本屋さんで、1歳から100歳までの人たちの写真&エッセーの本を立ち読みして。
そこで自分の人生がまさに中盤、というか後半に差し掛かっていることを痛感し、そしてちょっと嫌になり、ちょっと恐くなり、そして勇気を出そうと思いました。
人間はどうしたって死ぬのですから、こういうことを受容していかなくてはなりません。
でもなかなかそうはいかない。死にたくない。(子どもの頃のワタシは、「死にたい」とか思ったものですが。)それからもっと嫌なのは、自分の家族や友だちの「死」。誰ひとりとして死んで欲しくない!!!
誰でも少なからず、このような気持ちをもっているのではないでしょうか。
だから人間はタイヘンです。どうにならない、自分ではコントロールすることのできない力に、いつか圧倒されるときがくる。それを運命として知っている。。。
動物はいいなぁ~。彼らは、そんなこと考えていないんですもの。人間だから「死を受け入れる」っていう大作業をしなくてはならない。
おや、それとも、動物たちはすでに「死」を受け入れきっているのでしょうか?
動物も事物も。。。そして人間だけが、あがいているとしたら???
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それから岡崎京子さんの名作『ヘルタースケルター』を買いました。
その前に松尾スズキさんの本を立ち読みして、日本の演劇界にちょと腰が引けまして、(ずいぶんワタシは、そこから遠いところに来てしまいました。それなのにやはり、日本の演劇界・小劇場界という場所は、わたしの故郷のような場所でもあります。そのギャップに、時々折り合いがつけられなくなるときがあります、そんな気持ち)、
その不安な気持ちを自分の中心に持ってくるために、なにか本を探していたのです。
岡崎京子さんの本は、わたしをセンターに戻してくれます。
(事故にあわれてリハビリ養生中だという岡崎さん。年も同じくらいで、昔、下北沢でよく目撃しました。ワタシは一方的なファンなだけですが。)
よく分からない関係かもしれませんが、日本の演劇界にワタシが戻っていこうと思えるのは、岡崎京子さんの漫画があるからかもしれません。こういう漫画が好きなわたしは、まだ日本で演劇ができるんじゃないかと思えるのです。
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これは10年ぐらい前の話です。
わたしの知人の女性で、インターナショナルに大活躍されている演出家がおられました。彼女の感性は、日本のおたく的感性と大きくずれていて、そこがステキなところでもあるのですが、日本に住んでいたわたしにとって、彼女の演劇は面白く思えませんでした。どうしてかというと、演劇はそこに住んでいる人たちのものだから。そのときのわたしは、彼女が提出してくれるインターナショナルで普遍的なテーマよりも、もっと瑣末で日常的な問題に関わるお芝居が見たかったからです。
インターナショナルに活動されているパフォーマーの作品や表現が「ちょっとずれいてるかも」と思う違和感を、彼女の演劇に感じたのでした。
そして、「わたしはそうなりなくない。」と言う恐怖を、ワタシが持っていることを最近発見しました。
「キヌガワさん、ちょっとずれているよね。」「西洋かぶれ(古い!)してるよね。」「なんとなく、古臭い。ずれている」。。そんな評価を。
しかしそれはわたしの偏見であって、インターナショナルで活躍している素晴らしい日本人はたくさんおられます。「日本人だから」というよりグローバルな視点で活動している方々と、その素晴らしい作品たち。そしてそれに感動してくださるお客さん!
だから、自分が変化していくこと、自分がいいと思えることをちゃんと発表していくことを、自分に許してあげなくてはと思っています。
現実的に、わたしはすごく変化していて、価値観もものの考え方も、美に対する意識も、言葉の感覚も。
つきあう友達も、住んでいる環境も、時間の過ごし方も、見て、食べて、嗅いで、聞いて、味わっている空間もどんどん変化しています。
そういう自分が面白くもあり、また恐くもあるのでしょう。
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すご。
わたし自分の気持ちを吐露してるなぁ~(苦笑)。。。
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『いまここ・プロジェクト』
さて、そんなワタシは、わたしが死んでも残るような、「なにか」を創りたいと思っています。
それはまだまだ未完成で、というか、実は、取っ掛かりさえ、まだ始まってしないのです。
「インプロ」をみんなに知ってもらう。という活動は始まっていますが、これはワタシが残るわけじゃない。
「インプロ」が残るので、これは「インプロ」のため、それから出会う人たちのために、主にやっている活動です。
ワタシはわたしを残したいとも思っているので、そのための活動を、そろそろ始めたほうがいいんじゃないか。
そんな気持ちにもなってきました。
『いまここ・プロジェクト』
わたしの活動を、インプロバイザー的に表現して、『いまここ・プロジェクト』を始動させたいと思っています。
何をやるかって?
テーマは、「いま、ここで」でしかできないこと。
そしてそれを形に残すこと。残るだけのクオリティをもつこと。残るための発表をすること。
これは、ワタシがわたしを残すための活動です。
ワタシがやりたい創造的なことが、主な活動となる予定です。
主にアートなことです。
おそらく、ビジネスにならないことです。
おそらく、めっちゃ楽しいことになるでしょう。
自分の人生とダンスするような感じです。