアクターズスタジオの役者さんなので、メソッド演技を期待していったけど、メソッド演技はしてなかった。大胆な舞台用の演技だったーという記憶がある。 舞台の演技は「見直し」ができないので、さだかではないのだけれど。

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ある演劇養成所から講師の依頼があって、いろいろお話をさせてもらっている。

「いい役者を育てたいのですが、どういうプログラムづくりをしたらいいですか?」
こういう質問は、ひとことで答えられるものではない。

まず、演技という「行為」は説明するのが難しい。
解釈もいろいろあるだろうし。
いい役者さんだからといって、「いい演技とはどんな演技なのか?」と問いに上手く答えられるとは限らない。
だからといって、評論家みたいな人たちが述べる「こういう演技はすばらしい」という答えは、実際に演じる人にとってはあまり役にはたたないかもしれない。
発声が上手くできたとしても、腕立て伏せが100回できたとしても、いい役者になれるとは限らない。
しかし、実はそういうことがとても大事なことだったりもする。

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以前、わたしが翻訳させてもらった『ザ・オーディション』という本では、オーディションに向けての演技についてこう語っている。

「自分らしくありなさい。自分が生き生きできるポジティブな表現を選びなさい」と。

分かりやすく例えるとこうだ。

『ガラスの動物園』というお芝居の登場人物・ローラを演じるとき、ほとんどの女優さんは「かよわく・もろく・暗い人物」として演じてしまう。でもそれだと、登場人物は生き生きしない。自分のいいところを発揮することもできない。だから、「ポジティブに生きようとしている人物」として演じなさい。

これはオーディションについての助言なので、本番の演技の解釈とは若干ちがってくるけれど、演技の本質、人間のココロの本質をついているともいえる。つまり、外側から見ると、「かよわく・もろく・暗い人物かもしれないけど、本人としては一生懸命生きているのだ。その内側を演じるのだと。

やっぱり、説明は難しいなぁ~(苦笑)。

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インプロで演じていると、理屈を越えたココロの部分が、直感の後押しで自然に表現される。

それはなかなか自覚できないんだけど、長くインプロをやっていると、その感覚がつかめてくる。

そうなると台本があっても、その感覚を行間に盛り込むことができたりする。

このアプローチは長年インプロをやっているわたしには、役者として必要なことだと思うし、この作業を経ることで、インプロが台本のあるお芝居にどう貢献できるかを身をもって体験することができる。

上手く言葉にできたらいいなぁ。

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頼もしい芸団協!

芸団協(社団法人日本芸能実演家団体協議会)の米屋さんにお会いするために、芸能花伝舎にはじめてゆく。

芸能花伝舎は、西新宿の廃校になった小学校にある。

無味乾燥とした灼熱のビル街を通り抜けてゆくと、涼しげな古い平たい校舎が隠れている。

これが芸能花伝舎だ。

なつかしく、あたたかく、簡素な雰囲気。

米屋さんに、芸団協の活動のお話し、日本の演劇界の問題など、いろいろ伺った。

芸団協ではたくさんのセミナーやシンポジウムやワークショップが行われている。

それぞれは問題意識のもとに熟考されている企画ばかり。

演劇のプロのみなさんにどんどん参加してもらいたいと米屋さんはおっしゃっていた。

演劇人をふくめて実演かとよばれる人たちが学校に入っていき、子どもたちに指導をすることを奨励しながら、また実演者の育成に力を入れておられる。

共感できることばかりで嬉しくなり、キヌガワも(生意気に)言いたいことを言わせていただいてしまった。

また、著作権についての相談にものってもらった。

わたしは以前、友人のグループに、わたしの経歴をそのまま使われた経験がある。

「インプロを広めるためだからいいじゃない!」とその友人に言われたが(インプロは広まってほしいけど)、だからといってわたしがやったワークショップの経歴を、まるで自分がやったようにHPで公開するのはいかがなものか。

それがず~っと気になっていたのだ。

どこまでもやさしく、率直にアドバイスしてくださる米屋さんという存在が、とても頼もしく思えた。

これからも、なにか困ったことがあったら相談させてもらおう。

困ったことがなくても、会いに行きたい。(ちょっと迷惑かな?)

そんな嬉しい出会いでした。

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楽日という字は「楽しい日」と書くのよぉ~

パンパカパぁ~ん。

無事、初日が明けましたぁ~~!(^0^)/

本番まえ、めっちゃ、てんぱっていたキヌガワ。
体力は限界灘を越え、ヘトヘト状態。
「いったいど~なるの?!」のクライストキヌガワ。

しかし。
捨てる神あれば、拾う神あり。
ヘロヘロのキヌガワを拾う人たちあり(苦笑)。

わたしは今回、スタッフに恵まれました。

音響オペレーターのロビーは、オークランド・シアタースポーツの即興ミュージシャンでもあるので、曲入れのタイミングがパーフェクト。本番数日前に思いついた即興でベル入れてもらうアイデアはとても有効的で、わたしの芝居のいい刺激。

照明オペレーターのジンは、ヴィデオ・アーティストでとても賢い。
すべてのタイミングを一回で覚え、一回のテクリハだけで、すべてをマスター。

頼れるスタッフなのだ。
だからテクニカル面について、何一つ心配することがない。
一番心配なのは、自分自身のだんどりと台詞。。。(冷や汗)。

も~心配で心配で、何度も何度も確認。
不思議だね。
何度も繰り返していくうちに、だんだん気持ちが安定してきた。
スポンジに水がしみこむように、カラダにだんどりと台詞がしみこんでいく。
物事が身につくって、こういうことなんだなと思った。

さて、そして当日(昨日)。

新聞を見て、おどろき!

「今週のおススメ」みたいな欄に、蝶々婦人をやったとき(即興のパフォーマンス)の写真がでかでかと載り、お芝居の紹介が載っていた。この写真(いったい、どこから見つけてきたのやら?)はお芝居とぜ~んぜん関係ない!まあ「日本のカルチャー紹介」という意味では、あながち間違いではないけど。

そんなこんなで本番。

さぁ、どうなる????

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ちいさな劇場(キャパ100弱)に、いっぱいの子どもたち。

本番。

やっぱ、つくづく思うのは、自分に即興の能力があって良かった!ということ。

予想できない子どもたちのリアクションを受けて、それをお芝居に組み込んだり、
アクシデントを利用して、さらに楽しいシーンをつくったり、
そういうことが、ライブ表現には、必須なのだ(でなければ、映像を見ているのとなんら違いがないもんね)。

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楽しい楽しい!

お客さんの反応がいい。

お芝居が終わった後、たくさんの人たちがわたしに「とっても良かった!」と、わざわざ挨拶に来てくれた。

あんなに苦しかった本番まえ。そして、こうやっていい反応をもらっている今。

なんだか狐につままれているような気持ちだった。

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2回目のショーでは、会いたい人たちが見に来てくれて、とても嬉しかった。

「ロード・オブ・ザ・リング」でアカデミー賞を受賞したアート監督のグラントにも久々に会えた。

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本番前の絶望的な気持ちがウソのよう。

「だめだぁ~!」と思う日があっても、「良かった!」と思える日がくるんだなぁ~。

そしてまた、「だめだぁ~」と思う日が来るんだろう。

でも、「いつか良かったと思える日がくる」と知っていれば、「だめだぁ~」に耐えられる。

そんな体力がついたような気がします。

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今日は楽日。

(3ステージだから、あっという間なの)


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腰、抜けっぱなし?

おりがみシアターの稽古真っ最中です。
といっても、たった一人っきりだけど(苦笑)。

ラッキーなことに大学は試験に入っていて(わたしは試験はなし!)スタジオ(劇場)を使う人が誰もいないので、一日中スタジオを占領することができる。小道具も置いておけるし、セットも組みっぱなしで稽古できる。
照明も自分の都合のいいときにつりこみできて、変更も簡単にできる。

めっちゃ恵まれた環境なのです。

日本じゃ、考えられないよねぇ~!
前日に仕込んで、雪崩のように公演に突入する。
贅沢なプロジェクトでも、劇場に入れるのは数日前だもんね。

わたしは本番10日前から劇場に入って、朝から晩まで稽古できる。
もちろん劇場代はただ!

考えてみると、贅沢な話しだ。

演劇に対する人々の反応もずいぶん違う。
子ども向けのお芝居ということもあるかもしれないけど、お店屋さんに行って「ポスターを貼ってもらえませんか?」と聞くと、ほとんどのお店(子ども関係のお店)が、大歓迎してくれる。

若いころ、劇団時代でのポスター貼りを思い出した。
両手に抱えきれないほどポスターやチラシをもって、東京のありとあらゆる居酒屋や喫茶店を歩いてまわった。
「あの、劇団のものですが、ポスターを貼って、チラシをおかせてもらえませんでしょうか?」
ほとんどのお店は「ノー」で、なんとも嫌な顔をされたし、貼らせてもらえる場所は限られていた。
お店の気持ちも分かるけど(わたしでも「ノー」と言ったかも)、それでもちょっとつらかったなぁ~。

そのトラウマがあったので、今回のお芝居のためのポスター貼りやチラシおきをすることになったとき、ちょっと抵抗があった。あの思いは二度と味わいたくなかったから。

なので、ニュージーランド人の反応には腰が抜けた。
「いじわるされると思ったら、ご馳走された」みたい。

情報の宣伝もゆっくりしたもので、本番1週間前ぐらいの宣伝のほうが、お客さんにとってはかえって都合がいいそうだ。

これにも腰が抜けた。

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ヒッピーだけどすごい教授。

おりがみシアター本番まで3週間をきりました。

今週の火曜日に、マリー・エドモンド教授にはじめて披露して、いろいろコメントをもらったので、それを参考に練り直しています。

なにせ一人芝居なので、客観的なアドバイス・演出的な視点がとても大事です。即興だと「その場で生まれるもの」に価値があって、「その場でできること」に最前をつくすので、場にふさわしいお芝居を創ることができるけれど、脚本のあるお芝居はちょと違う。お稽古できる分、表現に関して工夫することができる。「その場で生まれるもの」以上の価値あるものを創ることができる。普通の役者さんにとっては当たり前のことなのでしょうが、インプロバイザーキヌガワとしては、「即興でやったほうが、気楽だし、いいものできるよぉ~」なんて、ちょっと思ってしまいます。。。(そういう意味では、このプロジェクトはいい勉強になってます)。

ちなみに、マリー・エドモンド教授は演出家・詩人・ドラマタージ(演劇&映画の”ドラマ”に関してのコンサルタント)で、数々の名作を生み出している人。”ドラマとは何か?”を語らせると、右に出る者にも、左に出る者にも口を挟ませないほど。外見はちびっこ・長髪・ただのヒッピーなんだけど、中身はグレイト。

今大学のスタジオで上演されている『奇妙な3人姉妹たち』は彼の演出で、彼がすぐれた演出家であることを実証してる。

この作品は、ベケットの『Come and Go』、シェークスピアーの『マクベス』、チェーホフの『三人姉妹』の台詞をミックスしてつくったお芝居。(20年ほど前、早稲田小劇場が『劇的なるものをめぐって』というお芝居をした。発想はそれに似てる)。

出演者はすべて学生だし、マリー教授はヒッピーだし、「さぁ~て、ど~だかなぁ~?」とあなどっていたけど、否、否。すんばらしぃ~作品だった。演出、すごい。あなどっていたわたしが馬鹿だった、、、。

というわけで、生意気なキヌガワも、マリー教授の前ではただの子猫。
素直にコメントを聞いて、彼の指示を仰いでいるのでした。

それにしても、純粋に、100%自分が信じられるコメントを、人からもらえるっていうのは、幸せなことだな。

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インプロテイストのシェークスピア。

「The complete works of William Shakespeare」(ニュージーランド・キャスト)というお芝居を見る。

これは3人の役者が、シェークスピアの37作品を、97分で(すべて)上演するというコメディで、カリフォルニアのリデュースド・シェークスピア・カンパニーが創作した。ニューヨーク、ロンドン、オーストラリアなどで上演され、今でもロングランされているそうだ。このお芝居のうわさは昔から聞いていて、いつかみたいと思っていた。

昨晩のプロダクションは、ニュージーランドの3人の男優によるもの。

そのうち2人(ジャラミーとオリバー・ドライバー)は、オークランド・シアタースポーツで共演したこともあるお友だち。

さて予想どおり、シェークスピアの作品を頭からやるのではなく、(どだい無理な話なので。苦笑)、ハムレットやオセロやロミオ&ジュリエットなどの作品を、いろんなジャンルをつかって演じていくというもの。お客さんを舞台に乗せたり、役者が自分自身を演じたり、ハプニングがあったり、エンターテイメント盛りだくさんのお芝居だった。

シアタースポーツのゲームに似ている「遊び」がたくさん出てきた。
ダビングとか、バックワードとか、お客さんウォーミングアップとか。インプロの要素もたくさんあって、インプロを知っている役者じゃないと勤まらないだろうなぁ~と思った。

(だからきっとシアタースポーツからの役者がキャスティングされたんだと思う)

おそらく、シアタースポーツの流れをくむ人たちが創作したに違いない。

それにしても、めっちゃ「台本」のシェークスピアと、めっちゃ「台本ない」シアタースポーツを結びつけてお芝居をつくるなんて、なんてカッコいいんだろう!

手法に偏らないで、お客さんに楽しんでもらおう、より演劇的な演劇を目指そうとした人たち。

あっとう的な勝利だと思う。

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おりがみシアター「したきりすずめ」

おりがみシアターのポスターできました。


「sparrow-flattened.jpg」をダウンロード


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日の目はどの目?

本来なら本番前(涙)。しかし泣いてもいられない。
次のお芝居の本番まであと1ヶ月なんだもの!

これは大学院のプロジェクト。
子ども向けのお芝居で、おりがみを使って、『したきりすずめ』を語る。
脚本、演出、出演、小道具制作まですべて自力。

昨日はチラシのデザインの打ち合わせ。
義理の妹(といっても、彼女の方が年上だけど。苦笑)は画家&映画の仕事をしているので、彼女にお願いしたのだ。あっという間にポップなチラシができあがってきた。彼女の仕事の仕方を見ていると、一流プロの仕事の仕方とはこういうものだよなとつくづく思う。曇りがない。

その後、映画監督とショートフィルムの打ち合わせ。
撮影が7月から10月へ変更になった。自主プロジェクトは、おうおうにして変更・変更・また変更だが、これも同じような例。なんとか年内に撮影に入って、完成までたどり着けることを祈る。

深夜に訪問者。
ドンドンドンと家のドアをたたくものあり。
大雨だし、深夜だし、「いったいだれ?」と思ったら脚本家のブレッド。
書きあがった脚本をもってきた。彼はテレビ・ドラマの脚本を書いているんだけど、本当は映画をやりたい人。
今、うちのダンナ(プロデューサー)といっしょに映画の脚本を進めている。
この企画も、もう1年ぐらいかかってるなぁ~。実現することを、こころの底から祈る!

その後、ダンナと4本のコメディ・ドラマと、4本のシリアス・ドラマのビデオを見る。
これは去年のベスト・ニュージーランド・テレビ番組のエントリー作品で、うちのダンナは審査員のひとり。
この中からベスト・コメディ・ドラマとシリアス・ドラマが選ばなくてはならない。
ここに選ばれた作品たちは、アイデア発案から無事作品放映にまでたどり着けた。
この作品たちひとつひとつに、どれだけの時間と人力と笑いと涙が注がれているか。
それを考えると、ベストを選ぶのはとても難し~!。

ここまでたどりつけなかった日の目を見ない作品たち・アイデアたちがどれだけあるだろう。
それは膨大なブラックホールのように思える。
引きずりこまれたら最後、そこから這い上がるのは難しそう。
あんまり考えたくない領域だなぁ~。

だから人は、ポジティブなものの考え方を支持するんだろう。

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どんな状況だって、創造力はなくならない(と信じたい)。

オークランド大学の学生たちが作った、ショートフィルムのお披露目上映会に行く。

新人ディレクターたちが、上映まえのロビーをウロウロしているのが初々しい。

映画は8本。2本がドキュメンタリーで、そのほかはドラマ。

この中から、未来のピーター・ジャクソン(『ロード・オブ・ザリング』の監督)や、ニッキー・カロ(『くじらの島の少女』の監督)が出るんだなぁ~。

どこの国でも、映画を創るのは簡単じゃない。
お金もかかるし、スタッフも必要。ひとりじゃできない。

しかし、どんな貧しい国からでも、すばらしい映画監督が生まれ、どんなに少ないバジェット(予算)でも、すばらしい映画を創る人たちがいる。

そこのエリアに、自分も居たいと思う。

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コメディア・デラ~ルテ!

今日はリサのワークショップ。

わたしはアシスタントです。

リサのコメディア・デラルテのワークショップは、とにかく楽しい。

「コメディアは、パフォーマーが楽しんでいることが一番大事!上手くやろうとしないでいいからねっ!」。

彼女はこころからコメディア・デラルテを愛している。
説明するときでも、デモンストレーションするときでも、本人が一番嬉しそうだ。
リーダーがまずまっさきにはじけていることが、いかに参加者に安心感を与えるかをあらためて感じた。

身体のエネルギーレベルを7つに分けて、表現するトレーニングなどを経て、いよいよコメディア・デラルテのキャラクターを演じる。

キャラクターは(実は)50種類ぐらいあるんだけど、典型的なキャラクターは10ぐらい。

それぞれ名前、身体(動き)の特徴、性格、キャラクターの背景が決まっている。

歴史ある表現形態らしく、それぞれのキャラクターは”典型的”であり、かつ”深い”。

日本のみんなに、リサのワークショップを紹介するのがとても楽しみだ。

ちなみに、今、リサの先生でもある、巨匠アントニオ・ファーヴァが日本に来日して、ワークショップをしている。
オーガナイズしている”デラルテ舎”の光瀬さんは、本場イタリアでファーヴァに習ってきた人だ。
このワークに参加した人からメールをもらった。

「やばいぐらい、すごくよかったっす!」

コメディア・デラルテは、日本で言えば能や歌舞伎みたいなものだから、演劇人にはぜひ知ってもらいたい表現フォームの一つだ。

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おりがみ

「コメディ・フェスティバル」参加作品『4HANGI & TANGI』の稽古は、ここで一度お休み。
わたしが帰国してから稽古が再開される。

毎月1週間~2週間、集中して稽古して、2~3週間はお休みというルーティンを繰り返している。
みんなが忙しいということもあるけれど、こうやってお休みをとると、その間にいろいろな準備ができたり、稽古したことが(ワインみたいに)自然に熟したりする。面白いものだ。

さて今日は